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国際協力師たちの部屋

【毎週火曜日・土曜日更新!】国際協力やNPO・NGO、紛争や平和の”リアル”が分かります!このマガジンでは、国際協力に関するテーマの下、プロとして世界の現場で活躍する「国際協力師… もっと読む
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2017年12月の記事一覧

vol.5-4 新米国際協力師、原・延岡の一日のスケジュールは?毎日何をしているの?(延岡)

広報を通じて伝えられる国際協力の活動は、そのほとんどが「きれいな部分」。例えば、難民と笑顔で話している様子や、フィールドで支援物資を運んでいる様子。一般的なイメージとして、僕たちNGOスタッフは、常にフィールドにいるかのように捉えられています。 まさにその通りですよね。わたしもInstagramなんかでカンボジアで撮影した写真を投稿していますが、客観的に見たらとってもきらきらした仕事のように映ります。 世界各地で活躍するテレビ番組で紹介される様子や、人前で講演を行うのも「

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vol.5-3 新米国際協力師、原・延岡の一日のスケジュールは?毎日何をしているの?(原)

国際協力を仕事にしたい人の多くは、願わくば「海外駐在員」になりたいと考えているかと思います。でも、海外駐在員が普段どんなスケジュールで動いているのかって、ほとんどの人は知らないですよね。 プロとして国際協力に携わる方々の生活は、見えていてもほんの一部です。様々な制約もあって、いわゆる「きれいな部分」しか発信できない所に悶々としています。 広報を通じて伝えられる国際協力の活動は、そのほとんどが「きれいな部分」。例えば、難民と笑顔で話している様子や、フィールドで支援物資を運ん

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vol.5-2 新米国際協力師、原・延岡の一日のスケジュールは?毎日何をしているの?(延岡)

皆さん、お久しぶりです! 今回のVol.5からシステムを改め、月額350円のマガジンとして生まれ変わりました! より深い視点で、より上質のコンテンツをお届けできるよう、原さんと交換日記形式でお届けしていくので、お楽しみください! と意気込んでいたものの、再開後いきなり更新が遅れてしまい申し訳ございません。先週から一時帰国をしており、講演や打合せ、人との約束等々で、カンボジアにいる時よりもばたばたしていまして。 今後は毎週火曜日と土曜日に更新ができるよう、しっかりと時間管理

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vol.5-1 新米国際協力師、原・延岡の一日のスケジュールは?毎日何をしているの?(原)

皆さん、マガジンではお久しぶりです! 今年10月から始めた国際協力マガジン「国際協力師たちの部屋」、vol.4の更新からしばらく時間が空きましたが、本日から月額350円の定期購読マガジンとして生まれ変わります! 国際協力に関する持てる限りの知識、そして経験を、購読していただく皆さんとシェアします。日本で一番広く、そして深く国際協力を扱うマガジンを目指します。ご期待ください! --- vol.1〜vol.4では、 vol.1「そもそも国際協力って何?」 …あたりまえのよ

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vol.4-4 「国際協力」とか「世界平和」、誰のためにやってますか?(原)

先日も「途上国で働く」をテーマに、学生約50人に対してキャリア講演をさせていただいたのですが、その時にも 「国際協力の世界は広い。どの国で、どのセクターからアプローチするのかだけでも悩む人も多い。そんな時、原さんは何を自分の軸にして意思決定をしていますか?」 と質問を受けました。それに対する僕の回答は、

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vol.4-3 「国際協力」とか「世界平和」、誰のためにやってますか?(延岡)

自分たちがどっぷり浸かって、本気で向き合っているからこそ、「国際協力」に対する「なぜ」の視点は常に持ち続けていたいものですね。ここがしっかりしていないと活動が、引いては私たちの人生そのものがブレてしまう。 本当に大事なテーマだからこそ、「なぜ国際協力をするのか」に関連する話題は次回以降も出てくることになるでしょうね。 今回の問いは 「国際協力」とか「世界平和」とか言ってるけど、誰のためにやってるんですか? これに対して、原さんは回答する際、言葉を選ぶのに少し悩んだみた

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vol.4-2 「国際協力」とか「世界平和」、誰のためにやってますか?(原)

いよいよ本マガジンも今回のテーマをもってひと区切り。全4回でお届けしてきましたが、すべてに共通することは「なぜ国際協力をするのか」ですね。 延岡さんからもらった問い 「国際協力」とか「世界平和」とか言ってるけど、誰のためにやってるんですか?」 は、「なぜ国際協力をするのか」を考える最後のテーマとして、非常に相応しいと思います。まぁ、なんだかんだで次回作以降でも「なぜ国際協力をするのか」の部分は考えることになりそうですが(笑) 今回の僕の答えをひと言で表すのは難しいです

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vol.4-1 「国際協力」とか「世界平和」、誰のためにやってますか?(延岡)

10月からこのマガジンの運営を始めて、はや1ヶ月。1つのマガジンは4つのテーマで構成されるので、今回のvol.4でひと区切りということになります。 ざっと振り返ってみましょうか。 記憶に新しいvol.3では、国際協力に携わった学生の多くが社会人になった途端に離れていってしまう現状について考えました。特に“仕事としての国際協力”に焦点を当て、「NPO」というものをどう捉えるか、なんて話にもなりましたね。 vol.2では日本の社会問題も引き合いに出しながら、国際協力の必要性

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vol.3-4 なぜ学生時代に国際協力に携わるのに社会人になると辞める人が多いの?(延岡)

「国際協力に従事している人=聖人君子」なんてのは、ほんと“幻想”でしかないですよね。哀しいかな、今の世の中を生きていく上では、私たちだって自分の生活を成り立たせる上で最低限のお金は必要ですし。 原さんが指摘している、日本の国際協力やNPOに携わる人たちの「給与の低さ」に関しては、私も同感です。日本国内と欧米のNGOだと、かなり大きな差がありますよね〜〜。 実際に私も聞いた話ですが、某大手国際NGOなんかだと、ナショナルマネージャー(事業実施国の事務局長)クラスになると月収

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vol.3-3 なぜ学生時代に国際協力に携わるのに社会人になると辞める人が多いの?(原)

めちゃくちゃ勉強になります…さすが「新卒国際協力師」を名乗っているだけありますね!(笑) 延岡さんのTwitterのプロフィールには、「新卒NGO就職という選択肢を」と書いてありますよね。これ、今後国際協力の業界を盛り上げていくには、絶対にあるべき選択肢だと僕も思っています。大学を卒業したばかりの若い元気な人たち(当然僕らも!)が、熱い気持ちを持って国際協力の世界に飛び込んでいける…そんな社会風潮を一緒に作っていきましょう! 「なぜ学生時代に国際協力に携わるのに社会人にな

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vol.3-2 なぜ学生時代に国際協力に携わるのに社会人になると辞める人が多いの?(延岡)

そうですね、vol.2はぜひ“保存版”としていただきましょう(笑)。 さて、今回のテーマも国際協力に携わるすべての方々に考えていただきたいことのひとつです。 SNSなんかを見ていていも、国際協力をテーマに活動をしている学生団体は本当に数多くありますよね。ネパールで学校を建てたり、カンボジアの衛生環境改善に向けて奮闘したり。そんな学生の皆さんに共通している(はずの)想いは「誰かのためになりたい」「誰かを救いたい」「誰かの笑顔をつくりたい」等々、世界にとって間違いなくプラスの

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vol.3-1 なぜ学生時代に国際協力に携わるのに社会人になると辞める人が多いの?(原)

vol.2では、「国際協力の必要性って?なぜ日本の社会問題ではダメなの?」と題し、そもそもなぜ国際協力をする必要があるのか?なぜ日本にも社会問題はたくさんあるのに、わざわざ海を越えてまで遠くの「困っている」人を助けなくてはならないのか?を、非常に深いレベルまで考えました。 特に、学生団体に所属して活動する大学生は、その多くが抱いている問いだと思いますので、ぜひvol.2は”保存版”としてもらい(笑)、自分なりの「国際協力の必要性」や「なぜ日本ではなく海外なのか?」を考えても

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vol.2-4 国際協力の必要性って?なぜ日本の社会問題ではダメなの?(原)

延岡さん、お疲れ様です!(笑) 現場事業って、HPやSNSを通じて伝えられるのは、フィールドに出て活動している様子や、現地の子供たちと一緒に楽しそうにしている様子がほとんどなので、「憧れ」「充実してそう」と多くの方からイメージを持たれますが、その裏ではめちゃくちゃたくさんの"地味な"業務があるんですよねー。 そういう"地味な"業務は、当然HPやSNSにアップされてもリアクションがあまり見込まれない(最近の言葉だと「インスタ映え」しない?笑)ので、活動の「裏」にある大変さは

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vol.2-3 国際協力の必要性って?なぜ日本の社会問題ではダメなの?(延岡)

皆さん、更新が遅れてしまい大変申し訳ございませんでした。カンボジアに来てから、メインで携わっている事業の報告書を作成する時期でして。。報告に必要なデータ自体は揃っていたのですが、中身がうまく整理できておらず。現地人スタッフに任せすぎて、確認を怠っていた私の詰めの甘さが。。 NGOだけに関わらず、バックグラウンドが異なる人達と一緒に仕事をする、プロジェクトを実施する上での面白さや難しさなんかも、これからお伝えしていけると良いかなあなんて思っています。 さて、原さん、ありがと

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