うみねこのなく頃に（舞台）

信用できるフォロワー2名から激烈な推しがあったため、マグさんと見た。ありがとうございます…！

見たことあるはず

はるか昔に推してた配信者がうみねこをやってるのをアーカイブで見ているはずなのに何も覚えていなかった。なんかカノン君って帯刀してませんでしたか？してないから記憶違いなんだろうな…。

終わった後に思い出せる記憶とかは沢山あるので見てることは間違い無いと思う。6人殺害されたシーンはゲームだともっと悲惨に死体の描写がされてて、ぐちゃぐちゃのどろどろで最後まで「あの6人の死体は5人なのでは？」というのが付き纏ってた気がする。だとしてもあの死んだ人たちの中に5人殺せるだけの力がある人がいると思えないというか成人男性が協力しないと難しい感じなんだけどバトラ君ってその辺どう解決するんだろ…。

途中でカノン君が「奇跡とは、限りなく0に近い確率を当てること。魔法とは、その結果もたらされる全て！」みたいなこと言ってたのでこれから気は「できる以上否定できない」路線で2周目以降は推理していくのかなと思うけどそれは魔法サイドの言い分なので本当にどうするんだろう…。

そもそも遺産相続の取り決めの下から「実際にあるかどうかは関係なくあるという前提で動く」みたいな話をずっとしている。黄金があるかどうかは関係ない、利子を1%今すぐくれればそれ以外は不問にする。魔女がいるかどうかは定かではないがお守りによって魔女の輪郭を浮かび上がらせることはできる。いるとかあるとかは関係なく、周りがそのように動けば事実がある。みたいな話なので18人のうちそもそも誰かがいなくてもわからなくないですか？美味しいご飯が出てれば郷田さんっていてもいなくても関係ないし…。

こういう話を昔に見た気もする。本当に覚えてない。でも「違う気がする」みたいな感じを覚えなかったのでめちゃくちゃ忠実な舞台化なんだとおもう。それに最後の最後に「何度でもやり直しましょう！」でタイムリープものなことが明かされるけど、原作通りならエピソード8まであるはずなので年一公演だとしても8年かかる。これをやるぞ！って踏み切った時点ですごい。

あと見たことあったとしてもゲームは立ち絵とテキストなので舞台ならではの演出は本当にすごかった！！

幕の前と後ろ、プロジェクションマッピングでの場面転換と、回る舞台で「ここでチェス盤をひっくり返すぜ！」をやるのミステリーの画面作りで楽しかった。それはそうとマックスで18人いる割に舞台が小さくて定期的にみちっとしている。

ベアトリーチェ

「いる」んだなこの魔女…。いるし、舞台の最後で実態として出てくる演出は鳥肌がたった。

いるかいないかで言えばベアトリーチェより暴力系ヒロインとか女の子の胸を揉みにいく主人公とかの方が令和4年の舞台においていないしまあベアトリーチェくらいはいるか…。

大旦那様が「もう一度君の笑顔を、君の奇跡を」と恋焦がれてる魔女が何のために金を貸与して回収しようとしてるのか本当に何にもわからないまま3時間近い舞台が進行するのに人がバンバン死ぬしその上バトラはそれらしい推理を展開するのでずっとドキドキしてた。ベアトリーチェが実在することは途中から疑いようがないんだけど…でも…というのが2週目にどう影響するのか楽しみ。

バトラの理論的な思考が中盤の両親の言葉を思い出すところで補強される演出がよかった。彼らの子であることの誇りというか背中を支えてもらう質感があって応援できる。もしかして世にも珍しい成長するタイプの探偵なのか？？？

ジョージ兄さん

この人がLGO冒頭の不審者の元ネタなのは知ってた。なんか「運命とは〜」みたいなカットされたセリフをLGOで見た時「うみねこだ！」って思った記憶が鮮明に蘇ったのであってるはず。

「…命令だよ」はなんかときめくしロマンスか？！！？と思うんだけど自己決定の意思が薄い子に「つける指で返事して」っていうのはどうなんだろうな。いいのか、右手の中指とかにつけてたらどうするんだよ君は。

友達の彼氏の話聞いてる気分になる。シャロン〜その人確かにその島から連れ出してくれるけどさ〜次期社長だけどさ〜どうなの？シャロンはいいの？シャロンがいいなら私たちは何も言わないけど…。