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これは、ある夜の僕たち夫婦の会話。「そう言えば彼、すごく元気だったよ。」

子ども達が寝静まり、自分たちがベッドに入るまでのほんのわずかな時間こそが、多くの夫婦にとって、たわいのない話をする唯一の時間。
これは、ある夜の僕たち夫婦の会話。

「そういえば、彼と久しぶりに話したよ」

「今日、Tさんと久しぶりに話したよ。元気そうだった。」

「Tさん?あんたが『自殺しそうだ...』って、心配してた生徒だよね?」

「そうそう、最初に連絡してきた時は本当に『死にそう』だったからね。」

「らしいね。けど、急にどうしたの?」

「スイッチが入ってからのTさんの勢いがすごくて頑張り過ぎだと思っていたから、今度はそっちが心配になってね。」

「自滅してるんじゃないかってこと?」

「そうそう。そっちが心配になって。けど、取り越し苦労だったよ。『この半年、十分頑張ったから。ご褒美で今度、家族で海外旅行に行く計画の方が忙しい』だって。」

「結局、忙しいままじゃん(笑)、けど、よかったね。奥さんともうまくいっていなかったんでしょ?」

「うん、そっちも大丈夫みたい。『やっと、奥さんや子ども達を安心させることが出来た。』って喜んでたよ。」

「それは、何よりだった。あんた、いい仕事したね。私がコーヒー淹れてあげるよ。」

「それは、僭越至極ありがたい限りです(笑)」

Tさんは僕のカウンセリングを受けにきた時は、本当にドン底にいました。

30代半ばで脱サラで事業をはじめたものの、早々に頓挫。

ただ、本来の生真面目な性格と、人柄の良さから「周りにに迷惑をかけてはいけない。」と自分や家族の生活を犠牲にしながら本業・副業、さらにはアルバイトと頑張ったもののなかなか結果は出ず、体調まで崩してしまっていました。

僕のところにきた時の借金総額は約2,000万円、そしてこれは、あとでわかった事だけど、一度は自己破産を決意して法律事務所に相談に行った後でした。

「っと言う訳で...いや、もう、本当に八方塞がりで...生きてても仕方ないかなぁって思ってます。」

「なるほど。確かに、僕も同じような経験をしたので分かりますよ。」

「もはや、辛いって感情も通り過ぎて『無』に近いです。」

「そうですね。やる事はやってみた結果ですからね。」

「そうですね。もう、本当にどうしていいのか...」

多くの人が勘違いしている事だけど、借金を抱えて苦しんでいる人たちは(本人も気づいていない事が多いけど)「何もしていない」訳ではない

必死になって色々と考えたり、やってみたりしたものの、結果を出すことができずに「無力感」で道に迷ってしまっているだけだ。

キチンと自分が進む道に気づきいて、眠らせているパワーを解放するスイッチさえいれてしまえばあっという間に逆転することができる。

Tさんは、まさにこのタイプだった。

「Tさん。まだ、やっていない事がありますよ。Tさんはそれを求めて僕に連絡したんですよね?」

「...実は、実際に何をやるかはハッキリしたことわからないですが、Aが『会ってみろ』っと」

「Aさんらしいですね(笑)。それでは、お時間は大丈夫ですよね?まずは、Tさんの人生を取り戻す事からはじめましょう。」

「僕の人生を取り戻す?」

「そうです。Tさんが本来歩むべき人生を取り戻すんです。さっき『生きててもしょうがない』って言ってましたよね?だったら、そんなTさんは一度死んでもらいましょう!」

「いや...あの...僕には子どもが3人いまして...」

「驚かせてすいません。大丈夫です。本当に殺す訳ではありません。殺すのは『今の本当につまらないTさん』を殺すんです。家を建て替えるには、そこにどれだけ『思い出』がつまっていたとしても、古いボロボロの家を壊さなきゃいけないでしょう?今からやるのはそう作業です。」

「ん〜...なるほど、わかりました。では、お願いします。」

「それでは、これから、いくつか質問をします。この紙に答えを書いてください。」

この短く簡単な講義が終わった後、Tさんは「そう言う事だったんだ。何でこれに気づかなかったんだろう...」っと言いながら別れた。

その後、週に1回程度、メールで、進み具合の報告と僕からの修正をすすめていった結果。

最初の講義からわずか4ヶ月で借金問題は解決。
半年たった今は家族での海外旅行の計画をたてている。

そして、電話の最後に彼はいいました。

「カンサイさん。本当にありがとうございました。僕だけでなく家族の命の恩人です。」

「いや、それは、Tさんがキチンと努力したからだし、奥さんがそれを支えてくれたからですよ。そこはちゃんと自分で褒めてください。」

「そうですね。ありがとうございます。そういえば、最近、変な事を思うんですよ。」

「へぇ〜...それは、どんな事ですか?」

「いや、借金で苦しんで良かったって」

「それは、確かに変な事ですね。僕はそこまで考えられなかった。」

「そうですよね。けど、借金で苦しんだおかげで、カンサイさんと出会って、本当に自分の人生を取り戻す事が出来たと思うんですよ。そうじゃなきゃ、ずっと、何かに不満を言いながら、どうしようもない人生を過ごしてたと思うんですよね。」

「それは、すごい!!師匠超えですね。」

「お〜。これは、大きな成果だ!!」

さぁ、このウソのようなお話をあなたは聞き流しますか?
それとも、あなた自身の話にしますか?

今ならTさんが最初に体験した僕からの質問を無料公開中。

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