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第3回寒波亭1103ゲートボール個人戦結果考察レポート【遊戯王】

第三回寒波亭1103ゲートボール個人戦にお越しいただきありがとうございました!!!
今回も皆様の構築の傾向がかなり面白かったので、考察させていただきたいと思います!

まずは結果とデッキ分布がこちら


1位 カラクリ
2位 
TG代行天使(簡易融合入り)
3位 
六武衆
4位 
TG代行天使
ベスト8
TGアンデ植物
TGガジェット
スキドレラギア
スキドレラギア
(※ デッキ名をクリックするとレシピまで飛べます)

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第一回、第二回と比べて六武衆のシェアが減少
第一回の予選で猛威を奮っていた暗黒界や第二回で好成績を収めたラギア系統がトップシェアを誇り、環境を読み切ることで本気で勝ちに来ている傾向が見受けられます。

決勝トーナメントでは
今回のラギアのスキルドレイン搭載による最大のデメリットであるライオウの不在マイナス1ボードのバックの薄さを上手く突いたTG代行天使、六武衆、カラクリがラギアを制し
残ったTG代行天使や六武衆に有利をとれるカラクリがそのまま優勝したという構図となりました。
優勝したカラクリは8-0全勝優勝記念に解説記事を執筆していただけるとのことなので乞うご期待ください(笑)


さて、決勝トーナメントの整理はここまでにして
今回も運営ならではの視点から考察していきたいと思います!!!



・メイン構築傾向


今回は、構築段階での読みの駆け引きが凄まじく
表面上分かりにくいものの水面下ではかなりハイレベルな構築合戦が行われていた大会でした。

というのも、今大会一番の特徴はこちら

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メイン構築段階で対兎ラギアを意識したカードの採用増加
にあります。

対ラギア有効札として代表的に挙げられるのがスノーマンイーターなどの裏守備で置くことによって戦闘をトリガーとし伏せの介入を許さずにモンスター効果で解決を図る裏の置物系モンスターが代表的です。
今回の皆様のデッキレシピを拝見した結果、この置物系モンスターのメインからの採用率が55%という数値を叩き出していました。
それだけではなく、次元幽閉含む兎ラギア意識の有効札の採用率を見ると脅威の70%

兎ラギア使用者以外の約7割が兎ラギアを徹底的にマークした、というのが今回一番最初に注目した点となります。


では逆に兎ラギア側の視点ではどうでしょうか?

今回兎ラギア使用者5名の構築を見てみると注目すべき点が一点あります。
それは”スキルドレインの採用率”です。

サイドデッキ込みでの採用率は4/5名と80%
うち2名はメインからスキルドレインを採用しており両名とも決勝トーナメントへと進出を果たしました。



なので今回の寒波亭の構図はこの画像のように

画像3

メインから兎ラギアをマークした環境を、メインからそれをさらに対策したスキドレ兎ラギアが蹴散らした。
という構図となり持ち込みの段階から読みあいと駆け引きが発生していて非常に面白い結果となりました。
スキドレ兎ラギアを使用された両名は本当にお見事としか言いようがありません(笑)


・なぜメインから対策をするのか?

今回の結果を踏まえて、一体なぜこうなったのか?
もう少しだけ深堀してみたいと思います。

今回は考えられる点が二つ

まず寒波亭の特徴として
”先攻ドロー有りによる先行有利環境”が挙げられます。

先攻有利ということはマッチ全体を通して考えると
一本目を勝利することで一番大事な三本目に確実に先攻を取ることが可能です。
それ故、一本目に勝利するということが他の1103ゲートボール環境と比べてかなり重要で兎ラギアの一本目の強さは、過去の好成績から見てもしっかりと裏付けられると考えられます。

なので他のデッキ視点で見ると対兎ラギアは
”一本目を落とさないようにする”ことがマッチを有利に勧められるアプローチになっていると考えられ
兎ラギア以外は後攻をとってしまったときの回答をしっかりとメインデッキに用意する傾向になった
というのがまず一つ目の理由になります。


次に考えられるのが
先攻展開成功率です。

これは単純な理由で先攻にカードが一枚増えるので先攻展開成功率は間違いなく上がっていて、それに対し割り切るか割り切らないかという理由です。
当然今回の結果にも表れている通り、割り切らない方が過半数を占めており

構築段階で割り切らないで甘えずに足りない部分をメインからしっかりと補った。

というのが2点目の理由となり

今回の考察レポートの結論として
先攻展開に対して決して割り切らず、マッチを勝利するために各々がメイン段階からしっかりと対策を行った。

ということではないのかな?といった非常に考察しがいのある結果でした。
本当にご参加ありがとうございました!


最後に


今回の考察記事はいかがだったでしょうか?
第三回時点ですでに環境がしっかりと回っていて非常に考察しがいあるゲームだと感じており、次回開催の皆様の考察、読み、駆け引きに期待が高まるばかりです!

さて、そんな次回ですが

第四回寒波亭は今回同様2011年3月制限の個人戦での開催で
2月5日(土)横浜西公会堂第二会議室(横浜駅最寄り)となります!
まだまだ参加枠は空いておりますのでぜひご参加ください!

また
第五回寒波亭は同ルール同会場のチーム戦での開催となります!

こちらもまだまだ参加枠はございますのでぜひご参加ください!


以下宣伝になります。

第一回、二回、三回共にこちらのチャンネルで動画公開しております
興味のある方はぜひご覧ください!



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