4大スピリッツ「ジン」の基礎知識
こんにちは!かのです!
今日は世界4大スピリッツである「ジン」についてです。
ところでいきなりですがなぜ「ジン」と呼ばれているのでしょう? その語源は、ジンに欠かすことのできない「ジュニパーベリー」というボタニカルに由来します。
なぜジュニパーベリーが重要なのかというと、ジンには蒸留させたあとに必ずジュニパーべリーが使われているからです。
これからお酒を飲めるようになるティーンエイジャーの方達はスピリッツをいきなりガブガブ飲まないように注意してくださいね!!
ジンの製造方法
①連続式蒸留機でニュートラルスピリッツ(中性アルコール)を造る
まずスピリッツを作るためにじゃがいもや小麦、トウモロコシなどの穀類のデンプンに水と糖化酵素を加えて糖化させ、そこに酵母菌を加えて発酵させます。
ここまでは他のスピリッツとなんら変わらないです。
②ボタニカルを加えた単式蒸留機で香味づけ
ニュートラルスピリッツにボタニカルで香味づけを行う方法は、主に2通りあります。
■スティーピング方式(浸漬法)
1つは、ニュートラルスピリッツにボタニカルを浸して単式蒸留機(ポットスチル)でゆっくり再蒸溜する伝統的な方法。ロンドン・ドライ・ジンの定番「ビーフィーター」など銘柄によっては再蒸溜する前にスピリッツにボタニカルを24時間近く浸漬するものもあります。
■ヴェイパーインフュージョン方式(バスケット法)
2つめはポットスチル内の上部に「ジン・ヘッド」と呼ばれる籠のようになった円筒(上下は金網)を取り付け、その中にボタニカルを詰めて、スピリッツ蒸気がこの円筒を通過することでフレーバー成分を抽出する方法です。ボタニカルを直接スピリッツに浸すのではなく、気化させた状態で香り付けするため、雑味成分の少ないピュアなジンに仕上がると言われ、「ボンベイ・サファイヤ」はこの製法が採られています。
③水で希釈してボトリング
ボタニカルの香味を纏ったスピリッツは60~70度くらいなので、水で希釈させます。
ジンの香り成分は水よりもアルコールに溶けやすいため、アルコール度数が高ければ高いほど、それだけ溶解している香り成分量も多いということです。また、希釈に使う水の性質も少なからず味わいに影響を与えます。
ジンの主な種類
・ドライジン
天然ボタニカルのみ使用されていて、カクテルのベースによく使われています。
・ジュネバ
単式蒸留機(ポットスチル)で行うことで、穀物の風味を生かすのが特徴です。よくストレートで飲まれます。
・シュタインヘーガー
発酵させたジュニパーベリーを単式蒸留機(ポットスチル)で蒸溜してから、グレーンスピリッツを加え再蒸溜するのが特徴です。
・オールドトムジン
連続式蒸留機で蒸留した後のドライ・ジンに砂糖やサトウキビから造られるスピリッツを加えることで甘みのあるジンに仕上げています。
おすすめのジン
・ボンベイ・サファイア(BOMBAY SAPPHIRE) ロンドン ドライジン
王道!
・ビーフィーター(BEEFEATER) ロンドン ドライジン
度数低くて飲みやすい!
・タンカレー(Tanqueray) ロンドン ドライジン
カクテルのベースに!
・季の美 京都ドライジン
ボトルがおしゃれ!
・サントリー(SUNTORY) ジャパニーズクラフトジン ROKU
日本って感じのジン!
・シップスミス VJOP
愛好家のためのアルコール度数57%!
ひとこと
飲み屋に行ったらひたすらジントニック
意外と苦手な人が多いジン
4大スピリッツは覚えておこう
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