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【フランス子育て】バイリンガル子育てへの道

子どもが産まれた頃、いわゆるママ友コミュニティがほしいなーと思い、現在住んでいるフランスの地方都市の、国際結婚家族のお母さんたちが集まるFacebookグループに入りました。

そこでアメリカ人のあるお母さんが「もうすぐ3歳で学校に通い始める(フランスでは義務教育が3歳から始まります)娘がいるが、英語を100%理解しているのに話さない。フランス語だと2歳にしては十分以上なボキャブラリーがあるのに…。彼女には常に英語で話しかけているが、私がどうせフランス語が分かるからと、自分にとって楽なフランス語で返事をすることにしているみたい。フランスの学校に行き始めたら、もう英語とのバイリンガルに育てるのは無理になってしまうのでは不安。どうしたらいい?」という投稿をしていました。

それに対して多くのコメントが集まっていたのですが、基本的に「英語で話しかけるのを続けて!絶対どこかで英語でも話し始めるから」という回答が多かったです。バイリンガル家族からの体験談も多く集まっていましたが、
1) 場所や状況(家、お出かけ、祖父母が来る、友達の家に行くetc)に関わらず片方の親はマイナー言語(non-French)、もう片方はフランス語と、常に同じ言語で話す
2) パートナー側もマイナー言語を話すのであれば、家庭言語を完全にマイナー言語にする

というのが、みなさん共通した戦略でした。

他に集まっていたアドバイスとしては、
・「ここはフランスだから、フレンチスピーカーが周りにいるときはフランス語で話すべき」という人にはどうするか?→無視!フランスの祖父母の前でマイナー言語を話し続けるのに抵抗があったりするかもしれないが、なぜそうしているか理解してもらえるように説明しよう。子どもがnon-Frenchも喋れるようになるにつれ、理解してくれるはず。
・子どもがフランス語で話しかけてきた時は?→I'm sorry what did you say? I have my English brain on and it's hard to switchなど、マイナー言語で返事をして、子どもに言い換えるように頼む。
・少し言葉を話し始めた頃に、英語を上達させたい場合は英語圏への長めの旅行などできるといいね。

確かに話し始めるのは少し遅かったけれども、6,7歳ぐらいには完全にバイリンガルで、人と状況によって2つの言語をスイッチできるようになったという体験談が多そうでした。

以前、海外で、父母の母語が異なる中で子育てするにあたって、子どもの「母語」確立をどうするべきか悩むという記事を書き、「日本語を使わざるを得ない環境を作る」必要があると結論付けましたが、やっぱり一貫して日本語を家庭内で使っていくのが大事ですね。

(以前書いた記事はこちら)

とかいいつつ、結局パートナーとの会話は英語になってしまっています。せっかくパートナーも日本語を話せるので、子どもの前では一貫して日本語で話すように頑張ろうと思います…!


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