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巫蠱(ふこ)まとめ【小説】

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自作小説「巫蠱(ふこ)」のまとめ。文章も挿絵も小憶良肝油名義を用いている作者によるもので、物語の設定上では登場人物自身が絵と文をかいています。 元ネタと言うほどではないですが意識…
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2023年5月の記事一覧

巫蠱(ふこ)第一巻【小説】

▼序  われわれの住む地とは似て非なる、その世界において、異端視されるふたつの存在があ…

巫蠱(ふこ)第二巻【小説】

▼赤泉院蓍と桃西社鯨歯④  朝。鯨歯(げいは)が目を覚ましたころには、すでに蓍(めどぎ…

巫蠱(ふこ)第三巻【小説】

▼巫女と蠱女④ 「まよいました」 「やっぱりか、おまえ何回ここきたことある?」 「数え…

巫蠱(ふこ)第四巻【小説】

▼宍中十我と赤泉院蓍①  彼女の前進がとまったのは、そのひじが蓍(めどぎ)のおでこに当…

巫蠱(ふこ)第五巻【小説】

▼楼塔流杯と城射辰① 「夜更けにくるとはめずらしい」  流杯(りゅうぱい)のもとに落ち…

巫蠱(ふこ)第六巻【小説】

▼之墓簪③  自分は妹に「姉さん心配してたよ」とうそをついた。  妹たちは姉から大切に思…

巫蠱(ふこ)第七巻【小説】

▼赤泉院蓍と桃西社阿国③ 「くじら姉になにさせたいん」  湖水に浮かんだまま、阿国(あぐに)は蓍(めどぎ)にいぶかしげな視線を向けた。 「皇(すべら)さがし」 「そこにしずんでるってことなん……さすがにあの人でもむりやろ。まさか、おぼれて?」 「いや自分を追い込むのが趣味のあいつだ。皇に死なんて楽はない」 ▼赤泉院蓍と桃西社鯨歯⑪  ……鯨歯(げいは)がふたたび顔を水面にだしたときには、すっかり日がみえなくなっていた。  ずっと息をとめていたはずなのに、呼吸

巫蠱(ふこ)第八巻【小説】

▼巫女と蠱女⑨ 「さてと……そろそろここをはなれましょう。ふたりにはあぶないもの」 「…

巫蠱(ふこ)第九巻【小説】

▼楼塔流杯と桃西社阿国③ 「わたしがもぐれるとこまでは確認したんやけどなんもないんよ」 …

巫蠱(ふこ)第十巻【小説】

▼楼塔皇と流杯①  湖につかって話している巫女(ふじょ)たちを見て、皇(すべら)と流杯…

巫蠱(ふこ)第十一巻【小説】

▼巫女たち⑥ 「まあ脅威と言っても」  ここで岐美(きみ)がくちをひらく。 「のどに刺…

巫蠱(ふこ)第十二巻【小説】

▼之墓簪と刃域服穂① 「服穂(ぶくほ)さん、姉さんみたいにねむれそう?」  簪(かんざ…

巫蠱(ふこ)第十三巻【小説】

▼赤泉院身身乎と桃西社睡眠④  本来、睡眠(すいみん)は筆頭巫女(ひっとうふじょ)の付…