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成長!世界のウイスキー消費量増加が止まらない!

こんにちは!

会食時に「ワイン」を好み、ストーリー性のある好きな1本を持ち込んで語りながら一緒にお酒を飲もうみたいなお金持ち達が、
最近はこれが「ウイスキー」に少しずつ代替されているという感じです。

こんな感覚にはだいたいデータがついてきているはずで、少し調べてみると、やはり世界でのウイスキー消費量は増加しており、今後も更に増加傾向にあるというので、その理由についてメモしておきたいと思います。

ソバーキュリアス (Sober Curious) という、イギリス発祥の言葉で、お酒を飲めるけれどもあえて飲まなかったり、飲酒を控えるライフスタイルが若者の間で増えています。

イギリスだけではなく身の回りでも感じますよね!
にもかかわらず、世界のウイスキー消費量増加が止まらないというのは、面白いですねーー!

1.世界のウイスキー消費量

世界トレンド

全体的な大きなトレンドとしては、世界のウイスキー消費量が増加している、更に増加する見込みである背景には、いくつかの要因が存在していそうです。

  1. ブランディング浸透:世界的に大人気なスコッチやジャパニーズウイスキーをはじめとする高品質なウイスキーが国際的に高評価を受けており、他のお酒にはないその独特な風味とクオリティが注目されています。

  2. 資産価値と富裕層増加:ワインと同様に、ウイスキーは投資商品としての価値も高まり、特にヴィンテージウイスキーが希少性から人気を博しています。

  3. 飲み方の多様化:ハイボールのようなカクテルの普及や健康志向の高まりが、飲み方の多様化を促進し、新たな消費者層を引きつけています。

  4. 旅行増加:観光客による購入や輸出の増加も消費量の拡大に寄与しています。これらの要因が相まって、ウイスキーの需要は今後も増加が期待され、多くの人々にとって新たな味わいを楽しむ絶好の機会となるでしょう。

やっぱインドかぁ

International Wine & Spirit ResearchやScotch Whisky Associationで公開されているデータをのぞいてみると、ウイスキーの消費量が多い国ランキングは、以下表の通りです。

インドでのウイスキー消費量が世界で最も多い理由は、いくつかの要因が絡み合っています。

まず、インドは約14億人の人口を持ち、世界で最も多い人口です。この巨大な人口が、ウイスキー消費量の多さに直接影響しています。さらに、インドの経済成長に伴い、中間層の可処分所得が増加し、アルコール飲料の消費が増加しています。

実は、インドでは国内で生産されるウイスキーが多く、国内市場での消費が非常に高くなっています。過去にイギリス領だった歴史的且つ文化的にもウイスキーが好まれ、特に都市部の若年層や中間層での人気が高まっています。さらに、経済成長に伴い、高品質なウイスキーを求める嗜好の変化も見られます。

これらの要因が相まって、インドは世界最大のウイスキー消費国となっています。

じゃあ、なんでインドのウイスキーって見たことないんだろう。

インドのウイスキーは、主にモラセス(廃糖蜜)を原料としており、これが他国でのウイスキーの定義と異なるため、輸出が制限されることがあるようです。

あ、なんか脱線してきてますね、本題に戻します。

モラセス(廃糖蜜)なんて知りませんでした。。。

2.ウイスキーの魅力を学ぶ

先日、八ヶ岳に山登りに行くも、天気が悪く断念したときに立ち寄った白州のウイスキー工場で多くの学びを得ました。学びをメモしておきます。
リンクの埋込みがなぜかできないのでURLを文字だけで。
https://www.suntory.co.jp/factory/water/

1. 熟成期間
ウイスキーの味をまろやかにするためには、熟成期間が重要です。ウイスキーは樽の中で熟成されることで、アルコールのトゲトゲしさが抑えられ、香りや風味が深まります。一般的に、長い熟成期間があるほど複雑で豊かな味わいになりますが、必ずしも長ければ良いというわけではなく、適切なバランスが重要です。

なかなか新規参入してもいきなり高級ウイスキーは作れなそうです。

2. 樽の選定
ウイスキーの風味に大きな影響を与えるのが、使用する樽の種類です。バーボン樽、シェリー樽、ワイン樽など、異なる種類の樽を使用することで、ウイスキーに独特の風味や香りが加わります。特に、シェリー樽やワイン樽で熟成させると、フルーティーな香りや甘みが増すことがあります。

3. ブレンド技術
異なる熟成期間や樽で熟成された原酒をブレンドすることで、より複雑でバランスの取れた味わいを作り出すことができます。ブレンデッドウイスキーは、シングルモルトウイスキーとは異なり、複数の原酒を混ぜ合わせることで、独自の風味を生み出します。

4. 水の品質
サントリーの白州工場では水の品質を違いのひとつとして案内の方も強調されてました。ウイスキーの製造には大量の水が使用されます。仕込み水の品質がウイスキーの味に直接影響を与えるため、清潔でミネラルバランスの良い水を使用することが重要です。

5. 蒸留方法
蒸留の方法もウイスキーの味に大きな影響を与えます。ポットスチル蒸留と連続式蒸留の違いにより、得られるアルコールの純度や風味が異なります。ポットスチル蒸留は、より風味豊かなウイスキーを作るのに適しており、連続式蒸留は軽やかな味わいのウイスキーを作るのに適しています。

3.受賞ウイスキー

2024年5月30日に「Tokyo Whisky&Spirits Competition」がプレスしたウイスキーの最高金賞受賞一覧は、こんな感じです。

なんかこれだけでも詳しくなった感じがしますが、これを少しずつ飲み進めて味の違いを試してみたいなぁ、と。

日本から攻めるとすると、年数が入っている高価そうなやつは一旦、後回しにして(笑)、イチローズモルト&グレーン ブレンデッドジャパニーズウイスキー2024、あたりから試してみたいと思います。

さてさて、

最近、話によくでるウイスキーの話をぐいっとまとめてみました。

飲料メーカーのたくみなブランディング戦略により、ビールと言えばスカッとさわやかに飲んで、ウイスキーといえば暖炉の前でグラスを傾ける、みたいなイメージありますが(笑)、誰かに植え付けられたイメージで飲むのではなく、

製造工程や水や背景に耳も傾けながら飲んで見るのも、一向かもしれません。

さぁ、飲みますか!

追伸:Sober Curious

2018年に出版した著書『Sober Curious: The Blissful Sleep, Greater Focus, Limitless Presence, and Deep Connection Awaiting Us All on the Other Side of Alcohol』をきっかけにイギリスを中心に広がり始めている言葉で、

「飲めるけど飲まないライフスタイル」

を志向して、睡眠の質や精神的な安定に影響を与えるアルコールから意図的に遠ざかり、健康とウェルネスを重視するライフスタイルです。これはこれですごくよく理解でいます。

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