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『バサラオ』観劇感想(2024/8/18)ネタバレなし&劇場について

2024年劇団☆新感線44周年興行・夏秋公演 いのうえ歌舞伎『バサラオ』、
明治座公演を観てきました。
ネタバレなしの感想と劇場(明治座)についての感想を。

・面白かったー!
またも上演時間が3時間越えか・・・、とため息ついていましたが、いざ見てみたら、テンポ早く進んでいくし、見せ場いっぱいなので飽きずに見れました。
ピカレスクロマンなので、決してめでたしめでたしではないけれど、そこもまたいいなあ。

・オールスターキャストで歌も踊りも殺陣もてんこ盛り。
「ザ・新感線」って感じの作品でした。
新感線劇団員も客演キャストもみんな歌って踊って殺陣ができて、バランスいい感じ。
一幕終わって幕間休憩になったとたん、「ちょ、ちょっとサントラCD買ってくる!!」と物販コーナーに走りました。
買ってよかったー。(聴きながら書いています)

・客層がいつもの新感線と違うような・・・?と同行の友人と囁きあっていたのですが、じゃあどこがどう違うのか?と言われると、なんとも言葉にできない。ふしぎな感じでした。

・劇中で盛り上がる曲が終わったり、役者が客席の中の通路を走って引っ込むときも拍手がぜんぜん起きないので、(反応薄い感じなのかなー)と思っていたのですが、最後、アンコールの拍手の勢いがすごく、最後には客席の大半が立ち上がって拍手するほどでした。

・そしてアンコールが4回あった。
3回目が終わった後には帰り出してる人もけっこういたのですが、割とすぐ4回目の幕が開き、キャスト揃ってる状態だったので、幕の後ろでそのまま待っててくれたのかもしれない・・・。
あとで友人が「今日は公演1回だけだから、あんなに出てきてくれたのかもしれませんね」と言ってて、確かにそうかも!と思いました。
2回公演の日だったら(もう休ませてくれよー)ってなるかも(笑)

・X(Twitter)などで「二幕で扇子を振るシーンがあります」とお知らせがありましたが、どこで振ればいいのか、いまいちわかりにくかった。
舞台脇の電光掲示板に「いま、ここが扇子タイム!!」って文字を出してほしい。
劇中で役者さんたちが「扇子を振って盛り上げるといい」「ただし後ろの人の邪魔にならないように」と客席に語りかけてくるのですが、おっ、じゃあこのあとか!と身構えていても、それらしきシーンがなかなかこない。
あんまりにも時間が空くので扇子をもてあまし、うっかりバッグにしまっちゃったりして、(え、ここなの!?)という時にすぐ取り出せずバタバタしてしまったり(苦笑)

・明治座、以前1回行ったことがあるはずなのですが、30年前(わー!!)くらいなので前回の記憶はまったくなく、ほぼ初めての劇場状態。
「商業演劇の殿堂」というイメージだったのですが、思ったよりこじんまりしていて見やすかったです。
1階の後ろから数えた方が早い席でしたが、舞台見やすかったし、そんなに遠い感じはしなかった。
ただ、前後の席と席の間隔が狭いので(それでこじんまり感があるのだと思う)、大柄な男性とかだと窮屈かもしれない。

・しかし、なんと座席にエアウィーヴの薄い座布団…というか、背中部分もあるシートが追加(上に1枚乗っけてある)されていました!
椅子自体は交換せずに快適性を増すというアイデア。なるほどー!!

・ちなみにロビーには「明治座ガチャ」というでっかいガチャ機械があったんですが、その1等賞はこの「明治座エアウィーヴ」でした。
ということは特注なのか?
薄くてたためるので、旅行時に持ち歩いて新幹線とか夜行バスの座席に追加するとかありかもしれない・・・。
(8/24追記・生協のカタログ見てたら「座 クッション」として載ってました!一般販売してる商品なんですね。


でも明治座のものは「明治座」ってちゃんと名前に入ってるので、更に何か違うのかも?)

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