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私のルーツは誰?沖縄の港川原人と縄文人の祖先は一緒だった

私の両親の出身地、沖縄の宮古島の「南嶺の長墓遺跡」の4000年前の人骨のDNAを調査した結果、100%縄文人だったことが分かりました。

また沖縄本島の嘉手納町の縄文遺跡「野国貝塚」から7000年前にブタを飼育していたことが、野生のブタでは稀な10才以上のブタの骨が複数出土したことから判明

豚肉はソーキそばなど、沖縄の料理でよく使われる食材ですが、7000年前から豚肉を食べていたんですね。


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縄文時代は本来、狩猟採取の時代でしたが沖縄では飼育するということも行われていたとは、おそらく狭い地域なので野生の動物が少なく食材を安定させる為だったのでしょうか?

しかし、関東、東北地方に遺跡が集中している16000年前から1万年以上続いた縄文時代ですが、どうやって沖縄や宮古島まで海を渡って行ったのか不思議です。

今日は縄文展を見に江戸博物館まで行ってきましたが、東京だけでも3800の遺跡があり伊豆諸島まで点在しているそうです。海を渡る技術があったんですね。

当時の舟が展示されていました。


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この舟、沖縄の海人(うみんちゅ)といわれる漁師が、 今でも使っている「サバニ」という舟とそっくりでした。この舟で人力で海を渡ったとは信じられませんが、人間が月まで行く時代ですから、縄文時代にも海洋技術があったのかもしれません。謎ですが、、、


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縄文人はアジア系のDNAとは一致していませんので、縄文時代を起源とすれば日本人の祖先は縄文人だったと言うことになるます。

ところが、沖縄本島では2万年前の旧石器時代の港川原人が発見されています。この港川原人のDNAは沖縄の縄文人のDNAとは一致していないんですよね。

港川人と縄文人は共通の同じ祖先から生まれ、そして枝分かれし、港川人の方は子孫を残せず途絶えてしまい、縄文人が生存していった、というのが有力な説です。

それでは、その祖先とは一体誰なのか?

筑波大学の遺伝子学の研究をしている村上和雄名誉教授は、地球上に存在する約200万種の遺伝子はたった4つの塩基からできていて、微生物なども含めてすべての生物は遺伝子レベルでは「みな同じ親」から生まれたと言っています。


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一体その親とはどんな存在なのでしょうか?

想像するのも面白い謎ですね。






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