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文系でも「AIプログラミング」を学ぶべき理由とは?

こんにちは、編集部のショージです!
今回は僕の担当書籍『文系でもプログラミング副業で月10万円稼ぐ!』と『文系でも転職・副業で稼げるAIプログラミングが最速で学べる!』の著者である日比野新先生が本書について、記事を書いてくださいました。プログラミングに興味のある方はぜひご一読ください!

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はじめまして、かんき出版さんから『文系でもプログラミング副業で月10万円稼ぐ!』と『文系でも転職・副業で稼げるAIプログラミングが最速で学べる!』を出版した日比野新です。

普段はエンジニア歴30年の経験を生かし、プログラミングレッスンのインストラクターやビジネスアプリケーションの設計・相談、デジタルマーケティングや売上を上げる企画のアドバイスなどを行っています。

今回は、ビジネスパーソンに不可欠なスキルと言われている「AI」や「プログラミング」を学ぶべき理由についてお伝えします。

高校生とその保護者も不安を抱くAIによる仕事減少

「AIはこれからの将来に影響すると思いますか?」

この質問の調査結果が2020年2月27日の読売新聞に掲載されていました。調査を実施したのはリクルートマーケティングパートナーズと全国高校PTA連合会。

高校生の回答の半分以上が「影響がある」と答えています。また保護者の回答の半分以上も「影響がある」と答えています。

また、こんな質問の結果も一緒に掲載されていました。

「AI時代に必要な力とは」

高校生からは「クリエイティブな力」と「AIを利用する力」という回答。保護者からは「新しい価値や仕事を創造する力」「正しい情報を入手し、自ら判断する力」という回答が得られていました。

この回答でおもしろいのは、高校生の方が現実的で具体性があり、保護者のほうがAIに対する危機感が薄く曖昧な印象を持っている印象を受けました。

また、高校生と保護者の半数近い人が「AIの時代になり、職に就くことができるか不安」という回答もされているようです。

AI時代の危機感

こちらも2020年4月5日の読売新聞に掲載されていたデータですが、日本と日本以外の11カ国で、「テクノロジーへの理解を深め、活用するために新しいスキルの習得をしているか」という問いに対して「している」と回答した結果が次のように出ています。

・日本以外の11カ国平均:85%
・日本:29%

この結果に対して、コンサルティング会社の方は次のようにコメントしていました。

「日本は組織に依存する傾向が強く、誰かが何とかしてくれると考えている人が多いのではないか?」

まだまだ日本の大人社会では、AIに対する危機感が薄いということのようです。

従来のままで安心できますか?

このような調査結果を見てみると、AIという存在に「仕事がなくなりそうなので怖いな」と考えている一方で、「まぁ、まだまだ大丈夫かもしれない」と危機感が薄いまま暮らしている、そんな大人が多いのかもしれないと感じます。

でも、このような従来と同じ考え方でこれから先も大丈夫なのでしょうか?
2020年版「ものづくり白書」の閣議決定にて、政府は

「ITやAIを活用した柔軟な生産体制への移行」

を訴えています。これは新型ウイルスの影響によって、主たる産業の弱点が表面化し、これからの時代には大きな変革が求められていることが浮き彫りになったためでしょう。

ということは、遅かれ早かれ大手企業から順に仕事の効率化や品質向上のためにAIの導入が盛んになり、徐々に中小企業でも使わないといけない状態になってくるはずです。

でも、今のままだと「中小企業でもAIを導入して使えるようにしましょう」といわれても困った状態になることは目に見えています。

そもそもAIを使える人材(特に大人)ってそんなにいません。
AIを作れる人材も多くはありませんが、実際に現場でAIを選んだり、AIの理屈をわかって活用できたりする人も多くはありません。

反対にAIが導入されたことで、仕事を失う人は一定数いるはずですが……。

そして、新型ウイルスの影響により、勤め先での方針が良くなかったため「転職したいな」という気持ちになった人もいると思います。じわじわと影響が出てきて「人員整理」が現実味を帯びている方もいらっしゃると思います。派遣の方で期間中なのに切られたという人もいるでしょう(ちなみに私はサラリーマン時代、リーマンショックで切られた経験があります)。

このような状況を考えると、今の会社に残るにしても、転職をするにしても、派遣を続けるにしても「選ばれやすいスキル」を身につけておくことがこれまで以上に、大切なポイントになってくることは間違いありません。

そこであなたに考えてもらいたいのが、次の質問です。

「AIを使える人」と「AIで仕事を失う人」

あなたはどちらの人になりたいでしょうか?

AIへの危機感が薄い日本で、今のうちにAIを使える人になるべく、簡単なことからスキルアップしておきたいと思ったことはありませんか?

「仕事がなくなるかも」という不安や、「誰かが何とかしてくれる」という組織に依存する考えで乗り切ろうとするよりも、自分自身に新しい価値を追加する方が安心できる暮らしにつながります。

では、「AIを使える人」になるにはどうすればいいのかというと、まずは難しい理論や数式を覚えようとするよりも、

「どんなことが出来て、どんなふうにすれば動くのか」

を体験から理解してもらうのが一番だと私は考えています。特にプログラミングや数式への親しみが薄い方には、「まずはやってみる」ことがおすすめです。

「AIを使える人」は「AIを作る人」とは違います。必要なのは世界中の天才が作ったAIの機能を、どのように組み合わせて使うかです。

AI体験におすすめなのがコレ!

「AIを使える人」を目指すなら、簡単なプログラミングを通して実体験するのが一番。

ということで今話題の「Python」を使って学習すれば、プログラミングの基礎的なことや考え方、AIだけではなく機械学習の体験も一緒に出来ます。

そして、こういった経験を積むことで、システム担当者やITベンダーとの打ち合わせでも「要点」が見つけやすく、また伝えやすくなります。

これからのビジネスパーソンに不可欠なスキルと言われている「プログラミング思考」も同時に手に入るのですから、長期の休暇や連休に少し時間をとって体験しても損はありません。

特に今年は新型ウイルスの影響で外出が難しくなっていますから、こういう時こそ自宅で自分磨きをすれば将来にも役立てられます。

「新型ウイルスで仕事がなくなるかも」
「デジタルの導入で仕事がなくなるかも」
「今のままじゃ転職は難しいかも」
「転職サイトに登録しても紹介がないので不安」
「就職活動でプラスになるスキルが見つからない」

このようなことをいくら悩んでも、悩んでいるだけでは何も解決しません。不安や心配の解決には「行動する」しか方法はありません。

将来のことを見据えて、「本を買う」「ネットで覚える」など簡単にできることから一歩を踏み出して体験してみてはいかがでしょうか。

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