羽後町 冬、しごと~い本番!

羽後町、二回目の訪問。前回準備をした、”しごと~い”っちゅう子供向けの仕事体験イベントの本番が今回のメイン。
僕らは金曜日に到着して、土曜日にしごと~い、日曜日はお土産を買ったり、羽後町を離れる準備。
とりあえずお昼過ぎに伊丹を発つ便にのって、秋田空港に向かいました。

飛行機は遅れることもなく、プロペラの飛行機にも慣れて、無事秋田空港に到着。
約2ヶ月ぶりになる秋田、関西チームのみんな、そして羽後町の皆さんと再び顔を合わせると、なんだか懐かしく感じた。これはただの旅行じゃなかなか得られない感覚なんとちゃうかなぁ。

バスで羽後町に近付いてくると、2・3日前に降った雪がけっこう残っていて、雪を見慣れない大阪人はついつい反応(笑) 秋田の人からしたらほんとこれっぽっちもないらしいんやけど、ついつい写真を撮ってしまう。

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(ちなみに僕らの訪れた約1週間後、秋田県の南部では記録的な大雪が降って、羽後町には80cm近く積もったらしい…)

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秋田空港からバスに揺られること1時間ちょっと、2ヶ月ぶりの 羽後町地域活性化センターに到着。阿部さん相変わらず綺麗(後半写ってるから探してみ!)。
とりあえず明日のお昼にはイベントが始まってしまうので、各自ブースの準備に取り掛かりました。

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18時頃には作業が一段落して、地元の居酒屋 舞兵巣(まいぺーす)さんで決起集会。明日の成功を祈りつつ、今は秋田の美味しいお酒とご飯に集中。
20時頃には、今回宿泊させていただく『阿専 asen』さんに移動、2次会スタート! 阿専は農家民宿とカフェの施設で、歴史ある建物に宿泊体験ができる。阿部さんという男性が管理していらっしゃって、2次会にも参加してくれました。


二日目朝は、7時起床。阿部さんお手製のクレープガレット(そば粉のクレープ)でお洒落な朝食。
昨晩の2次会は軽めだったので、みんな爽やか笑顔で地域活性化センターに出発!
一番右で四股を踏んでるのが阿部さん。

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ブースの最終調整をしながら、早めの昼食に。
昼食スペースに向かう道すがらエントランスに目をやると、開場30分前なのに既に子供の列が!

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お昼になるころにはイベントがスタート。今回のしごと~いには、銀行や警察署、消防署(消防車が来てた!)、パティシエ、プログラミングなど、いろんなブースが登場。

僕はストップウォッチ道場っていうブースを作った。決められた秒数を頭の中で数えるゲーム。ぴったりゲームみたいなやつやね。
初めて会った子どもたちもすっかり親しんでくれて、特に男の子に人気なブースやった。

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神社みたいなブースもあって、お祈りしてあげたり、おみくじをやってるところも。

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15時ごろにはしごと~いも終了、たくさんの子どもたちと触れ合ってなかなか疲れた(笑)
でもキッザニアみたいな感じで、今羽後にある仕事や、これから作っていきたい仕事など、一緒に考える時間てのは大切やと思った。


撤収も終わって、羽後町の道の駅に集まると、ボランティア交流会。
今日のブースで出店していたボランティアの方との懇親会みたいなやつ。
たまたま隣りに座った若いお兄さんは警察官のかたで、なんとぴちぴちの20歳。話を聞いていると、今年の6月に大阪で開催されたG20の警備で大阪に来ていたらしい。そんなんで盛り上がって、飛び入りで打上会に参加してもらった。

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自分は普段子どもと関わる仕事がほとんどないので、結構緊張したり、普段考えないことを考えたり、すごくいい刺激やった。


阿専に戻ると、阿部さんに星が綺麗だと教えてもらい、寒空の下外へ。

深い紺色の透き通るような空、散りばめられた星、大阪で見る夜空との違いにびっくりすると同時に、初めて見る星の数に圧倒された。
じーっと目を凝らしていると、流れ星まで!
しかし流石に11月の秋田、みるみるうちに身体が冷えて、あんまり長くはおられへんかった。


三日目、7時に起きて、今日は和食。
なんと2種類のお米を用意していただいて、贅沢な食べ比べ。ほかほか炊きたて、湯気の上がるごはんに箸が進む…
米の収穫からまだ1,2ヶ月、絶品あきたこまちをいただきました。

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10時頃、羽後町中心部にある西馬音内盆踊り会館へ。
前回訪れたときには見れなかった、日本三題盆踊りにも数えられる西馬音内(にしもない)盆踊り。今回は、地元の皆さんの手ほどきを受けながら教えてもらえるとのこと!

踊り手さん数名と、お囃子の方まで来ていただいて、笛から太鼓からフルセット。ありがたい。

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教えてくださったのは、西馬音内盆踊り界のレジェンドのお母さん。お母さんがかなりのスパルタで、汗が滲ませる僕らを休ませてくれない(笑) 西馬音内盆踊りに対するお母さんの熱意がひしひし伝わってくる1時間。
羽後の特徴的な衣装である黒衣みたいな顔かぶりをかぶせてもらった。

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ちなみに西馬音内盆踊り。21時をすぎると子供はお家に帰らせて、そこからは大人の時間。僕らにはあんまり訛りがきつくて難しいけど、音頭の歌詞をド下ねたに替え歌して歌うらしい。やっぱり郷土文化は奥が深い。


西馬音内盆踊り会館のすぐ近くにあるのは、羽後麦酒というクラフトビールの醸造所。
最近日本でも活発な、いわゆるマイクロブリュワリーの一つ。
ここでは日本酒の酵母を使って麦芽を発酵させたり、地域の果物の果汁を使ったビールを販売してて、東北では結構ファンが多いらしい。

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あとは、UGOHUB。コワーキングスペースと、シェアハウスの機能を持ったお家。
ここは、村岡さんという方が、東京やタイでコワーキングスペースを運営する人と連携を取りながら準備をしていて、秋田犬のSUNくんも滞在中。

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最後は道の駅に集合、軽くお昼を食べて、秋田空港にむかう大型タクシーに乗り込んだ。
前回の最後と同様、車窓には、お見送りで手を振るみんなの姿。

空港に着き、いよいよ出発の時間がくると、すでに羽後での時間が恋しくなっていたのでした。

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