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「今から一番面白いフェーズに入る」──1号社員から見た、カンカクの“これまで”と“これから”

グッドイートカンパニー ✕ カンカク

テクノロジーとクリエイティブの力で、新しいライフスタイルを創り出す──このミッションのもと、カンカクは完全キャッシュレスカフェ「KITASANDO COFFEE」「TAILORED CAFE」やスペシャルティコーヒーのサブスクリプション「TAILORED CAFE online store」、夜パフェのブランド「parfait✕parfait」、クラフトジンのブランド「HOLON」などを展開しています。

また、昨年からカフェ・カンパニーが立ち上げ、NTTドコモが出資する形で始動した「グッドイートカンパニー」のプロダクト企画・開発にも参画。自社開発のサービス以外にも、食のコミュニティ型EC「GOOD EAT CLUB」の企画・開発にも関わっています。

2019年8月に完全キャッシュレスカフェ「KITASANDO COFFEE」を東京・北参道にオープンしてから約2年半。これまでのカンカクの歩み、成長を語る上で欠かせない人物が“1号社員”として入社した、取締役の衣川憲治(@k_kinukawa)です。

もともと、IT企業でキャリアを積み、ヤフー時代にはカンカク代表の松本龍祐(@Ryo_mats)とは「上司と部下」の関係にあった衣川。なぜ、カンカクへの入社を決めたのでしょうか。

iPhoneの登場で「インターネットの面白さ」を知る

大学を卒業後、衣川が入社したのはバンダイ。「モノをつくることへのこだわりが強かった」という衣川は、主にロボットの研究開発に取り組みます。また、2009年にはIPA未踏IT人材発掘・育成事業に採択され、そこではIoTのプロジェクトに携わることに──。

「バンダイやIPA未踏IT人材発掘・育成事業では主に回路設計や組み込みソフトウェアなどに取り組んでいた」と振り返る衣川がインターネット業界に興味を持ったきっかけは“iPhoneの登場”でした。「すごく衝撃的だった」と言い、さらにこう続けます。

「最初はIPA未踏IT人材発掘・育成事業でIoTのプロジェクトを手がけていたときに、『インターネットって面白いな』と感じました。頭の中がインターネットにシフトしているところでiPhoneを使い始めたんです。当時の私にとって、iPhoneは衝撃的でした。iOSアプリ開発用のSDK(ソフトウエア開発キット)を提供しており、それを使えば誰もがiOSアプリを開発することができたんです。実際、私もいくつかiOSアプリを開発してみました」(衣川)

自分が開発したアプリが審査を通過すれば、App Storeに公開される。そこに楽しさを感じた衣川は、iOSアプリの開発を続けていきます。そんなタイミングで、ミクシィがSNS「mixi」のiOSアプリの改修に取り組んでいたこともあり、衣川はミクシィに入社します。

ミクシィではSNSのiOSアプリ(iPhon/iPad)開発のほか、新規事業の開発などに携わり、現場で手を動かす側のエンジニアとして、キャリアを積んでいきます。

その後、自身の事業売却後に松本も在籍していたヤフーに入社。松本が率いていた、新規のアプリや新規事業の立案、アプリ全般の改善や開発プロセスの作成などを手がけるアプリ開発室に所属し、ウェブサービスやIoT機器などを連携するスマートフォンアプリ「myThings」の開発を手がけます。そこで衣川は“上司と部下”という関係性で松本と一緒に働くことになったのです。

起業することで深まった「No.2」としての自覚

そんなミクシィ、ヤフーでの経験をもとに、衣川は起業することを決めます。2015年にSubotを設立。人事業務の効率化サービスの開発に取り組んでいきます。

「起業当初、チャットボットが盛り上がっていたこともあり、チャットボットを活用した業務効率化のサービスを開発していたのですが、うまくいきませんでした。そこで事業をピボットし、人事業務の効率化サービスの開発に取り組むことにしました」(衣川)

今でこそ、人事業務の効率化サービスはいくつも立ち上がっており、盛り上がりを見せていますが、当時衣川を待ち受けていたのは、想像以上に厳しい現実でした。

「ちょうど、タレントマネジメントシステムを手がける競合が多数立ち上がった時期でもあり、大型の資金調達をして採用活動を強化し、事業成長を続けている会社もありました。私たちも、ともに課題解決に取り組める導入企業との出会いに恵まれて、サービスの作り込みを進めていたのですが、資金面と営業・組織面の両方でその差を埋めることに苦戦しました」

「自分自身でもコードを書きながらプロダクト改善を進めていたのですが、その傍らで進めていた資金調達が全くうまくいきませんでした。数多くの投資家にあたったのですが、自社の強みを理解してもらえなかったり競合優位性を見せることができなかったり、驚くほどうまくいきませんでした」

「次第に選択肢がどんどん絞られていき、追い詰められるような形となりました。今振り返ると良い経験だったと思えるのですが、正直当時は心身ともにかなりしんどい日々でしたね」(衣川)

そうした出来事を経て、衣川は「このままだと再起不能な状態になってしまう」と判断し、会社を畳むことを決断。Subotの取引先でもあった、メルカリに入社します。

メルカリでは社内向けのサービスを開発する「Corporate Solutions Engineering」チームのエンジニア、エンジニアリングマネージャー(EM)を経験します。その過程で、衣川の中に“とある思い”が芽生えます。それが「代表を支える存在になる」というものでした。

「起業してから、VCや起業家などの周囲の方々から『衣川さんは代表というよりも、代表を横で支えるような役割の方が向いていると思う』と言われることが多かったんです。当時はあまりピンと来てなかったのですが、結果的には自分でもそう感じるようになりました」

「技術的なバックグランドを持ちながら、会社の代表を経験したことがある。それでいて、何でもやるマインドでいることに自分の強みを感じていたこともあり、次は『この人を全力で支えよう』と思える人のところで働こうと思っていました」(衣川)

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“その人”が衣川にとって、松本だったのです。松本がメルカリのスマホ決済サービス「メルペイ」の取締役CPO(最高プロダクト責任者)を退任することを耳にし、衣川は退任した後は具体的にどんなことをやるのか、を聞きに行くことにしました。

「松本から『テクノロジーを活用して、イケてるカフェを作りたい』というような話を聞いたとき、シンプルに『これは面白そうだな』と感じたんです」(衣川)

2019年9月に“1号社員”としてカンカクに入社。エンジニアとして、アプリのバックエンド開発やAWSを用いたインフラ構築、データ分析に加えて、実店舗のネットワーク構築など、物理的な店舗インフラ構築などを手がけていきます。その後エンジニアリングマネージャー、GOOD EAT CLUB 開発プロジェクトマネージャーを経て、2021年10月に取締役に就任しています。

自分が生活する「リアルな世界」にも影響を与えられる楽しさ

今でこそモバイルオーダーやピックアップなどの仕組みは浸透しつつありますが、カンカクが立ち上がった当時、飲食店のデジタル化に取り組んでいるところは、まだあまり多くありませんでした。そのため「どうやったらいいのか、みんなで話し合いながら試行錯誤を繰り返しましたが、それがすごく面白かった」と衣川は振り返ります。

「開発するサービスのインターフェースがスマホやPC、ディスプレイにとどまらず、実店舗にまで広がっている。ソフトウェアプロダクトとしてのUI/UXだけでなく、店舗のUI/UXにもエンジニア視点から関われるのが面白いんです。また、自分が手がけたサービスが誰かの生活の一部になっている。インターネットの世界だけではなく、自分たちが生活するリアルな世界にも影響を与えられるのは、カンカクならではの楽しさだと思います」(衣川)

店舗数を増やし、日常のなかで飲みたいと思ったときにいつでもスペシャルティコーヒーが楽しめる街を実現する──そんな理想を描きながら、スタートを切ったカンカク。店舗展開がいよいよ本格化しつつあった頃、コロナ禍で計画変更を余儀なくされます。

「当初は都内のオフィス街を中心にカフェを多店舗展開し、そこを軸に(コーヒー豆やパフェなど)自社ブランドの商品を販売していく。なるべく広告コストをかけず、新規でブランドを立ち上げ、オンラインとオフラインの両方で販売していく仕組みを構築する予定でしたが、コロナ禍の影響もあり人々の働き方とライフスタイル、そして街のあり方が徐々に変化するのが見込まれたことから、私たちの計画もこれからの時代に合わせる形で変更することを早期に決めました」(衣川)

そこで新たな選択肢のひとつとなったのが、大手企業と組む形での新規店舗展開です。設立当初から完全キャッシュレス化したカフェの企画・運営に取り組んできた実績とノウハウが強みとなり、街づくりを中長期的に見据えた施設計画の準備段階から、そのパートナーとしてカンカクに声がかかる機会が増えていきました。

そうした流れのなかで、2021年9月に西武渋谷店のメディア型OMOストア「CHOOSEBASE SHIBUYA」内に『TAILORED CAFE SHIBUYA』をオープンし、2022年1月には下北沢駅前の複合施設『(tefu) lounge 』に『(tefu) lounge by KITASANDO COFFEE』をオープンする運びとなりました。

「(tefu) lounge by KITASANDO COFFEEでは、カンカクとして初となるラウンジ形態に挑戦しています。空席状況を踏まえたスペース予約ができるラウンジ機能を『COFFEE App』上で新たに提供し、座席予約からドリンクやフードの事前注文・決済までをアプリ上で実現しています。オープンしてまだ間もないですが良い反応をいただいていますし、CHOOSEBASE SHIBUYAも利用者が増えてきていて、手応えを感じています」(衣川)

これから一番面白いフェーズに入っていく

コロナ禍を経て、今後のカンカクについて「これからが一番面白いフェーズに入っていく」と語る衣川。そのカギとなっているのが、『GOOD EAT CLUB』です。

カンカクはグッドイートカンパニーが提供する食のコミュニティ型EC「GOOD EAT CLUB」の企画・開発も手がけており、衣川は「それが今後面白くなっていく」と語ります。

「GOOD EAT CLUBは今後、グルメECのナンバーワンのポジションを獲りに行くために大きな勝負を本格的に仕掛けていきます。もともとカンカクでやろうとしていたことに、より大きな規模かつさまざまな切り口から取り組める。今が一番面白いフェーズだと思います」(衣川)

この2年半で開発チームの体制も整い、より大きな勝負を仕掛けていける土壌ができあがりつつあります。「開発するサービスのハードルは高いですが、だからこそやりがいがありますし、それを実現できるだけの開発スキルとチーム体制が今のカンカクにはあります」と衣川は語ります。

「物事の80%をロジカルに考えながら、残りの20%を自分の感覚を大事にして、自発的に動ける人はカンカクで間違いなく活躍できると思います。テクノロジーとクリエイティブの力で、新しいライフスタイルを創り出す挑戦は、ここから本格的に始まっていきます。カンカクという船に興味を持った人はぜひ飛び込んできてください」(衣川)

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Building the next Ordinary. “テクノロジーとクリエイティブの力で、新しいライフスタイルを創り出す” というミッション実現のため、オンラインとオフラインをつなぐ事業を展開しています。