「恋愛依存」「ゲーム依存」依存を克服する2本の柱を考えた話。

唐突だが、これまで僕の人生と縁の深い、2つの依存についての克服のためのアイデアを語ろう。

僕の経験によれば、依存の克服には2つの柱がある。

まずは、僕自身の「恋愛依存」についての克服話をする。

僕は恋愛依存を主にカウンセリングの学習で克服したと思っている。
このカウンセリング学習を端的に言うと、”たった独りの人間になるための学習”だ。
それは、主に特殊な傾聴を主体としたコミュニケーション術の学習のなかで、自己開示と、自己発見を繰り返していくこと。
そのプロセスの中で、自他の区別がよりはっきりし、自分を大事にできるようになり、他人も尊重したくなる。
そうやって、社会でより活躍しやすくなるような身体に、自然になっていくような、そんな学習だ。
まぁ、これは、なかなか説明したり、おすすめするのが難しい感じがする。
なにせ、縁が熟さなければ、誰しもこのような学習に出会って、深まっていくことはなさそうだからだ。

もう少し、具体的に僕の恋愛依存の話をしてみる。

僕の恋愛依存のピークは、中、高、大の学生時代全般だ。
思春期に入ってすぐ、初恋の失敗から、カウンセリング学習に出会うまでの期間、ずっとだったということだ。
僕の恋愛は、逆エンパスよろしく、ACよろしく、常に自分の失った片割を探している、”飢え”とも言えるような激しいエネルギーを伴っていた。
子供のころ満ちていたものが、今は欠損している。
それを埋めてくれるのが恋愛相手である。
そう信じて疑わなかった。
恋愛こそ、唯一、理にかなった、失った自分の半分を埋める術だと信じ込んでいた。
ほとんど無意識だったといえば、そんな気もするが。

もうひとつ。
僕は1人でいることがとてもこわかった。
1人でいることはいけないことだと思っていた。
「あいつは1人ぼっちだ」と、他人に思われることが何よりもこわかった。
だから、当時の僕は、誰かといると疲れるのに、誰かといなければ安心してはならないという心理状態にあった。
恋人は自分の片割だから一緒にいても疲れないし、ずっと一緒にいられるはず。
そして1人ぼっちじゃなくなる。1人ぼっちだと他人から思われなくなる。
意識的にか無意識的にか、そんな思考回路で、強迫的に恋人を欲しがっていたし、やっと恋人ができたとしても、理不尽で強烈で情緒的な要求を繰り返してしまい、破綻してばかりだった。

しかし、あるとき、そんな心理が根っこからガラッと変わってしまったのだ。
カウンセリングの学習に出会い、今もお世話になっているカウンセリングの先生に出会い、僕はとにかく他人の目を気にすることがすこぶる減った。それは、先生の優しくて厳しいまなざしが、僕に強烈にインストールされたからだと思う。

「人間はたった独りなんだよ。」

先生の言葉や態度は、それまで僕が身につけてきた常識的な価値観や、他人の目から僕を思い切り解放してくれたんだ。
お陰で僕は、安心して1人になることができるようになった。
だって、たとえ誰かと一緒にいたって独りであることは変わらないんだから。

恋愛依存克服と言っても、僕は決して恋愛が得意になったわけじゃない。
単純に恋愛をしていなくても大丈夫になっただけだ。
つまり、1人でいても、人目を気にせず落ち着けるようになったということだ。

それは実は、僕が”恋愛と呼んでいたものを断てるようになった”ということなんだ。

さぁ、依存克服のための1本目の柱は「断つ」ということである。

今だってひとたびハートに火がつけば、相手を自分の一部のようにしたくてしたくてたまらなくなる。
同化と拒絶を繰り返し、脳が真っ黒に焦げるような苦しみに襲われる。
あの衝動をコントロールするなんて、人間技じゃないと思うぐらいだよ。

そもそも、依存というのは、その対象と丁度良い関係をコントロールすることが出来ないという状態のことだ。

つまり、自分がその対象に依存していることを自覚できたのなら、いつかはそれとお別れしなくちゃならないということなのだ。

僕が恋愛だと思っていたものを他の人は恋愛とは呼んでいなかった。

僕が恋愛と呼んでいたものは、他の人が上手くやれているものとは別の何かであり、いつか諦めなくてはならない何かであったのだ。

カウンセリングの学習は、先生は、それを僕に気づかせてくれ、僕が恋愛だと思い込んでいた何かを”断つ”勇気をくれた。

繰り返すが、依存克服のための一本目の柱は「断つ」ということだ。
依存していることを自覚できてしまったのなら、そしてそれを克服したいと思えてしまったのなら、いつかはその対象とお別れしなくてはならない。
この拙い文章が、そのお別れを決心するための勇気の一端になることを願っている。
僕にとっての、あの時の先生のまなざしのように。

さて、僕が今も戦っているもう1つの依存テーマがある。
それが「ゲーム依存」だ。

ここから先は

3,056字

¥ 480

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?