大学不要論

「教育は権利」は御尤もなのだが、この問題の本質は寧ろ大学の供給過剰にあるのではないか。

必要なのはあくまでも教育機会であって教育施設ではない。
施設は機会を設ける一手段に過ぎないのだから、「キャンパスを増やせばチャンスも増える」と短絡するのはおかしい。

効率的なオンライン講義の充実等はなおざりにして、相も変わらぬ甘い見通しの基に箱モノを新設。そうして出来上がった「割り算もできないモラトリアム学生御用達のレジャーランド」に、大した研究もしていない”名ばかり教授”を在籍させれば、収益が出なくなるのは自明だろう。
少なくとも日本には、これ以上大学は必要ない。

これで大学側に「もう限界」と言われても、あまり説得力を感じない。「もう限界」なのは寧ろ国民の側。

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