【エッセイ】オタクは生きてるだけで多様性を理解している。

自分と他人は違う考えをしていると理解することが多様性を語る上で大事らしいです。
みんなが考えることが普通である、という考えが間違っていると理解してないのです。

この考え方、なんかいつもしている気がするんだよなぁ……
なんでかなぁ……
と思っていてわかりました!

オタクだからです!!

この感覚は一般人にはわからない。
オタクにしかわからない。
今から説明します。

オタクはいつも自分の好きなものや人に思いを馳せます。
その上で自分の解釈というものが生まれます。
もしくは性癖とオタク達からは言われるものです。

こんなシチュエーションが好き、とか
血管の浮き出たゴツゴツした無骨な手が好き、とか
胸は小さいと尊い、とか
△△線を撮影するなら□□駅のここがいい、とか
とにかくやたらと細かいこだわりがあるわけです。

これの何が、自分と他人が違うと知ることに繋がるのかというと
自分が好きなシチュエーションを嫌いな人がいた、とか
手はサラサラスベスベで細長い方が好きだと言う人がいた、とか
胸は大きい方が正義だろと言う人がいた、とか
そもそも撮影するより乗る方が好きな人がいた、とか
同じ分野に居ても、同じものが好きではない人がいることが普通だからです。

解釈違いが無数に居る。

むしろオタクとして生きてると、同じ解釈の人間に出会うことがとても難しいと理解しています。
1人のキャラが居た時その人に対して、可愛いと思うか、カッコイイと思うか、綺麗だと思うか、三者三様です。
そこからさらに細分化されていきます。
もう、同志を探すのは砂漠から宝石を探し出す感覚です。

それぐらい全く同じ事を考える人がいないとわかっています。

恐らく一般人の方はこんな経験多くはしてないのではないでしょうか?
自分の好きなものは他人も好きだと思っている。
それが普通だと思っている。
普通なんてものは存在しないのに。

普通がなく、色んな人がいる事をわかっているオタクは、生きてるだけで多様性を理解してるのではないでしょうか?


そこの「オタクって言うなよ。主語デカいんだよ!」と思った方、
一般人は主語デカいって言わないからな。

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