umrtgr922
さくらももこの訃報に接して、まっさきに浮かんだのが長沢くんの帽子が顔にたいしてやたら小さかったことだったり、
そんなふうにどうでもいい、けれどくすっと笑えるような記憶が積み重なって人生が過ぎていくのだろう。そういうことに考えを巡らせたとき、わたしはようやく、めのまえに無数にひろがる事柄のなかから、最善を選ぶことをくりかえしていく生きかたもあるのだ、ということに思いあたった。数年後には、その考えもまた変わっているかもしれない。でもいい、人はつねに変化していくものだから、とだれか