見出し画像

ストレングス・ファインダーのコーチングを体験した話

本日、ストレングス・ファインダーを利用したコーチングをしていただきました。

結論、お願いして良かったです。自分の強みや特徴がなにか、そしてどういう行動や思考に表れているかが明確になり、ストレングス・ファインダーの結果も腹落ちしたし、自分がどういう行動また心持ちでいればいいのかが見えてきました。

ストレングス・ファインダーに興味がある人、受けたけどピンときてない人、自分のことを知りたいと思っている人には特におすすめです。

ストレングス・ファインダーとは?
ギャラップ社(米国)が40年近く行ってきた「人間の強み」についての研究に基づき、言語化された34の資質を診断するツール。

きっかけ

私、昨年第一子を出産しまして、現在は産育休取得中です。毎日毎日息子のお世話に追われながらも、「これからどうしようかな?」と考える機会が増えました(仕事、家事、育児の両立)。
まだ「どうしようかな?」へのアンサーは出ていないのですが、進む方向を決める前に、自分のことを知ろうと思い立ち、数年ぶりにストレングス・ファインダーを受けました。

で、結果を見てもピンとこなかったんですね。書籍には、それぞれの強みがどういうものか書いてはあるので意味はわかるけど、腹落ちはしていない。どうしたものかな〜と思っていたところ、たまたまこちらのツイートを拝見しました。

え!無料なんだ。いいじゃん(単純)。どんな人かわからないけどまぁ無料だし(二回目)、渡りに船ということでIKUMAさんにお願いしました。

そしてIKUMAさん、とても誠実な方でした。コーチングって聞くと、反射的に怪しいとかなんとか思う方もいるかもしれませんが、優秀で誠実な好青年という印象でした。

期待したこと

冒頭でIKUMAさんからも、「60分後にどうなっていたいですか?」と質問いただきましたが、今回のコーチングで期待したことは「自分の強みを理解して、方向性のヒントを見つけたい」でした。

もっと具体的に言うと、「自分の強みが何かを理解してコントロールできるようになり、何をするか?どんなキャリアを歩むか?の進路決定について自信を持ちたい」という思いがありました。

ちなみに、私のストレングス上位10個はこちらでした。

戦略性…達成すべき成果に向けていくつものアプローチ方法を考える資質
最上志向…
何事に対してもより良くより良くと、上を目指し向上させる資質
学習欲…
知らなかったことが“知っている”の状態になっていく、その階段状のプロセスを楽しむ資質
分析思考…
理屈が通用しないふわふわとしたものよりも、白黒がはっきりしている客観的な事実や数値データを大事にする資質
達成欲…
やりっぱなしということをせず、必ず一つひとつを完了させる資質
活発性…
「やってみないとわからない」行動に躊躇がないし、スピード感を大切にする資質。
自己確信…
自分の人生や自分が関わる物事をうまく進めて行くことに確固たる自信がある資質
慎重さ…
最初から確実に成果を出すためにしっかりと準備をする実行力の資質。
着想…
一見つながりを見出だせない何かと何かにつながりを見出す資質。
親密性…
一人ひとりと深い相互信頼に基づく、長く続く親密な関係性を築く資質
※上記はこちらから引用しました。詳細は書籍を購入するかGallupのサイトから受験して結果を見てください。

「着想」×学習欲×戦略思考×分析思考…

お互いに簡単な自己紹介をし、上述の「60分後にどうなっていたいか」をお伝えしてから、いよいよコーチングが始まりました。
最初の質問は、「今までの成功体験を教えて下さい」で、直近在籍している企業でのことと、過去在籍していた企業での目標達成・成果を出した経験をお話しました。

次の質問は、「それはどうやって達成したんですか?」で、私は答えに詰まってしまいました。
というのも、面接だとかでもよく聞かれる質問なんですが、何か特別なことをしたということはなく、やるべき(だろう)ことを淡々とこなしていった結果だと思っていたので、再現性がないんじゃないかな?成果と言えるかな?と自信が持てませんでした。
なので、モゴモゴしてしまったんですが、そこでさらにIKUMAさんがディテールを質問してくださって、これまで考えたことはなかったけれど自分の強みを発揮していたことに気が付きました。

というのも、上記の結果のための行動パターンは「他社事例や成果を出している人の調査・観察⇒分析⇒仮説構築⇒フローチャートを頭の中で作る⇒実行する(仮説の検証)」だと答えたところ、ここだけでも強みがはっきり出ていますねとお教えいただきました。

例えば、「着想」。私自信は「着想」が強みであることにピンときていなかったんですが、他社事例や他情報収集をし、組み合わせてやるべきことを考えるということに着想が表れている とのこと。

他、分析には分析思考が、行動パターン全体には戦略思考が、情報収集には学習欲が見られますねとお教えいただき、強みの発揮とはこういうことだったのかと膝を打ちました。

自己確信×慎重さ

次に話題に上がった強みは、自己確信と慎重さでした。端的に言うと、「ガンガン行こうぜ!(自己確信)」と「いのちだいじに(慎重さ)」と、正反対の資質なので、矛盾しているような?どういうことなのかな?と捉え方がわかっていませんでした。

(余談ですが、RPGだとロマンシング・サガとヘラクレスの栄光が好きで、ドラクエはあまりやったことないです。ロマサガの主人公はアルベルトかクローディア派です。)

仕事をする上で何が楽しいか、という質問に対して、仮説と検証が好きですとお答えしまして、じゃあ仮説から検証(実行)に進むきっかけはなんですか?と深堀した質問をいただきました。

えっ・・・う、う〜ん なんとなくどうなるかが見えたらですかね。。。 と、あまり考えがない人みたいだな〜と恥ずかしく思いつつ正直に回答。

すると「自己確信と慎重さですね」と。
自己確信は上述しましたが、根拠のない自信に近く、なんでもかんでもやってみようの精神。
私の場合は最後の踏ん切りは自己確信が出ているものの、それにブレーキをかける、というか「やるならこうした方が良いよね?」と立ち止まって考える「慎重さ」が出ているとのことでした。

正反対の「慎重さ」と「自己確信」が出ることは稀だそうで、この2つのバランスを取れるようになるとレアな人材になれるんじゃないかと。

これは言われてみれば思い当たるフシはあって、大胆に踏み切る場面と、慎重に慎重に薄氷の上を渡るようにしている場面が短期間にあり、それがまた「自分は一体どんな人間なんだ?わからない!」と混乱材料にもなっていました。
が、うまく使えば二人でやることを一人で出来るようになるとのことで、意識してみようと思います。

もう一人の僕。遊戯王みたいですね、と思ったのは私だけですか?

分析思考×最上志向×親密性

次の質問は、「何をしているときが楽しいですか?」。少し考えてから、「家族と映画や音楽の感想・考察を言い合ったり、自分のことをどう思っているかだとか話をするときですかね」と答えました。
と、またまた深堀質問。「話すことでどうなるのが楽しいんですか?」

う〜んなんだろうな〜。あんまり考えたことなかった…。しばし逡巡。
「自分の考えが明確になったり、他者の視点で新しい発見があることが楽しいですかね。。」

(そうそう こんな風に、これまで意識していなかった行動や考えを振り返る機会になったことも、コーチングを受けて良かったと思う理由の一つです。)

で、ここに分析思考・最上志向・親密性が出ていると。
具体的に書くと、映画や音楽の感想・考察(分析思考)、考えを明確にしたい・新しい発見をしたい(最上志向)、家族と親しい関係を築いて大事にしたい(親密性)とのことでした。

親密性はピンときてない強みの一つだったんですが、IKUMAさん曰く、親密性は親しくしたい人を選んで関係性を構築する資質だそうで、「でも正直、話すのめんどくさいな〜っていう人のことは避けたりしちゃいます・・・」といったら、それは親密性でジャッジしているんですねとお教えいただいて目から鱗でした。そう、人付き合いは狭く深くなタイプです。。。

終わりに

こんな風に、約60分間みっちりとコーチングしていただきました。

他にも、自分の強みを発揮して楽しむためにはどんなことをしたらいいか?だとか、他人の強みを推測したら考えることでアンガーマネジメントにもつながる※だとか、ストレングス・ファインダーの結果一つから派生して新しく知る/気づくことが多々ありました。

※強みはマイナスに出る場合もあるので、『ああ、この人は今きっとあの資質が前に出てるんだなぁ…』と考えれば、『なんだあの人!ムカつくわ〜!』を避けられる。たしかに……。

また、私の目的は強みを知り方向性のヒントを見つけること、と書きましたが、ストレングスファインダーは方向性ではなく自分のやりたいことに強みを活かすにはどうしたらいいか考えるものだそうです。私はそれで納得していますが、誤解なきように書いておきます。

自分一人で自分自身のことを客観的に分かろうとすることは、とても難しいですね。それこそ、もう一人の僕がいないと出来ない事だと思います。自分を知ることを要するか否かは人それぞれで、好きにすればいいと思いますが、知っておいた方が視界が開けるわじゃないかと思います。

IKUMAさんは継続してのコーチングもされているそうなので、復職前後で落ち着いてきたらお願いしようかなぁと考え中です。

我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか。何者か、が見えてきて、それこそ『自己確信』が強まりました。

以上。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?