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オンライン留学2024年秋学期ふりかえり

Ball State University (BSU) Master in Computer Scienceコースで履修中の私、夏学期の振り返りをしたのは7月なのでもう約5ヶ月前のこと。

1学期1科目ポリシーにのっとり、いまも細々と継続中。8月から始まった秋学期はCybersecurity and Secure Software Design (CS-647)を履修。内容としては、暗号理論およびセキュリティ、特にネットワークセキュリティ関連技術の基礎。

暗号理論は、本であれこれ読んだ経験や、10年ほど前に暗号資産(仮想通貨)に興味を抱いて、ビットコインとはどういう仕組み・技術なのかを納得がいくまで学んだ経験が役立った。

PythonでPlayfair cipherを実装する課題は難しかったがやりがいもあった。作って終わりではなくちゃんと動くかを採点される課題で、自分は「できた!」と思って提出したが、条件を変えると正しい値が出ないバグがあり、コードを修正する必要があった。よい学びになったし、自分だけではバグに気づきにくいという事実を体験する貴重な機会になった。私は仕事ではバグを開発チームにフィードバックするのも業務の一環なのだが、機能を作っている最中に思い至らないあれこれは想像するよりもずっと多い!と、いうことがよくわかった。

ネットワークセキュリティ関連は、基本・応用情報技術者試験の対策で学んだものと重複する項目が多いが、技術的により深く掘り下げる内容だった。あまり手を動かして理解することができなかったので、もう少し時間をかけて学んだほうが良い気がする。ウィッシュリストに突っ込んであるこの本を読むべきタイミングかもしれない。

ネットワーク関連技術がこれだけ発達してくれたおかげで、我々は在宅勤務もできるしオンライン留学もできるわけで、近代社会のインフラと呼ぶにふさわしい分野。でもインフラをきちんと理解するのは難しい。知識なくても毎日使ってるものだし・・・でもだからこそ、興味が湧いたときに学んだほうがよいし、時間をとってしっかり学んでおくと後でじわじわ役に立つ。

興味が湧いたときに学んだほうがよいといえば、ビットコイン周りについて学んでおいた経験が暗号理論の理解に役立ったよーと学内Slackに投稿したら、クラスメートがこんなプログラミングチャレンジがあると教えてくれた。最近はこういう学習マテリアルが無料でたくさんあるものの、モチベーションが湧いたタイミングでよいものに出会うことができるかどうかは運というか縁というかだな…と改めて思った。クラスメートよ、ありがとう!

(カバー写真:2024年10月 福島県喜多方市内で撮影)


自分用備忘録:できることをひとつずつ積み上げて、「わかる」ことを少しずつ広げていく充実感を楽しもう。それによって「わからない」も増えるかもしれないけど、それは視野が広がったことの証だと思おう。


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