学会はオンライン参加でなく、現地に行きたい医師たちの理由
コロナにより様々な会議のオンライン化が急速に広がりました。
医学学術集会も同様で、コロナ初期にはオンライン単独開催が増え、最近はオンライン+現地の両方を各自が選べるハイブリッド開催が増えてきています。
医師約1000人から集計した学会参加についてのアンケート結果の記事でちょっと興味深かったことが、「ハイブリッド開催でも現地に行って参加したい理由」です。
皆さん、どう感じますでしょうか?
私はこれを見て、「2位:出かけたいから」が素直な本音だろうなあと思いつつ、1位&3位を本気で思っているとしたら日本のデジタル化が進まない理由が見えた気がします。
私の周りの医師にハイブリッド開催での自身の好む参加方法を教えてもらい、また、私が現地参加した参加者状況を見て思ったのが
「若い医師はオンライン参加する人が多く、ベテラン医師は現地参加する人が多い」です。
ベテラン医師の方が委員会などの会合も多いでしょう。
でも、「その会合もオンラインでできますよね」と私は思うのです!
みなさんどうでしょうか?
結局、そのような重鎮たちが「会合は直接会って議論しないとダメなんだ」と大声で叫び続けるせいで、日本のデジタル化が進まないのだと思います。
「『実際に会社に行かないと働いた気分にならない』と言う上司のせいでテレワークが進まない会社」の記事を2年前に見ましたが、それが今も日本の各地各分野にあるのでしょうね・・・
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?