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【初心者ガイド】未知なる宇宙の旅に出よう!『Outer Wilds』の歩き方

これは『Outer Wilds』をこれからプレイしたい方、そして現在プレイしている方向けの記事です。
ネタバレはありません。むしろここに書かれていることを知らないと、宇宙のデブリとなります。



やぁ、ひよっ子! アウターワイルズベンチャーズの宇宙プログラムへようこそ。

君は新人宇宙飛行士として初の単独宇宙航行へ行くことへなる。今は先輩飛行士のスレートと一緒に、慣行となっている飛行前のキャンプでマシュマロを焼いているんじゃないかな。

もしかしたら単独での宇宙の旅の前に、目が覚めたら頭が真っ白になって自分の状況がさっぱりわからなくなってしまうかもしれない。そうならないように、ここで基本の状況についておさらいしておこう。


■君はハーシアンの新米宇宙飛行士だ

君はハーシアンの宇宙飛行士として、今日始めての単独航行に出る。ハーシアンはこの「木の炉辺」の村に住む種族だ。我々の歴史についてはよくわかっていないが、かつては水の中で過ごしていたらしい。青い肌と4つの目が素敵だろう?

ハーシアンは科学技術を磨いて、宇宙への旅を実現できるようになった。それはホルンフェルス、ゴッサン、スレート、そしてフェルドスパー……4人が創設したアウターワイルズベンチャーズの功績だ。この星の衛生であるアトルロックを皮切りにして、他の惑星への航行が可能なレベルになっている。


君に先んじて、3人の先輩飛行士が各惑星の調査を行っている。彼らと会ったら旅のアドバイスを貰いながら一緒にマシュマロを焼くといい。

そして君は、他の先輩飛行士とは異なった最新のガジェットを持っている。君と、親友のハルが苦心して作ったノマイ語翻訳装置だ。これがあればこの星系の各地に遺されているノマイの文章を翻訳して読むことができる。

そう、この星系で遥か昔に暮らしていた古代の種族・ノマイだ。


■古代の種族・ノマイを調べよう

彼らはこの星系の至るところで暮らしていたが、何らかの理由で滅んでしまったらしい。彼らについては遺跡や遺された文章でしか知ることはできない。

彼らは3つしか目を持たない種族で、奇妙にも身体には体毛があったらしい。背は高く、華奢で、頭には2本の角を生やしている。

ノマイは高度な科学技術を持っていた。正直なところハーシアンの宇宙航行技術はノマイの技術を拝借しているにすぎないと言っていいほどだ。

彼らはこの星系をくまなく観察し、謎の多い様々な建造物をつくっていた。君の持つ翻訳機があれば、これらが何なのか明らかになっていくことだろう。

しかしこれだけ高度な文明を持っていたノマイが滅びてしまったのはなぜなのだろうか……。


■この星系の星々について

我々が住む星系は太陽を中心として5つの惑星とひとつの彗星が周回している。

・木の炉辺(ろへん・ろばた)(Timber Hearth)

ひとつは我々の星「木の炉辺」だ。頑強な岩と水の吹き出す間欠泉、多くの木々に囲まれた星だ。大気もあり他の星と比べれば安定した環境だと言えるだろう。「アトルロック」という衛星が周回していて、そこにはエスカーという初期の宇宙飛行士が暮らしている。彼は旅人というよりはアトルロックの住人だ。


・砂時計の双子星(Hourglass Twins)

最も太陽に近いのが「砂時計の双子星」だ。連なったふたつの星「燃え盛る双子星」と「灰の双子星」が一緒になって太陽を公転している。このふたつの星の地殻は硬い岩でできているのだが、表面は大量の砂に覆われている。そして「砂時計」の名のとおり、その砂は驚くべきことに片方の星からもう片方へと滝のように流れ込んでいく。時間が経つにつれて砂に埋れたり、逆に砂の中が明らかになったりする。

天文学者のチャートはこの双子星のひとつ「燃え盛る双子星」で星の観測をしている。太陽が最もよく見える位置で観測し、星図の更新をしているんだ。我が強くて神経質だが、宇宙に関する知識や洞察はすばらしい。


・脆い空洞(Brittle Hollow)

木の炉辺の隣には「脆い空洞」がある。この星は地殻の内部が空洞になっていて、驚くべきことに中心にはブラックホールがある。ノマイはこの危険な星の内部にも遺跡を遺している。衛星は「空洞のランタン」と呼ばれる溶岩と火山でできた星で、時折溶岩の塊を振らせてくる。地表も空洞内も危険に満ちた星だ。

考古学者のリーベックはノマイの文明に惹かれて宇宙に旅立った。彼は臆病なところがあるけれどノマイの考古学的な魅力のほうが宇宙の恐怖に勝ったんだ。


・巨人の大海(Giant's Deep)

星系でもっとも巨大なのが「巨人の大海」だ。この星は厚い雲に覆われており、その下はほとんどが海になっている。巨大な竜巻が吹き荒れていて、海に漂う浮島が竜巻に吹き上げられて宇宙へ飛び出しているのが見える。もし浮島にいるときに竜巻に巻き込まれたらひとたまりもない。地面がほとんどなく、竜巻が荒れ狂い、ついでに重力が2倍もある。木の炉辺からも見えるが、何かキャノン砲のような建造物が軌道を周回している。

ここではガブロがのんびりとしている。優秀で友好的な飛行士で、詩作をするなどの文学性にも富んでいる。量子力学にも精通しているらしい。博物館にある量子のかけらは見たかい? 「意識的観測者がいなければ、あらゆる可能性で存在する」っていう量子の振る舞いはよくわからないね。


・闇のイバラ(Dark Bramble)

星系の最も外側には「闇のイバラ」という不気味な惑星がある。巨大な植物のツタが伸びており、中央には虚(うろ)がある。氷に覆われた地表が僅かに残っているが、これが惑星の正常な状態とは思えない……。


・侵入者(The Interloper)

この他に、「侵入者」と呼ばれる彗星が大きな楕円軌道を描いて飛んでいる。星系に近づいてくれば、ほとんど氷でできている彗星が尾を伸ばしながら飛んでいくのを見ることができるだろう。


■探査艇は旅のパートナー

君の相棒とも言うべき宇宙船だ。ちょっとボロい? そんなことは言わないでくれ。これまで先輩宇宙飛行士もこの探査艇で宇宙を旅してきたんだ。動力源となる反応炉や、ノマイも使っていた重力発生水晶、そして航行記録モニターがある。

航行記録モニターは君が旅の中で見つけたことを記録しておける。関連する物事をつなげて表示していくから、旅の中で迷ったらこのモニターを見るといい。

探査艇はすばやく離陸して宇宙へ飛び出し、快適に惑星間を移動できる。けれど過信は禁物だ。宇宙では空気抵抗がないから思った以上にスピードが出る。スピードを出しすぎてぶつければパーツが破損するし、故障もする。念のための緊急脱出ボタンもあるが、使うことがないように祈っている。


操作が不安なら、マイカと一緒にモデルロケットを飛ばしてほしい。小型だし星の重力があるから操縦しにくいが、バランスをとる練習には丁度いいだろう。

本番で探査艇を飛ばしたら、初の単独飛行で緊張するだろう。離陸のジェットを噴射すればすぐに宇宙空間に出てしまって慌てるかもしれない。感覚を掴むためにまずはアルトロックに着陸してみたらどうだ?


■装備品の使い方を覚えよう

君の装備品についても確認しておこう。宇宙を旅するにはなくてはならないものだ。

まず宇宙服。大気のない宇宙空間で君を守ってくれる。これもボロい? いやいやこれでも気密性はばっちりで、宇宙空間で君を守ってくれる。残りの酸素量ジェットスラスターの燃料残量君のバイタルの表示もしてくれる。これはしっかり見ておこう。

惑星に降り立ったときは現在地の表示重力の表示をしてくれる。スラスターがどんなふうに噴射されているかも見られるから、上下左右がわかりにくくなる宇宙の旅ではやくにたってくれるだろう。

ゴッサンが無重力洞窟で訓練をしてくれたはずだ。目標をロックオンしたり、速度同調する練習は十分だろうか。こればかりは身体で覚えなければいけないから、自信がなかったら無重力洞窟へ行ってみてほしい。

君が持っていくガジェットは3つある。

・シグナルスコープ

ひとつはシグナルスコープ。主な機能は信号をキャッチして記録することと、望遠鏡だ。最初はアウターワイルドベンチャーズのメンバーの周波数に合わせてある。彼らはそれぞれナイスが作った楽器を持っていっている。チャートはドラム、リーベックはバンジョー、ガブロはフルートだ。フェルドスパー……創設者の一人である彼はハーモニカを持っていたんだが、行方不明になってしまったんだ。けれど最近彼のハーモニカの音がどこかから聞こえるらしい。

シグナルスコープは未確認の信号も記録できる。何か信号を感知したらシグナルスコープで探して近づいてほしい。

・偵察機ランチャー

ふたつめは偵察機ランチャーだ。主な機能は偵察機「リトル・スカウト」を飛ばすことと、写真撮影だ。リトル・スカウトにはノマイ技術のワープ回収機能が備わっている。これでどこに飛ばしても失くすことはない。

偵察機リトル・スカウトはとても高性能だ。危険な場所や暗闇を探索するときには必ず役に立つ。
①打ち出すことで遠くの写真を撮って確認できる。
②リトル・スカウトは光るので照明代わりになる。
③リトル・スカウトが危険を解析。溶岩や幽霊物質を避けられる。
④地面の安全性を測定できる。崩れやすい場所などを知らせてくれる。

撮影モードにすればランチャーにセットした状態で写真が取れる。近くに幽霊物質を感知したら、偵察機のカメラ機能を使って撮影するといい。

・ノマイ語翻訳機

みっつめはノマイ語翻訳機だ。これを使えばノマイが遺した文章を解明できる。ノマイたちがどんな文章を書いていたかがわかれば、それを頼りに宇宙を探索できるだろう。翻訳機で見られた文章はしっかりと読んで、解読してほしい。


■死の危険はすぐ隣に

宇宙には危険がいっぱいだ。ちょっとした不注意が死を招く。

・酸素
まず宇宙や他の惑星には大気がない。宇宙服を着ずに外へ出たら数秒もしないうちに死んでしまうだろう。探査艇を出るときは必ず宇宙服を着ること。もし葉がある植物がある場所であれば周りに空気がある。空気はあるんだ。植物があればその周囲は酸素があるし、酸素タンクの補給ができるんだ。いいね?

・崩壊した遺跡
ノマイの遺した遺跡は高度な技術で造られているが、長い年月の中で壊れてしまっている。外に扉がある場合でも壊れてしまっていたら別の入り方を探すしかない。道が崩れていたり瓦礫でふさがっている場合は、迂回して探してほしい。しかし破損した建造物は踏み外せば落下してしまう。足場の確認やスラスター操作は慎重に。

ノマイは重力場を発生させる水晶を使っていた。脆い空洞ではこの水晶が多く使われていたらしい。この他にも、視線を動かせば同様に動く水晶がある。これがある種のスイッチのようになっていて、扉を開けたり装置を稼働させたりする。危険な場合もあるので十分注意すること。

・幽霊物質
この星系のいたるところには「幽霊物質」という目に見えない高エネルギー体がある。恐ろしく低温で、触れたものの生命を奪ってしまう。この奇妙な物質はどうやっても消すことができず、低減するには長い時間を要する。ハーシアンの中にも、幽霊物質で脚を失った者もいる。絶対に触れないようにしたい。

・太陽
言うまでもなく太陽は高温で、強い引力を持っている。探査艇で近くを航行すると、いつの間にか引力に囚われてしまうことがある。宇宙服を着ていても、高温で焼かれてしまうだろう。

・各惑星の自然環境
さきほど紹介した各惑星は過酷な自然環境がある。それらの自然は君の都合なんて考えてくれない。巻き込まれてしまったら問答無用で死だ。双子星の砂滝、脆い空洞のブラックホール、巨人の大海の大竜巻……これらには近づかないほうがいいだろう。

あとは闇のイバラ付近で鋭い牙を生やしたアンコウがいたらしい。これにも気をつけないといけないだろう。


これであらかたの予備知識は説明できただろうか。
さぁ、マシュマロスティックを引き上げて! 宇宙の旅へ出よう!


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