【作曲理論】J-POPのコード進行とメロディのスケールの関係性

今回はJ-POP作曲理論についてです。
分析して作曲する上で基礎的な土台になる考え方です。
意外にこういう話は教則本やネットにもあまり見当たらなかったので面白いかなと思い解説します。

<この記事が参考になる方>
・狙って楽曲が作れない
・最近のJ-POPの動向が知りたい
・理論を勉強したい

①J-POP作曲における土台の考え方

まず大まかに作ってみたい自分の目指す曲の
コード進行がメジャー系かマイナー系か?
メロディがメジャースケールかマイナースケールか?

=コード進行×メロディのスケールの組み合わせ
を判別することが重要です。

楽曲通して一貫してる時もあればセクションによって変わる時があるのでその時はセクションごとに分析する必要があります。

②最近のメインストリームの動向をチェックしよう

最近のメインストリームはマイナー進行×マイナースケールの組み合わせが多いです。
これは米津玄師から始まりYOASOBI等のボカロP勢の影響が大きいんじゃないかなあと思います。(2010年代前半はメジャー進行×メジャースケールが目立ってたような気がしています。)

③組み合わせの例

組み合わせを例に挙げると…

アイドル / YOASOBI
Ⅳ Ⅲ Ⅵm系のマイナー進行×マイナースケールのメロディ

地球儀 / 米津玄師
Ⅰ/Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵm系のメジャー進行×マイナースケールのメロディ
(※この曲に関してはいろんなテクニックが使ってあるので一言でメジャー進行とは言っていいかわかりませんが…「灰色と青」のAメロや「Lemon」もこの組み合わせでした。Ⅳコード入ってる進行はメジャーもマイナーのメロも入れれる特性があります。)

NIGHT DANCER / imase
Ⅳ Ⅲ Ⅵm系のマイナー進行×マイナースケールのメロディ

Overdose / なとり
Ⅳ Ⅲ Ⅵm系のマイナー進行×マイナースケールのメロディ

まとめ

今回はコード進行とメロディの組み合わせが重要ということを解説しました。みなさんが作ってみたい曲の組み合わせはどうですか?
「コード進行は一緒でもメロディのスケールが違ってたからなんか違和感あったのかあ」と発見できたかもしれませんね。
それでも何か違う時は後々このブログで解説していくつもりですが「譜割」、「音色」、「脈略」等も勉強していくと解像度の高い楽曲になっていきます。

また解説してほしい内容があればリクエスト受け付けています。お気軽にどうぞ。








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