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甚だ虫が良すぎる

世間では、「0から1を生み出せ!」という号令が良く掛る。それは「無から有を生み出す」ということ。是、即ち“創造”。これの真理を理解している人間は、殆んどいない。元々、有るものの形を変えること、付け足すこと、減らすことが、“創造”だと勘違いをしている。既に見えているものは“無”ではない。ましてや有るものを捏ね繰りまわしてみたところで無から有は生み出せない。最も重要な要素は、思いと情熱だ。そもそも、誰から指示・命令で興せるような代物ではない。世の企業経営者やリーダーたちは、ここが全く理解出来ていない。即ち、「何か創れ!何か生み出せ!」という思いや情熱があるのなら、当人が自分でそうしてみたらいい。そもそも、思いや情熱もないのに、世間への建て前、己の見栄、保身、金儲けの我欲ために「0から1を生み出せ!」というのは甚だ虫が良すぎていることを推して知るべし。ましてや従業員にその業務を押し付け、叱責するなど笑止千万。今すぐその立場を放棄した方がいい。創造は、奇跡の所業。全ての条件が揃っていても、寸分の狂いで滅多に生み出されることはない。「大変なことは分かっている。ではどうしたら良いのか」。ならば云う。己は何がしたいのか?何を生み出したいのか。なぜ、それを生み出したいのか。本当にそうしたいのか。それに思いと情熱をもって答えられるのであれば、全てのことを投げうって、全エネルギーを注ぎ込み、一心不乱に、不動の肯定を持って、失敗しても何度でも何度でも成功するまでやり遂げることだ。さすれば無から有の光が湧き出てくる。その姿、全て天が見ている。


そのことを肝に銘じ、本気で無から有を自らを持って生み出します。


有難う御座います。

幸せを呼ぶそよ風チャリダー/サステナビリティイノベーティブコンサルタント。「感謝感動を世界に地球に」のカングロ代表、ザッポス研究会、イノベーションサロンZ、システムD研究会、サステナ塾、セブメディ創設者