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2020年9月の「考える人」まとめ

9月の「考える人」の動きがよくわかるまとめ記事をお届けします。

新連載 小谷みどり「没イチ、カンボジアにパン屋はじめます!」

2018年に発売され、話題となった『没イチ パートナーを亡くしてからの生き方』の著者・小谷みどりさんによる新連載が始まりました。

第一生命経済研究所の主席研究員だった小谷さんはある日、夫を突然死で喪いました。みずからの境遇をバツイチならぬ「没イチ」と名付け、同じような境遇の人々に「悲しみは癒えずとも、せめて亡き配偶者の分も残りの人生を楽しもう!」と提案し、立教セカンドステージ大学で教鞭を執るなどの活躍をなさっています。

そういった小谷さんの取り組みや実際に没イチになったときの具体的な対処法、「没イチ会」の様子を書いた単行本『没イチ』は、そのキャッチ―なフレーズと実践的な内容が話題になりました。

そんな小谷さんが昨年50歳になったのを機に退職。一念発起して、カンボジアでパン屋を開くことを決意します。

なぜカンボジア? なぜ全く経験のなかったパン作りを?? その経緯は、これからの連載で少しずつ明らかになっていきますので、どうぞ引き続きお楽しみください。

釈徹宗『天才 富永仲基 独創の町人学者』試し読み

「富永仲基(とみなが なかもと)」と聞いて、「ああ、あの人か」とすぐにピンと来る人はそう多くないでしょう。富永仲基は、江戸中期の大坂に生きた町人学者で、世界に先駆けて仏典を実証的に解読。本居宣長や平田篤胤といった国学者、内藤湖南や山本七平といった歴史家にも絶賛されています。

その〝知られざる天才〟に、浄土真宗の僧侶にして宗教学者の釈徹宗さんがチャレンジングに迫るのが『天才 富永仲基 独創の町人学者』です。SNSでも「まさか富永仲基についてまるまる1冊書かれた本が出るとは……」とコアなファンから驚きの声が。仲基の功績や評価、独創性についてまとめたその序文「早すぎた天才」を掲載しました。ぜひお読みください。

村井理子×宮下奈都「村井さんちと宮下さんちの生活」イベント記事掲載!

8/27に開催決定が告知されるやいなや生配信チケットが瞬く間に完売した人気イベント、村井理子さん×宮下奈都さん「村井さんちと宮下さんちの生活」の模様を前後編でお届けします。

子育てのわからなさ、自分をたいせつにすること、在宅ワークのコツ?など、読者から寄せられた質問への実感と温かさのこもった答えも読みどころです。

『つけびの村』高橋ユキさんがオススメする《気になる未解決事件の10冊》

つけびの村』が話題のライター高橋ユキさんに〈気になる未解決事件の10冊〉を選んでいただいた記事が好評です。

なぜ犯人は捕まっていないのか、いま犯人は何を考えているのか――未解決事件そのものの面白さはもちろん、執念深く丹念に事実を追っていくジャーナリストへの敬意あふれる文章も読みどころです。

三品輝起『雑貨の終わり』、著者インタビューと堀江敏幸さんの書評掲載!

「考える人」の連載から生まれた、三品輝起さん『雑貨の終わり』が好評です。

「考える人」では著者インタビューと、作家・堀江敏幸さんによる書評を掲載。『雑貨の終わり』をより深く知ることができます。

村上春樹さん「村上RADIO ステイホームスペシャル」が民放連ラジオ部門の最優秀賞を受賞しました!

去る5/22にTOKYO FMで放送された、村上春樹さんがDJを務めるラジオ番組「村上RADIO ステイホームスペシャル~明るいあしたを迎えるための音楽」が、2020年日本民間放送連盟賞番組部門ラジオエンターテインメント番組最優秀賞を受賞しました!

新型コロナウイルスの影響で、たいへんな日々を過ごしている皆さんを音楽の力で明るくできれば、という村上さんの発案で生まれた特別番組。

自ら選曲した音楽と、温かく力のこもったメッセージが話題となりました。

番組の書き起こしはこちらからどうぞ。

10月の「考える人」もお楽しみに!

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