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匂いの旅に出掛けてみませんか?

前回の「秋の匂い」続きではないですが、関連して。


ちなみに、香りではなく匂いと表現している理由を先に。感覚と少しの知識より、嗅覚は、臭い→匂い→香りで良いイメージになっている。

ただ、“香り”と表現しないのは“私の記憶”が入っているから。なんとなくだけど、なつかしさや記憶がセットになっている場合は、“匂い”の方があってるんだよね。そして一般的に好まれないに香りだとしても、私にとって好きな匂いはたくさんあるんだ。

小さい頃、家族旅行中にSAで嗅いだガソリンスタンドの匂い、市民プールの塩素の匂い、暑い日にエアコンに顔を近づけて嗅ぐ冷房の匂い、美術室のコンクリートと油絵がまじった冷たい匂い。大好きだった元彼からほんのり漂う脇のツーンとする匂い。性癖じゃないよ。

お花の香りも、石けんの香りも、高そうな香水の香りも、もちろん好きだしうっとりする。だけど、さきほどの匂いたちの方が“なつかしさ”を伴って胸が騒ぎだすんだ。

しかも、匂いって急にくるよね。音楽もそうだけど。夏にケツメイシの「夏の思い出」が流れて皆でワーってエモパーティになるように。

匂いの場合は大抵が自分1人で感じるから1人エモエモパーティ+アハ体験のようにハッと思い出す。

ちょっと道にそれますが、高校時代に尊敬していた英語の先生がいて、英語の上達&仲良くなりたい気持ちで英語の交換日記を持ちかけた事がある。今思うと高校生のすることではないな。

その時「私は匂いを確認する癖があります」と自分のヘキを英語で先生に綴った所、「私の旦那もあるんですよ…可愛らしい癖ですよね」と先生は私と旦那を同時に褒める上等テクニックを使った。結局交換日記で英語が上達することはなかったけど、英語と先生はより好きになった。


道を戻します。そうです、私は匂いを嗅ぐ癖がありました。親からみっともない!と怒られたため今はしないが、小・中学生の時は、食べ物を手にした時〜雑巾をしぼった時まですぐ匂いを嗅ぐ癖があった。それくらい、匂いに対しての興味関心があった。


今回、そんな私がタイトルで「匂いの旅に出掛けてみませんか?」と書いているのは、是非皆さんもなつかしい匂いに出会って1人エモエモパーティ&アハ体験をしてみてくださいねという提案なのである。本当楽しいから!

一番確かなのは昔訪れた場所にいくこと。昔通っていた学校の通学路とか、祖父母の家とか。

あとは、そこに行かなくてもなつかしい匂いって結構ふいに出会う気がするのよ。私はこの間、夕方に散歩をしていたら、どこかの家庭からバスクリンの匂いに出会った。これは遠い昔、父とお風呂に入っていた時、父が入れていたバスクリンの匂い!!!結構ミントの香りが強くて私は苦手だった。う〜んでもなつかしい!良き!となった。


今は感染症対策でマスクが当たり前になっていますが、周りとの距離を保ちつつ、ぜひ色んな匂いに出会ってくださいね。


おわり。


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