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10年10万kmストーリー 第46回 スバル・インプレッサ 1.6-L(2008年型) 12年22万3000km スバリストではないスバル愛好家


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 スバル・インプレッサに12年22万3000km乗り続けている長野県在住の男性からEメールをもらった。その内容に、ニヤリとさせられてしまった。
『私が生まれた当時、父は“ホンダ命”だったそうです。私の名前は父の一存で迷うことなく、本田宗一郎さんからもらい、さらに創造性豊かな人間になって欲しいとのことで“創”の字になったようです』
 僕の知り合いにも、ソウイチロウさんが何人かいる。
『私が社会人になった時、父が新車でインプレッサを購入してくれました。ただし、10年間で父に購入金額を返済するまで大切に乗ることが条件でした』
 最初のクルマは親に買ってもらったり、資金を融通してもらった人は少なくないだろう。僕もそうだった。
『父と祖父は“ホンダ命”だったそうですが、時代とともにかつての熱いホンダ車が少なくなり、その代わりに父は頑ななまでにボクサーエンジンとAWDにこだわるスバルに移行したそうです』
 父子でホンダが好きだったのに、息子であるお父さんはスバルに転向したというのだ。
 世の中には、“ホンダ命”の人は多いし、スバリストだってたくさんいる。どちらも熱心であるエピソードはたくさん聞いて来たが、転向を表明したという人はいるのだろうか? あまり聞いたことがない。


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