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〜はじめてのサーフィン〜5月

5月、本業の方は未だ忙しいままであるが、GWにはサーフィンの大会「GOTCHA ICHINOMIYA CHIBA OPEN 2019」と「第1回ジャパンオープンオブサーフィン」の取材に伺うことができた。
両大会は千葉県一宮町釣ヶ先海岸で行われ、この場所がオリンピックサーフィン競技の開催地となっており、オリンピックの前哨戦とも言える大会となっている。「GOTCHA ICHINOMIYA CHIBA OPEN 2019」はWorld Surf Leagueが主催するチャンピオンツアーの予選大会にあたり、大会名に冠せられたポイントが優勝者に付与される。年間を通して獲得したポイントにより順位づけされた上位者が本戦であるCTに出場でき、また今回の大会は男子はQS6,000、女子はQS1,000と非常に高いポイントが獲得できる重要な大会となっている。
対して「第1回 ジャパンオープンオブサーフィン」は今回初めての大会であるが、オリンピックへ向けて極めて重要な大会であった。というのも、この大会での優勝者がオリンピックへの出場を左右する「ISAワールドサーフィンゲームス」への出場者を決める大会となっていたからだ。
どちらの大会も日本で行われる大きな大会ということで来場者も多く、おおいに盛り上がった。サーフィンの大会に行くのは初めてであったが、迫力あるトリック、駆け引きによる心理戦は他の競技に負けない面白さがあった。

QS6,000 地元 稲葉玲王 3位、QS1,000 都筑有夢路 優勝!「GOTCHA ICHINOMIYA CHIBA OPEN 2019」

稲葉、川合らがRound3進出「第1回 ジャパンオープンオブサーフィン」開幕

初代王者は女子松田、男子村上!「第1回ジャパンオープンオブサーフィン」

競技もそうだが、何よりも心に残ったのは、各サーファーがインタビューで口にした「自分らしく波に乗る」という言葉だった。これは、自身のライドを振り返る時や、次の試合に臨む際に意気込む言葉である。勝敗云々よりもまず先にこの言葉が出てくる。勝敗もそうだが彼/彼女らは良いサーフィンをすることを第一の目標としている。試合においては選手が相手であるし、駆け引きやポジションどりももちろんあるが、まず彼/彼女らが対峙することにあるのは「波」という、予測不可能な自然なのだ。自然を目の前にした時、もちろんサーファーの技量もあるにせよ、力の差は圧倒的に自然にアドバンテージがある。天候や風向のコンディション、波の大小など、人間には動かしがたい事実が波として眼前に現れてくる。だから、サーフィンをする以上、事前のやりとりなどはあるにせよ、来た波に乗る、ということが突き詰めれば一番大事なことになってくるのではないだろうか。その時に、できる限りのことをする、波に乗ろうとするためにできることは、その時の自分が持ってできる最高のライドをする、「自分らしく波に乗る」ということになるのだ。自然を相手にするスポーツであることから、通常の自分たちがイメージするスポーツとは肌合いが異なる。しかしそれは、自分にとってとても新鮮で、新しい体験であった。

クライミング 逆境をはねのけ新星竹田が2位! 緒方が日本新!「au SPEED STARS 2019」

世界のクライミングスピード競技の強豪が集まる「au SPEED STARS 2019」東京都昭島市・モリパークアウトドアヴィレッジへ伺いました。ボルダリング、リードでは世界レベルであったがスピードでは世界のトップ選手に比べると平均的に記録が見劣りしていた日本。しかし近年、専門的なトレーニングや、スピードで目覚ましい記録を挙げている池田雄大の他の選手へのコーチングの甲斐もあり、記録は各選手更新を続けている。世界との差の縮まりを実感した今大会だった。

「GREENROOM FESTIVAL’19」イベントレポート

神奈川県横浜市・赤レンガ倉庫特設会場で行われた「GREENROOM FESTIVAL'19」サーフカルチャーやビーチカルチャーをルーツに持ち、アートやフィルム、と音楽が混交し、なんともGOODな世界観を作り出している。
アーティストのライブや、サーフマーケット、アートギャラリーなど、見所多数の素晴らしいイベントだった。

来月も書き続けたい。各競技、徐々にオリンピックへ向けて加熱を続けている。

過去の仕事


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