言葉を持つ

その判断は無意識?意識してる? No.432

一日の意思決定をする回数は諸説あり、9000回とも30000回以上ともいわれていますが、どれくらい意識されていますか?

そんなにしていないという方も多いかと思いますが、その理由はそのほとんどをほぼ無意識で行っているからです。

例えば朝起きてから「二度寝するかしないか」「どんな服を着るか」活動を始めてからも「何を食べるか」「どのルートで出勤するか」仕事中も「何から手を付けるか」など数多くの決定をしています。

実はその決断一つ一つに認知能力を使っていますが、人間の認知能力には限度があるようです。

ですので、あまり小さなことにいちいち認知能力を使っていると、それだけで疲れてしまい重要な決断が鈍ったり、疲労感に悩まされたりするようです。

例えば朝服を着るのに何を着ていくか、お昼ご飯に何を食べるかなどでいちいち迷っていると肝心な判断が出来なくなります。

肝心な時に決断が出来ないって怖いので、出来るだけ普段から余分な認知能力を使わないようにした方が良いと思いますが、そういった判断力を使わなくする方法が二つあります。

1.判断しなくても良くする
2.判断基準を明確にする

1の判断しなくても良くするという事は、システム化と言い換える事も出来ますが、選択肢を無くしてしまう事です。

有名な例で言えばアメリカのオバマ前大統領は、黒かネイビーのダークスーツしか持っていなくて、1週間分のコーディネイトを決めていたとか、スティーブ・ジョブズがいつも同じ服装だったなどがそうです。

これは毎日同じ服を着るのではなく、同じ服を何枚も持っていて、いつも同じコーディネイトで行けば悩まなくて済みます。

食事も同じようにいつも決まったお店で日替わり定食と決めていれば悩むことは無くなります。

しかし、ここで大切なのはその服装で毎日過ごして相手に失礼がないか、その食事を毎日食べて健康を害さないかという事を事前に検証する必要があり、そこがシステム化のポイントになります。

2の判断基準を明確にするとは、自分の意思決定基準になる言葉を決めておくという事です。

例えば食べるものに悩むのは、値段が高い安いや、ダイエット中ならカロリー、健康が気になる方は野菜が多いかどうかなど複数の基準があるからです。

これを明確に決めておくとランチは「900円まで健康よりスピード優先」と決まっていれば余分な決断は減ります。

仕事であれば、「常に相手のためになる方を選ぶ」という言葉を持っていると、仕事のやり方を迷ったときも「より相手のためになるのはどちらか」という判断が迷わず出来ます。

とは言え、私も「健康のために階段を使う」という言葉を持っていても、ついエレベーターに乗ってしまう事もあります。

いかにこういった言葉を常に意識できるかが行動を変え、習慣となっていきます。

良い言葉を意識し、良い習慣を一つでも身に付け、良い人生を送っていきたいですね。

井上塾ではそんな良い言葉が身につくようサポートをしています。

ご興味ありましたら是非一度ご参加ください。

今日の一言
意思決定基準を明確にする言葉を持つ

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