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受験生を見守る日。

先週の木曜日は、この国の大イベント?!がありました。

それは、韓国のセンター試験「大学修学能力試験」があったのです。



なぜ、イベントなのか・・・


①飛行機の運行時間が変更になる。

②警察や市民団体などが、受験生移動のためのサポート体制になる。

③小学校・中学校や一般の会社などは、始業時間が10時ぐらいになるところもある。

④国民全体が、応援モードになる。


(☟こんな感じです・・・)


幼稚園から高校3年生まで、いやいや~生まれた時から、この日いちにちで、今までの人生とこれからの人生が決定してしまう日だからなのです。

(それ以前に、推薦入学試験で大学が決まっている子もいますが極まれ。)




その日、エレベーター内で、11階のおばさんとの会話・・・


「あら~お宅の子も、もしかして今年、修能(スヌン)?」

「いやいや~来年です。」

「まぁ~!これから一年は、本人もお母さんも大変ねぇ・・・」

「はい、本人はもう、今日から高3モードになってますよ・・」

「もしかして、日本もこんな感じで、一日で決まっちゃうの?」

「いえいえ~~!!大学試験が一日で決まることないですよ。この国の子どもたちは、本当に大変ですよねぇ。その日体調壊しちゃったら、全て台無しでしょう・・」

「そうよねぇ~このシステム変えないと、子どもたちの負担が大きすぎるわよねぇ・・・」

「まったく・・・」



その日は朝起きると、生活音もなく普段より静かです。

我が家は高校のすぐ横にあるので、校門の前にはお母さんたちが祈るようにして、校舎を見つめている姿が見えます。

その姿を見ながら、思わず私も「頑張れ~!」と、この建物内にいる受験生たちに声援を送っていました。



チョー学歴社会である、この国ならではの・・・特別な「一日」でした。

おっと~!!来年のために、今から緊張しちゃいそう~?!



拙い文章を読んで頂いて、ありがとうございました。 できればいつか、各国・各地域の地理を中心とした歴史をわかりやすく「絵本」に表現したい!と思ってます。皆さんのご支援は、絵本のステキな1ページとなるでしょう。ありがとうございます♡