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ティランジア着生のススメ

こんにちはこんばんは
今回はティランジアの着生についてお話したいと思います。

ティランジアは一部を除いて樹や岩に着生していますので、そのように仕立てたほうがより自然な形となります。とはいえ、着生させたからといって、栽培上何かメリットがあるか?というとそれほどでもなくて、根は養水分を吸収するためではなく固定するために存在すると考えています。それよりも額縁的な意味合いが強いかと思います。ただ、中には植え込んだ方が良いもの(Tillandsia punctulataなど)もありますので、種類によりけりではあります。

あと、もうひとつメリットを挙げておきます。成長比較がしやすいという点。植物体単体で見てるだけよりも比較対象(着生材)がある状態のほうが対比して成長度合いがわかりやすくなります。

ロリ3

↑こんな感じです。一瞬脳がバグりそうになりますが、視覚的に一目瞭然。


↑これはコルクとイオナンタ スペシャル。メリットとして、株の角度が安定するので子株が綺麗に出るというのはあると思います。というか、ありますね。

↑裸のスークレイ。なんかちょっと語感があれですね(笑)

↑コルク付きのスークレイ。
どっちが良いかというのは好みですが、僕はコルクありが好きです。


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あと、着生の醍醐味に根があります。根フェチにはたまらない!
ただ、チランジアは必ず根を発生させるわけではないですし、根が出ないからといって調子が悪いわけでもありません。はっきり言って気まぐれです。出たらラッキーくらいに思っておきましょう。


それから、根が全然違う方向に向かっちゃうことがあって、もうそれは諦めましょう。僕はそれを「努力の方向性を間違えた根」と言ってています。努力っていくら努力をしても方向性間違えてると結果に結びつかないんですよね。もうそれは身をもって経験しました(笑)


ただここでデメリットを申し上げておくと、コルクなどに着けると当然場所を取ります。こことのせめぎ合いでコルクなどのサイズを選定します。

デメリットもうひとつ。吊るす場所によっては光が当てづらくなります。たとえば、室内で窓に吊るす場合、多くは室内側に株が見えるようにすると思いますが、そうすると背面からの光、つまり太陽光が着生材に遮られてしまいます。そのような場所に吊るす場合は僕はコルクではなく細めの流木にしています。

お気に入りの株だけ着生させるとかでもいいと思います。

固定に使うワイヤーはアルミ製のものやフラワーアレンジ用のワイヤーが軟らかく扱いやすいです。巨大な重い株の場合は鉄製のコーティングワイヤーでもいいと思います。


ストッキング1

有茎種などを細い流木に固定するときはストッキングが重宝します。ストッキングを切るときはまず写真のように輪切りにして一箇所を切断します。伸縮性があって丈夫なのでなかなか使えるアイテムです。株を傷めることも少ないです。
デメリットは、男性の方のみですが、入手するのが少し恥ずかしい(笑)
ちなみに、ダイソーので十分です。


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こんな感じで使います。これはもともとボンド固定だったのですが株が大きくなって支えきれなくなったので後からストッキングで補強したものです。

10cm以内くらいの小さい株にはボンドも使えます。個人的にはよく使います。個人栽培のティランジアはほとんどボンドで固定していますが、害を感じたことは一度もありません。他のボンドは使ったことがないので全く分かりませんが、当然耐水性があるものが大前提となります。
デカイ株は支えきれず剥離するのでワイヤーで固定するか、ワイヤーと併用する形としましょう。

↑固定の醍醐味についてお話しています。


さぁ!今年も残すところ1ヶ月を切りましたが、皆様もどうぞ着生遊びをお楽しみください!
お店にも遊びに来てね~


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