見出し画像

ティランジアが生長しない問題

ティランジアのご質問で「なかなか生長しない」というものが多く寄せられますが、温度がある程度確保されている季節にこのようなことがある場合、水不足か光不足の可能性が高いです。

光は移動なり照明で簡単になんとかなりますが水は曲者です。※とはいえ、日焼け問題やティランジアの種類によって光の要求量が異なるなど光も奥が深いので、それはまた別の機会に。

水やりの頻度とかではなく体内の水分充足量なのです。


水分充足量がある一線を越えないと生長しない(しづらい)と経験的に感じているのですが、一線を越えるとは、ようするにパンパンな状態ということです。写真↓の株は足りてないですね

画像1

水やりの頻度はあまりあてになりません。「1時間勉強しました」が学習した内容が頭に入った証明にはならないのと同じです。



しかしここで注意しなければいけないのは「光・水・温度」のバランスです。闇雲に常にパンパンにしておけばいいということではありません。

「光・水」があっても「温度」が低すぎれば生長しません。「水」不足でも同じ。

以上は生長するかどうかのバランス。

以下は腐りリスクが関わってくるバランス。

「温度(高温)・水」があるのに「光」が足りないと腐るリスクが高まります。「温度・光」不足で「水」だけあるのも危険ですね。

このようなことから、まず光の確保が最も重要だと考えています。それから次に温度。光は固定で、生長に適する温度があれば水を多く入れ、低温に向かえば向かうほど水の量を減らす。※種類によって異なります

風は非常に有効ですが、それはまた別のお話かなぁ。

まとめますと、生長に適した環境であれば体内の水分量を多く保つようにする(ある一定水準以上)と生長スイッチが入るということです(適した環境だと水を多く必要とする)。

※適した環境ではないのに水をやりすぎると、スイッチが入らないばかりか枯死のリスクがでます。

最後は自分で観察して試行錯誤してください。実戦でははっきり言って理屈通りにはいきません。まぁそこが面白いんですよ。



いいなと思ったら応援しよう!