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髪に関する五臓機能

髪の状況は五臓機能の状況と密接に関連している:

1、心との関係:心主血脈、主神明、心者生の本、心、その華は面にあり、髪は血の余となる。

2、肝との関係:肝は血を隠し、血の余に発する。髪の栄養源は血であるため、若い頃は肝血が盛んで、髪が茂っていて、色が黒くて光沢がある。年を取って肝血が不足し、髪の毛が青白くなり、脱落しやすい。

3、脾臓との関係:脾主は清らかになり、気性は飲食の精微、津液を肺に負け、更に他の臓腑に負けて気血を起こして全身を栄養することができ、もちろん毛にも栄養を得ることができる。

4、肺との関係:肺主毛皮、その華在毛。華は栄華が現れるという意味で、毛の栄枯から肺臓機能の盛衰を推定することができ、これは肺臓が「毛に精進する」ことができ、肺臓病変の時に毛の枯黄が現れ、容易に推定することができるからである。5、腎臓との関係:腎臓主蔵精、その華は髪にある。髪の栄養は血に由来するが、生気は腎気に源を発し、腎気の盛衰、外部は毛髪に現れ、青壮年腎気は充満し、髪は茂って光沢がある、年を取って体が弱く、腎気が弱い人は毛が枯れて抜け落ちやすい。髪の毛は五臓とも関係があるが、五臓の中では肝腎と最も密接な関係がある。漢方医の言う五臓(肝、心、脾、肺、腎臓)は現代医学解剖部位の前記単純な臓器と差があり、それに比べて、更に1種類の機能を代表し、単純に現代医学解剖の前記肝、心、脾、肺、腎臓の5つの器官と理解することはできない。

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