姿を映した鏡の数だけ違う自分が現れる
人生で一度くらい変わった髪色になってみたいけど、似合わなかったら困ると思い、まずはウィッグでお試しと思ってコーラルピンクのウィッグを通販で買ってみた。
ちゃんと加工なしで撮らねばウィッグの意味ないと思い(加工できるアプリだと髪型も変えられる)、RICHOのGRで撮ってみた。光と角度にはこだわりまくりですが。
黒髪しか似合わないと思い込んでいたのですが、意外にありなのでは? 2400円くらいのウィッグなんだけど、生え際は絶妙に黒くなっているので、自然な感じ。というわけで、前々から約束をしていた小夜ちゃんとの撮影遊びに使ってみました。
小夜ちゃんの行きつけの美容院CuCula(苦楽園口)のヒグチさんに、メイクとヘアをお願いし・・・
・・・20歳若返ったよ。
右がわたしなんだけど、誰だよ。左はフォトグラファーの小夜ちゃん。
小夜ちゃんと会ったのは、わたしがポートレート遊びにはまっていたときで、初めて一眼レフで撮らせてもらったのがきっかけ。2008年だった。その後、小夜ちゃんも一眼レフで撮り始めて今度はわたしが被写体になったり。
ポートレート写真は、どう見られているかがそのまま写る気がする。10歳年下の小夜ちゃんからは、わたしはこんなふうに見えているらしい。なんてこった。いつも写真を見て驚くよ。
ずっと自分を探していた。自分のことばかり考えて、自分を見つめて、自分を分析し続けた。だけど歳を重ねていくうちに、探し方がわかって、あまり自分を探さなくてよくなった。
自分を見つける方法は、人と出会って、人と関わることだと思う。自分の姿は自分では見えない。他者という鏡に映して初めて見えてくる。誰かと関わるたびに、自分が少しずつ見えてくる。
「他人の目を気にする」ってネガティブな文脈で使われるけれど、それはその他人が自分にとって大事な人ではない場合だと思う。どんな鏡に映してみるのかは、自分で選ぶことができる。自分を落ち込ませる歪んだ鏡しか周りにないのなら、外へ探しにいかなくてはならない。
優しい鏡は大切にして、ときどき映しにいきたい。
ところで、ポトレ遊びにはまってたときは、いろんな人の被写体になったりしてたけど、最近は限られた仲のいい人に撮ってもらうだけ。写った自分にがっかりしたり、違うって思ったりすることが多くなったから。でもなんか、もっと開いて受け入れないと、この先やっていけないかもしれない。ほうれいせんがあるなーとか、変な顔だなーとか、体型がおばちゃんだなーとか、自分で自分にダメ出ししている場合ではない。
小夜ちゃんの写真の中のわたしがキラキラ楽しそうなのは、小夜ちゃんが可愛い可愛いって言い続けてくれたおかげだ。この時間は自分にダメ出しするのをやめられた。自分にダメ出しをしているとき、それを他人の目にも反映してしまう。きっとこんなふうに思われてるだろうなとネガティブに考えてしまう。今も実は思っているんですよ。自分の写真ばっかりアップして痛いって思われてるだろうなあとか(笑)なんかね。いろいろね。
まずは自分で自分にダメ出しするのをやめよう。そうしたら、もっと楽しく生きられる気がする。まあ、自分に自信いっぱいで楽しく生きていたら、それはそれで妬まれたりする世界なんだけどね。何してもどう生きても、誰かに何か言われるのなら、わたしはわたしの全面的な味方でいよう。そうしたほうが、自分の望むとおりに生きられる気がする。
ところで、この髪色にするにはブリーチを2回しないといけないらしい。しかもロングヘア、からまって大変だった~! お手入れも大変そう! ウィッグでたまに変身でいいかも…。
帰りの1枚。魔法が解けた後。次の日、筋肉痛になりました(笑)撮影していると、よく歩くし立ったり座ったりするし、いい運動になるのかもしれない。
小夜ちゃんのインスタにもいろいろアップされています。
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