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【連載小説】ちょうどよいふたり

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日本リフレクソロジスト認定機構会報誌「Holos」で連載中の連作短編小説です。1年に3話更新されます。作中の人物も4カ月ごとに成長していきます。
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2018年4月の記事一覧

第5話 パフェと恋|2014年5月

 インターネット上の合格発表のページに自分の受験番号を見つけたとき、幸彦は嬉しいと思う…

寒竹泉美
6年前
11

第6話 マンゴーチューハイと年上の女性|2014年9月

「合コンしようぜ」  と、佐々木が言った。幸彦は、佐々木の顔を見ると、その言葉をかみし…

寒竹泉美
6年前
10

第7話 海と白い光|2015年1月

 灰色の砂からビンやライターやプラスチックの袋が顔を出している。夏の海水浴客が落としてい…

寒竹泉美
6年前
9

第8話 ビールと年の差恋愛|2015年5月

「とりあえずビール。果穂さんは?」  佐々木にたずねられて、果穂はわたしも、と答える…

寒竹泉美
6年前
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第9話 恋とリフレクソロジー|2015年9月

イラスト:木村友昭 果穂のリフレクソロジーのお店は、なかなか繁盛しているらしかった。口…

寒竹泉美
6年前
9

第10話 愛人と冬の海|2016年1月

イラスト:木村友昭  飲み会の予定が入っていて本当によかった、と幸彦は思った。おかげで…

寒竹泉美
6年前
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第11話 短パンと進路相談|2016年5月

 三年ぶりに会った室田剛(ごう)は、まだ初夏だというのに黒々と日焼けしていた。かつては青白い顔の大学院生だったと言っても誰も信じないだろう、と果穂は思った。だが、よく見ると当時の面影が、問いかけるような深い瞳の色と時折見せる寂しそうな表情の中に残っていた。 「どうぞ、入って」  果穂がマンションのドアを開けて促すと、室田は感嘆のため息を漏らした。 「きれいな部屋だな。お店みたい」 「お店だよ」 「え? お店なの?」  室田が間抜けな声をあげたが、果

第12話 ケーキセットと自由|2016年9月

   幸彦は会場の端の壁にもたれて、リクルートスーツたちを眺めながら、自由の重圧に苦しん…

寒竹泉美
6年前
10

第13話 クリスマスデートと普通|2016年12月

 リフレクソロジーの仕事を始めてから、果穂は、朝、目を覚ますのが楽しみになった。目覚める…

寒竹泉美
6年前
13

第14話 披露宴とバーベキュー|2017年5月

「そんなふてくされた顔やめて、もっとおめでたい顔をしなさいよ」  母に言われて初めて幸…

寒竹泉美
6年前
9

第16話 オープンカーと秋の海|2017年10月

                         オープンカーを運転するのは幸彦にとって…

寒竹泉美
6年前
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