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会社のお話「今までとこれから、そしてその先へ、ずっと」

タイタンキャピタルの金澤幸緒です。

今から約5年前のことです。
その頃、タイタンキャピタルは大きな岐路に立っていました。
重要なポジションのひとつを担ってくれていたメンバーが退職することになり、会社の方向性や今後の経営戦略などについて思案していたところだったのです。

そんな時、世界最大級のアメリカ系投資銀行に勤める知人から、部下である二羽啓史郎を紹介されました。
実は、二羽は当時転職活動を行っており、タイタンキャピタルとは別の会社に就職が内定していました。
にもかかわらず、私が会って不動産ビジネスに対する価値観や向き合い方などを真摯に伝え、一緒に仕事をしたいと打診したところ、タイタンキャピタルで共に働くことを選択してくれました。

二羽の入社は、タイタンキャピタルにとって何物にも代えがたいものとなりました。
多様なクライアントごとに最適化されたきめ細やかなプレゼンテーションが行えることはもちろん、社会的地位の高い、いわゆるエグゼクティブ層と短期間で信頼関係を構築できる優れたコミュニケーション能力、プレッシャーのかかる局面でもポジティブなマインドで物事を進められるメンタルタフネス……。
二羽の持つビジネススキルは、そのどれを取っても超一流であり、目をみはるものがあります。

そして、二羽はどんな仕事でも必ず「結果」を出します。

どの業界も似たようなものかもしれませんが、こと不動産ビジネスにおいて一番大切なのは、当初の予定どおり、あるいはそれ以上の成果を残すことです。
頂点へたどり着くまでの努力を、二羽は決して惜しみません。
二羽の仕事ぶりを5年間つぶさに見てきて、この姿勢には本当に心が揺さぶられました。

そんな二羽が、今年の4月からタイタンキャピタルの代表取締役に就任しました。
二羽の5年間の「結果」が、タイタンキャピタルのトップということになります。
これからもきっと、すばらしい結果を出し続けてくれるに違いありません。期待しています。

二羽の代表取締役就任に伴い、これまで代表取締役を務めてくれていた宇佐美彰が退任し、タイタンキャピタルを去りました。

思えば、宇佐美とはもう20年の付き合いになります。ビジネスでは言うに及ばず、プライベートでも親しくさせてもらっています。私がこれほどまでに長い間、一定の信頼を寄せる人間はそう多くはいませんが、そのひとりが宇佐美です。

これからも末永く付き合いが続くことを願っています。ご苦労さまでした。

「人間は一生のうち逢うべき人に必ず逢える。しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に」

これは、明治時代に生まれ、大正、昭和と教育哲学の第一人者として活躍した森信三の言葉です。
20年前の宇佐美との出会いも、5年前の二羽との出会いも私の人生において必然であり、また、これ以上ないほどのベストタイミングだったと実感しています。

宇佐美と二羽がそれぞれネクストステージへと歩みを進める中、私も不動産ビジネスとは別に、SDGs(持続可能な開発目標)にも通じる独自の取り組みにチャレンジしています。

まず、私のライフワークであるチャリティ活動ですが、今のようにSDGsが本格化する前から、国際NGOを通じ、貧困に苦しむ発展途上国の100人の子どもたちに毎月欠かさずに援助を続けています。
さらに、災害地域や紛争発生地域、発展途上国で活用できる、空気中の水分から飲料水を作るまったく新しいシステムを採用した製品(空水機)の製造事業なども支援しています。

自分のビジネスだけでなく、社会に広がるさまざまな問題の解決に向けて金銭のみならず自分のできる方法でバックアップしていくことは、数回はできてもそれをずっと続けていくのは決して容易ではありません。しかしながら、SDGsにおいて私ができること、そのすべてにこれからもアクティブに挑み、貢献し続けます。

今までがそうであったように、これからも私の周りにはたくさんのすばらしい人やワクワクするような事が集まってくるでしょう。
そのひとりひとり、ひとつひとつの出逢いに喜びと感謝を決して忘れず、自分以外の誰かによって活かされていることをいつも心に留め、新たなる段階へと進んでいこうと決意を新たにしています。

金澤幸緒

Photo by George Kedenburg III on Unsplash


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