見出し画像

「私と、あなたと、あいだに愛。」をつくることを仕事にする。/企画・編集・ファシリテーションをする理由

もともとリベルタ学舎は、「私自身が学びたいことを、イベントや講座にしている」という、非常に身勝手な場所です。もともと海外で10年間のんびりフリーライターやっていた私が、帰国して借金して「親子の学び場」経営を始めて1年もたずに破綻させて、それで始めたのが「なりわいづくり」シリーズでした。

なんせ、自分が食っていけるようにならなくては!!!(←切実)

ということで、「いま私がいちばん学びたいし、これからみんなも自分のなりわいとして切り拓ける可能性が高いのじゃないか?」という視点と、「この講師と一緒なら本質を学べるぜ!」という切り口で、2020年度のラインナップを、「企画」「編集」「ファシリテーション」にしました。

学ぶだけもできるし、もしそのあと仕事としてチャレンジしてみたいなら、OJTの場も用意してます(←そんなに詐欺とかじゃないように誠実に設計しているつもり)。なぜこの分野について、このひとたちに学ぶのか、書いてみます。


▶世界と自分のあいだに「関係性」をつくってしまう。不遜で繊細な「編集力」を身につける-”編集道場”(講師:有田佳浩)

画像1

「メディア」の語源はラテン語の「中間(media)」。ステーキの焼き方で「ミディアム・レア」というときの、「ミディアム」ね。そして私が10年住んでいた、ラテン語の影響が色濃く残るスペインでは、「media」は「靴下」という意味になる。靴下はペアなので、使うなら複数形の「medias(メディアス)」。

かつて南蛮貿易のころ、ポルトガルかスペインからやってきた宣教師が、固い革靴を履いている。それば見た九州のおいやんが「あら、なんば履いとらすとですか。ちょっと、おいどんにも履かせてもらえんですか」と訊く。草鞋を脱いで、履いてみる。たぶん靴擦れができる。「あいや、あんたは足に布のごたっとば巻いとらすたい。そら何ですか」と訊く。宣教師は答える「medias(靴下)」。それが「メリヤス」の語源となった。

で、伝えたいのはメリヤスの語源ではなくて。「靴下」があるから、足は靴擦れしないで済む。靴もまた、足を靴擦れさせることなく、「遠くまで運ぶ」という本来の役割を果たし、相手(足)をより幸せにすることができる。靴下があるからこそ、足と靴のあいだに愛が生まれる。「メディア」って、語源通り、「靴下」的なものだと思うのです。


「取材する」なんて、余計なことじゃん。頼まれてもないのに(※頼まれたら広告)、「この情報、きっとあのひとが知ったら、幸せになる!」って思いこんで、話を聞きに行って、写真とか動画撮って、編集して、媒体に載せて。その媒体を維持するために、別の企業さんから広告とって。「わざわざ、何やってんの?」だよ。

でもね、たぶん、「わざわざ、靴下やってんの」だと思うのさ。靴というものを見つけちゃったから、足に教えてあげたい。靴と足が仲良くするための接し方までしっかりつくる。速く走りたいひとのための靴と、上から鉄板が落ちて来ても足を守るための靴と、氷の上を滑走したいひとのための靴は、ちがう。それぞれの靴の「ミッション」を引き出し、「ああ、この靴があったから、幸せ」と思う顧客をつくりだす。

わざわざ余計なおせっかいを、自分の思い込みでするから、「不遜」。だけど、自分がわざわざ余計なことをするから、関わる全員をぜったいに幸せにする実現方法をとことん考え抜くから、「繊細」。それが、「編集」という仕事。デザイン、ライティング、写真撮影、ページレイアウト、紙媒体制作、ウェブ制作、SNS、広告、すべての基本となる素養だと、私は思っています。


リベルタ学舎で講師をお願いしている有田佳浩さんは、大阪の大学生時代からフリーペーパーを発行し、中退してそのまま編集プロダクションを立ち上げ、超多忙な雑誌の全盛期を過ごし、同時に東京を拠点に市民をライターに育て上げながらのメディア運営と、企業のブランディング広報をしつつ、現在は兵庫県編集デザインディレクターとしても活躍する、大ベテランの編集者。(ちなみに、異常にシャイ)

「ああ、編集って、面倒で、楽しいことなんだな」というのを実感してもらえると思います。毎週水曜午前10時-12時にオンラインで編集道場を実施(無料)。毎月第一水曜が公開となっているので、そこに参加してもらって、気に入れば継続してください、という仕組みです。

お気軽に、のぞいてみてね! 詳細はこちらから:
http://lgaku.com/index.php/event/hensyu_dojo/



▶目指すは菩薩。あなたの笑顔で場の力を活性化させ、ちゃんとゴールへ導き切る。修羅場も仏の慈愛で満たせ!ー”ファシリテーション講座”(講師:鴨谷香)

画像2

「ファシリテーションってうさん臭い」と思ってたんです。「それって、プレイヤーになれないひとが、でも”お役に立ちたい”と言って、特別な技能がなくてもいま流行りで格好良いからやってるかんじ」と思ってました。これは本当にごめんなさい。

間違っていた、と思ったのは、この講師の鴨谷さんの技量に触れてから。企業の経営計画を立てるという非常にシビアな場面で参加者の語気が荒くなる場面(←真剣に取り組んでいる証拠)でも、笑顔のまま、ちゃんとその日のゴールまで導き切る。

午後いちばんの大学生が眠くなる時間の講座でも、斜に構えた参加者にファシリテーションを教えるという講義でも、「はーい」という柔らかな声と表情で場をつくり、気づいたらみんな菩薩の眼差しのなかで能動的に意見を述べはじめ、なんだかちゃんと成果を出している! そこに至るまでの準備の周到さ。当日出す声や台詞の計算。すべて、すげえ。


ちなみに鴨谷さんは、小学生時代にアルジェリアで過ごし、女性が社会に出られないリアル、親米と判断される日本人に向けられる眼差しや具体的な危険(第四次中東戦争の勃発で、パリに避難)などを経験しています。

そのあと、大学時代に訪れた内戦直後のアイルランドで、父親を叔父に殺された17歳の女性が、コミュニティという存在によって、憎しみの連鎖から解き放たれたと語る場面に出会います。

それから、ハワイ、ニューヨーク、様々な場所で学びながら、多様なひとが性別や国籍などの区別なく自由に生きられる社会の実現を目指して、いろんな場所で活動続けてます。ガチだから。一度、彼女に、ファシリテーション学んでみてください。

<詳細> ぜんぶ木曜日の10時~12時、オンライン実施。
・7/2(木)  :ファシリテーションとは何か? インプット講座
・7/9(木)  :実践1 合意形成の場づくりを理解し体感しよう
・7/16(木):実践2 課題解決の場づくりを理解し体感しよう
・7/30(木):実践3 会議を企画し進行してみよう
→4回で11,000円、見逃し配信&オンラインフォローアップあります。http://lgaku.com/index.php/event/facilitation_seminar/



まずは自分の人生を企画する! どうやったら、自分も相手も幸せになるのか? タフな試行錯誤と、失敗にめげないマインドと技術を手に入れるー企画ゼミ(講師:湯川カナ)

画像3

いやもう私が最弱なんですよ。なんか特別な技術をもってない。なにかのプロフェッショナルでもない。でもなんとか生きている。それってなんやろな、と、振り返ってみると、「企画」だと思ったのです。

自分がやりたいことを実現するためのプロジェクトを起こす。かかわるひとがみんな幸せになるよう作りこむ。そして実際に、口説きまくって素敵な関係者をつくり、「これがあってよかった」とみんなに言ってもらえることを実現する。ああ、いま書いてみても、面倒臭い(笑)

こんな面倒臭いのに、私、いまでも仕事のメインは企画作りです。ひとの企画(プロジェクト)も、めちゃくちゃ見てます(ビジコン審査員とかさせていただいたり)。そして、ぜったいにこれからもいっぱいやるから、自分自身が常に企画力のブラッシュアップに真剣に取り組んでます。

だってさ、ゴールは、革命だから。自分がめいっぱい幸せになり、まわりのひとがめいっぱい幸せを実現している、それを見るまで、やり続けるからさー♥


少しだけ講師として自己紹介。小学校・中学校と、校則の改定を、生徒会選挙活動を通じて実施。中学ではブラスバンド部創立。学生起業に参加、ヤフー・ジャパン創設メンバーを経て、スペインでフリーライターで10年。4冊の著書のうち、2冊が出版社への持ち込み企画。

帰国してからは、「学びの場」一般社団法人リベルタ学舎、「働く場」なりわいカンパニー株式会社を企画運営。常に仲間募集中。

<詳細> ぜんぶ金曜日の10時~12時、オンライン実施。
・7/3(金):しごとを支える自分自身の軸を見出す(アントレプレナーシップ)
・7/10(金):自分の名前で誰かを幸せにする企画を立てる(企画力)
・7/17(金):個人がジャズ的に協働するチームをつくる(チームビルディング)
・7/31(金):仲間やサポーターをつくり、巻き込む(広報)
→4回で11,000円、見逃し配信&オンラインフォローアップあります。http://lgaku.com/index.php/event/kikaku_zemi/


さ、やりますか!


■お問合せ先:一般社団法人リベルタ学舎
http://lgaku.com/
info@lgaku.com
078-599-9381




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?