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最後に残るもの

境港と言えば水木しげる

妻の出身地が境港に近く、妖怪のブロンズ像(盗難とか壊されたりしたことも)で有名になった水木しげるロードがオープンした頃の大盛況も知っているので、水木しげるさんのことはちょっと詳しいです。
水木しげるさんの言葉で有名なのは、
「怠け者になりなさい」
です。

怠け者になりなさい

もちろん、若い頃は必死に努力することが必要。
しかし、中年を過ぎたら怠けることを覚えるべき。努力に結果は、なかなか追いつくものではありません。
続けるためには、怠けることも必要なんです。迷った時には立ち止まってもいいんです。

最後に残るもの

1965年の「金太とピン子」の生原稿を水木プロの公式Twitterが公開していました。坊主は水木先生の化身でしょう。
水木先生のすごいのは、今の漫画にあるような「ある日、目が覚めたらすごい力がそなわっていた」なんて話はないのです。
で、決して努力したから報われるとも言っていません。
工夫したことは自分の中に残ると言っているのです。これは、どの人間にとっても真実です。
行き詰まって、水木先生のいうように「怠け者」になって、立ち止まって、自分に何があるかを考えた時、残っているのは「生まれてから工夫努力した」ものだけでした。

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水木先生の残したもの

努力は報われないかもしれないが、必ず自分の中に残る。
少しでも早く情報を得ることに奔走し、人を出し抜いたり、足を引っ張ったりしてでも利益や称賛を得ようとするのが現代です。
大正時代に生まれ、戦争を経験し長い人生を駆け抜け、不遇の時代を経て人気作家となり、最後まで好きなことを道として歩み続けた水木先生。
どちらの人生が幸せか自ずから明らかでしょう。
そんな人生の先輩からの貴重なアドバイスとして心の片隅にとどめておきたい言葉です。

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