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運用日記 9月20日 アルトコイン参戦 UNI調査

今日からはアルトコインに参戦するため、Binanceも始めてみました。

ただ、マーケットを見ていると、現物市場の出来高は以前と比べ少なくなっていて、よくよく見ると先物市場が非常に大きくなっていました。

Binanceは現物市場というイメージは既に変わっていたんですね。

そして、凄いことにアルトコインの取引手数料も0.036%でここはBitmex等の取引所と大違いです。これは有利に取引出来るかもしれません。

ただ、今回は別アプローチでアルトコインの予測をしたいと思います。今までは説明変数を沢山入れてモデルを強化していましたが、アルトコインはトレンドが出やすそうなので、移動平均線を中心としたグリッドサーチをしたいと考えています。

この前のインタビュー動画[インタビュー編: 兼業システムトレーダーのためのビギナーズガイド - Kory Hoang Part 1/2]でKoryさんがずっと移動平均について話していて、一見シンプルに思えますが、確かにアルファはあるのかなって思いました。

インタビューを聞いていて実際使っている指標は移動平均線かRSIだけな気がしたので、まずはここから調査しようと思います。

いつも日記に運用結果だけ書いてても正直単調なので、今回は少し調査を共有したいと思います。

前提条件

調査対象銘柄:BinanceのUNIUSDTの先物
調査対象期間:2020年9月18日07:00~2020年9月20日05:04
サンプル数:2765個(1分足)
予測ホライズン:5分

調査方法

n分間移動平均線の乖離率とn期間RSIの2つの指標からアルファを探索していきます。ただ、集計してもサンプル数が足りない可能性があるので、参考程度にしてほしいです。

移動平均線とRSIの定義

from ta.momentum import RSIIndicator

lags = [5, 10, 15, 30, 60, 90, 180, 240]

uniusdt["target"] = uniusdt["close"].pct_change(5).shift(-5)

for lag in lags:
   uniusdt["MA_{}".format(lag)] = uniusdt["close"].rolling(lag).mean()
   if lag >= 10:
       rsi = RSIIndicator(close=uniusdt["close"], n=lag, fillna=True)
       uniusdt["RSI_{}".format(lag)] = rsi.rsi()

今回はいくつかの期間から指標を計算して、グリッドサーチしていきます。

まずはMAの分析から始めます。

戦略としては、非常にシンプルで異なる期間のMAが交差した時にロングまたはショートして5分後に決済します。

交差回数は以下のようになりました。

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次に交差した時に短期移動平均線>長期移動平均線ならロング、逆ならショートします。

次に、平均収益率を表示する。ただし、y=-xで反対称なので、一部だけ表示させております。

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グラフの見方は、横軸は短期移動平均線で、縦軸が長期移動平均です。

値は%で例えば(MA_5, MA_180)の0.0032というのは0.0032%という意味です。

コストも無視しているのですが、中々移動平均線の交差で勝つのは難しそうですね。

保有期間が短すぎる可能性があるので、30分予測ホライズンでも見てみましょう。

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ふむふむ。MA_5が他の長期移動平均線に対してクロスした時は全部勝っていますと。

では、次はRSIも見ましょう。

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これは5分後の価格変化率とRSIのICです。逆張りなので、マイナスであることは期待通りで、期間が長いRSIの方がICが大きく出ている傾向がありますね。

大体見るべきところはある程度定まったので、引き続き明日も調査しようと思います。

運用結果[日課]

予測精度:50.675%
損益:1418円
残高:229670→231089円

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勝率自体はほぼ50%なのですが、一回の勝ち幅と一回の負け幅で微妙に勝ち幅の方が多い感じになっていて、プラスという感じです。やはり冷静にロスカット出来るのは強いのかもしれませんね。

スプレッド分析

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