カスタムメイドでソファを買ってみた

NYではオンラインオーダーをフル活用したカスタム系のサービスが増えている。その一つがカスタムメイド家具を取り扱うInterior Defineだ。

結婚後、新居に引っ越して1年経った。私はマリッジハイに続いて新居のインテリアハイになり、1日5時間くらいインテリアのことを考える日々が続いた。賃貸なので高級な家具を揃えるつもりもないし、先立つものもない。ということで、ハイ&ローならぬミドル&ローでインテリアを組むことにした。ポイントを抑えてセミ・ラグジュアリーの家具を買い、あとはIKEAで済ませるという組み合わせ技である。

家具の中で中核を成すと私が勝手に決めたのがソファだ。部屋の中で最も大きく、印象を左右する。ここにセミ・ラグジュアリー予算を投下することにした。


Interior Defineについて

Interior Define
https://www.interiordefine.com/

カリフォルニア発のカスタムメイド家具ブランド。ソファを中心にベッドやダイニングなども全てセミ・オーダーメイド。NYのSohoにショールームを構える。日本にもファンが多いWest Elmなどと並び「セミ・ラグジュアリー」に分類される人気ブランドである。


カスタムのシステム

セミ・オーダーメイドは、出来上がった型の中から自分で組み合わせて作るスタイル。パズルのように「生地はこれ、形はこれ」と選んでいく。Interior Defineで選べるのは次の4つである。

1)スタイル(型)15
2)生地 70以上
3)脚 20
4)サイズ 9

スタイルは15種類以上、生地に至ってはレザーも含めると80近い種類があるので、なんと20万通り以上の組み合わせが存在。限りなく自分の好みに合わせたソファができる。

Sohoにあるショールームには、人気のスタイルに実際に座ったり、全ての生地や脚を実際に触ることができる。スタッフもフレンドリーで、色々相談に乗ってくれる。唯一のネックはオーダーしてから3ヶ月程かかってしまうところ。しかし配送はスムーズで、きちんと時間通りに到着する。(アメリカではレア)


気に入らなかったらどうしよう?

Interior Defineのすごいところは、セミ・オーダーメイドなのに交換返品が可能なところである。実質というのは、返品する場合には

1)20%を支払って現品を引き取る(80%返金される)
2)現品をどこかに寄付して100%返金してもらう(新しいソファが到着する前、もしくは到着してから24時間以内に寄付したレシートがあればOK)

のいずれかを選ぶことができるのだ。20%支払って現品を買い取って自分たちで売ってもいい。これなら万が一気に入らなくても安心である。このシステムの説明が理解できなかった私は、何度もメールをやりとりすることになった。相当鬱陶しい客であったことは想像に難くないが、Interior Defineのカスタマーサービスはとても親切だった。

結局私たちは一度ソファを交換しています…


ソファが到着

そうして我が家に(二度目に)やってきたのがネイビーのチェスターフィールドというソファ。ここまでで半年!引っ越してからソファに半年!実際のソファとインテリアがこちらの動画です。撮ってそのままのものです。

散々迷って、私たちはチェスターフィールドというスタイルに決定。ちょっとビンテージっぽいデザインが私の心を鷲掴みにしたが、夫は脚があるから掃除がしやすいと地味な感想を抱いていた。生地はネイビーのベロア、脚はプレーンなシルバーのもの、サイズは86" (218cm)でこれは小さい方から3番目だったと思う。


カスタムという選択

いざソファを探してみると、気に入った色と形、サイズもちょうど良くてなおかつ予算内に収まるということは、ロト並みの確率であると気づく。しかしフル・オーダーメイドを作る金銭的余裕はない。そんな中にあって、Interior Defineのカスタムは私たちの需要にぴったりハマっていた。自分で選んだソファなので愛着も湧くし、クオリティとしても何年も使っていけるもの。一度は返品しておいて何を言っているのだろう。

NYでは、カスタム、そしてセミ・ラグジュアリーの波がきているなと感じている。以前にnoteにもまとめた「サプリ調合サービスcare/of」に代表される、オンラインでオーダーするカスタムメイド商品やサービスである。サプリ以外にもシャンプー、美容液、プロテインまでカスタムの波は押し寄せている。

「自分専用」であることが「高級」であることよりも価値を持ちはじめている。「こんなにラグジュアリーですよ〜」と言われるより、ある程度の価格帯で自分に寄り添ってくれる商品やサービスを求めるようになっているのだ。エレガントな高級感はハイブランドに任せて、セミ・ラグジュアリーではフレンドリーでスタイリッシュな空気感を楽しむ。NYのセミ・ラグジュアリー市場は、品質価格連想を抜け出し、「個」という軸で消費者を惹きつけている。


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30歳でNYのParsons School of Designに留学。卒業後はNYの現地企業に就職し、美容業界でグラフィックデザイナー。留学から現地就職、デザイン、美容ウェルネスのトレンドをnoteにまとめています。
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