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革命のカナシバリ

時の経つのは速いです。時の流れがここまで激流なのであれば、一度失われた愛と信頼を取り戻すことが容易ではないこともうなずけます。

ドロップCチューニングに最適な太さの弦を求めて、灼熱の砂漠から凍りついた森まで世界中を飛び回ったのも昔の話。今ではすっかり元通りにドロップDチューニングでキャッキャキャッキャ言いながらギターを弾いています。

で、「そろそろ弦でも張り替えよっかなー」なんて思ったときに気付いてしまったんですよね。デスクの上で、まるでオブジェと化していたコイツを。

コイツを購入してから早くも3週間が経過してしまいました。時の流れは残酷なまでに速いです。コイツはおそらくドロップCチューニングには最適と思われますけど、先ほど書いた通り、現在のオレ様といえば「どろっぷしーってなあに?(鼻ホジ)」といった状態。でもそこに弦があるからには張らねばなりません。そこに山があるから登る登山家のように。

というワケで弦を張り替え始めてから、驚愕の事実が発覚しました。

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1弦のボールエンドがキチンとハマっていませんでした。これ、弦交換のために外す途中ではありません。前回張ってから1ヶ月以上もこの状態だったと思われます。

こんな状態のまま1ヶ月以上もキャッキャ言ったりお歌を唄ったりしながらゴキゲンに弾いていたなんて!!!恥ずかしすぎる!!!穴があったら一晩中アレがしたい(ピクニックですよ)!!!

あまりの恥ずかしさに意識を朦朧とさせながら弦を外し、新しい弦を順番に張っていきました。

すると

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いきなり新品の4弦が切れました。いや、「切れた」という表現がおこがましいほど無抵抗に外れました。すでに切れていたのかもしれません。ペグに巻きつける前、テールピースに弦を通した直後です。まるでそれが自然の摂理かのように。

今までも色んな状態の弦を使用したことがありますけど(新品なのに直角に折れ曲がってたり)、これは初めてです。斬新です。いや、革命と言ってもいいかもしれません。そう!戦いの火ぶたは切って落とされた!!パンがないならケーキを喰らえ!!!

まだあともう1セットあるんですけど、どうなっちゃうのかしら。



【813】
唄う鳥が告げる最期
叫ぶ花は影になる

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アンチヒロイズム・メタルロックバンド『カナシバリ』 Vo&G/カナシバリ社長/カナシバリofficial⇒ http://www.kxnxb.com//Twitter ⇒ https://twitter.com/navi_sick