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22'毎日王冠/各馬考察④ポタジェ

★基本データ+血統★

★好走レースのラップとバイアス★

★馬場・コース適性★

★脚質★

★総合評価★

今年は大阪杯を勝って嬉しいGⅠホースに仲間入り。
そんな22'大阪杯について。
超高速とまではいかないが明確に高速馬場。
ジャックドールが作るペースで割とレース全体的に流れた形。基礎スピードを質的に求められた有酸素運動戦と見て良いだろう。
この時の追切評価は「C」。良くは見えていなかっただけに、こういうレースタイプは得意なのだろうと。
2勝クラスを勝ち上がった西部日刊スポーツ杯や、3勝クラスを勝ち上がった岸和田Sも、基礎スピードを質的に求められた有酸素運動戦。
高速馬場の中、レース全体で流れるような展開でこそ本領発揮をするタイプと見て良いだろう。

21'金鯱賞について。
タフ馬場に振り切っており、重馬場と含水率も高かった。
ギベオンには粘り勝ちをされてしまったが、こういう馬場を得意とするデアリングタクトと差の小さい競馬をすることが出来たし、グローリーヴェイズを抑えての3着と悪くない競馬だったとは思う。
レースタイプとしてはタフ馬場型の有酸素運動戦。
21'新潟大賞典も良馬場表記ではあるが、タフ馬場に振り切った有酸素運動戦でタイム差なしの2着。
1勝クラスを勝ち上がった生田特別も、タフ馬場型の有酸素運動戦。
タフ馬場に振り切ったり、含水率の高い馬場になり切ってしまえば、強く狙いやすいタイプだろう。

21'毎日王冠について。
超高速寄りの馬場で、トーラスジェミニが作るミドルペース戦。
ロングスプリント型の無酸素運動戦で、シュネルマイスターやダノンキングリーといった強敵相手に0.2秒差の競馬。正攻法で完全に負けた形ではあるので一線級と並ぶと少しパンチ不足な感じは否めないが、それでも十分戦える力はある感じがする。
今回のメンバーであれば、ロングスプリント型の競馬だとサリオスやダノンザキッドが強敵になってくるだろう。
また21'白富士Sもロングスプリント型の競馬で勝ち切っており、どちらかと言えば有酸素運動戦寄りのレースタイプだった。

22'金鯱賞も割とロングスプリント型の競馬で敗戦を喫したわけだが、どちらかと言えば無酸素運動特化戦寄りだったし、なにより後方からの競馬になってしまったのも影響しただろう。
無酸素運動特化戦についていえば、21'天皇賞(秋)は完敗のレースだった。

上記から「有酸素運動戦>無酸素運動戦」が合うのは間違いない。
有酸素運動戦に関しては、高速馬場で基礎スピードの質が求められるタイプがベストだが、タフ馬場型のようなパワーが求められるタイプの有酸素運動戦でも高パフォーマンスは期待できる。
一方で無酸素運動戦は「ロングスプリント型」ならばある程度のパフォーマンスは期待できる。ただしロングスプリント型の中でも有酸素運動寄りのレースタイプの方が好ましい。後半は11秒台前半よりも11秒台半ばのラップが刻まれる方が良いだろう。10秒台~11秒台前半のラップが刻まれるような無酸素運動特化に近い競馬になると難しいんじゃないかな。
今週の雨模様というのはポタジェにとっては恵みの雨になる可能性は高いが、どうも週末は雨が降らない予報にシフトしてきている。超高速寄りの馬場になればスローペース戦になると無酸素運動特化戦になりやすいので良い条件ではないだろう。レッドベルオーブがハイペースで引っ張ってくれる展開になれば良いんだけどね。
ポタジェは高速馬場の場合、展開一つで全く違う着順になるタイプだと思うので印のつけ方は難しい。



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