アートについて調べてみた
デザイナーとして会社で働き始めて2年経ちました。
はやいです。光陰矢の如しです。
デザイナーなのにどうしてアートの記事を書くに至ったかと言いますと、
尊敬している先輩デザイナーさんとのお話の中で、よく「デザインとアートの違い」の話がよく出てきます。
アートとは問題提起。デザインとは問題解決。
だとぼんやりなんとなく捉えています。
が、
アートについては、他人にしっかり説明できるほどの知識はないので、
そんな状態でデザインとの違いについて考えるのはナンセンスのように思い、
アートについて知ろうと思った次第です。
アートとは
これまでの価値観・美の基準を変えること。人の世界の見え方を変えること。
引用:「アートとは何か。現代アートとは何か。西洋美術史から考える。」
引用先のページにてとてもわかりやすい例が挙げられているのですが、
昔、パリでは雨は見えない物として絵には書かれていなかったそうです。
そこに、雨を線で表現した絵が広まり、雨を線として捉えるようにしなったそうです。
このようにアートは、人の価値観や認識を変えるものを指すそうです。
(...おもしろいですね。)
アートの価値
ではアートの価値とは...なんなんでしょうか?
うまいとは言い難い絵、ただの歪んだ丸の絵や、切り裂かれたキャンパス
どこがいいのかわからないのに何千万、何億万と高値がついている。。
これは学生の時に少し勉強したのですが、
「需要と供給」「美的価値」「希少性」
の3つで成り立っています。
多くの人がほしい!と思えば価値は必然と値段は上がるし、なんでもないの1冊のノートでも、「ピカソが絵を描くきっかけになったノート」という背景を知れば、途端に価値が生まれます。
それは人によって千円しか価値がなかったり、数百万だったり、変動する物なんですね。
美的価値とは、人の感性を変えたもの。という意味で、雨を線だと認識を変えたものや、何か心を揺さぶるようなものをいいます。
お金の話ばかりになってしまいましたが、アートが存在する価値ってお金だけなんでしょうか...
アートの役割とは
アートの見方については、完全に人の感性にゆだねられています。
(もちろん、作者が伝えたいことや感じたこと、訴えたいことをベースにその先の解釈を委ねているという意味です。)
金魚と光の展示会「アートアクアリウム」についても、
多くの金魚が生まれた種の可能性というポジティブな解釈をする人もいれば、
全く違うネガティブな解釈をする人も。。
(映画や小説の、ハッピーエンドかバッドエンドか、解釈が分かれるあたりが似ていますね。)
多くを語らない分、想像の余地があるところが味噌なのかも知れません。
だとしたらアートというものは、
見る人に問いを投げ、考えさせ、
人とのコミュニケーションをうみ
固定概念を壊したり、新しい解釈をさせる。
思考の代謝を上げるものなのかも知れません。
良くも悪くも新しい考え方を生み出し、新しい世界を作れてしまう可能性を秘めてるんですね。
(気付けば「アートとは」に戻る...)
さて、アートについて(前よりも)知ることができたので、これをベースに次はデザインについて知見を深めていこうと思います。
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