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7年目のリスタート

本日6月1日は『写真の日』、そして7年前に下北沢の四畳半ほどのちいさな部屋で事務所兼アトリエ「Maison PHOTOGRAPHICA」をスタートさせた日でもあります。写真好きな人たちが集まる場所になったらとの思いで名付けました。
下北沢の部屋はオーナー会社都合で一年経たずに転居することとなり、次の場所は渋谷のおとなりの池尻大橋。ちょうど夫が12年勤めた写真通信社を退社しフリーランスになったこともあり、二人で共有することに。部屋の大きさは倍ほどになり、窓もあって明るくて、ここならたくさんの人をお迎えして写真の楽しさを伝えられると意気込んでいたところ翌年からコロナ禍が始まり、不完全燃焼な時期が続くも、コロナをきっかけに犬猫の保護活動団体応援チャリティー『イヌネコLovers』を立ち上げることができました。禍福はあざなえる縄の如しとはよく言ったものです。
コロナとの共生に舵を切りつつあった2022年末、我が家の長男猫フーが悪性リンパ腫と診断され、翌年から治療が始まりました。週に一度の抗がん剤治療を続ける中で池尻のアトリエを閉める決断をしたのが6月。退去は8月末でしたがそれを待たずにフーは旅立ってしまいました。

フーとの時間はまだ止まったまま

夫ともいつかまたどこかで再開できたらいいねなんて話をすることもありましたが、積極的に探す気にもなれず鬱々と過ごしていた昨年末、自宅の近くのずっと気になっていたギャラリーに以前グループ展でご一緒したことのある方の展示を見に行き、居心地の良い雰囲気と家からの近さに惚れ込み、今年になってからイヌネコLoversの会場として貸して頂くことに。
最終日翌日に搬出のため朝イチに自転車で商店街を走っていてなんとなく不動産屋さんの空き部屋情報を横目で見るとなんとも好条件の物件を発見。
出張だった夫が帰ってからその話をしたところせっかくならと翌日見に行くことに。
翌日内見し、思った以上の好印象に俄然乗り気になりそのまま申し込みをして翌週には契約。自力で床を剥がしたりしつつ、GWがあったので内装工事が少し遅くなりましたが一応本日6月1日、夫の事務所兼私のアトリエとしてMaison PHOTOGRAPHICAを再スタートさせます。

もう少しだけ模様替えをする予定

主に私がワークショップや座学レッスンの場として活用しつつ、私の写真集や写真を使った雑貨、オリジナルプリントの販売なども行います。また、「明るい暗室工房」と名付けたプロセレクションプリンターを使ったプリントサービスも再開します。たまに夫が撮影で使うこともあるかも?(笑)
これまでは私の方でスケジュールを組んで参加者さんを募集するスタイルでしたが、家が近くなったこともあり、今後はもう少し柔軟に対応できるようにしつつ、写真だけでなくこの場所を生かしたイベントなども企画していきたいと思います。そちらは近々正式にご案内させて頂きます。

まずは今月末にニューアトリエのお披露目として私と夫の写真を展示してみようと思います。近くなりましたらまたこちらで告知させて頂きますのでぜひ遊びにいらしてください。

Maison PHOTOGRAPHICA
〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-12 1F
小田急線「祖師ヶ谷大蔵駅」徒歩1分
12:00-18:00(不定期OPEN/Instagramにてスケジュールを公開します)


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