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【0815】劇場にて

こんばんは、要小飴と申します。

遠く金沢の地でコトリ会議が公演を行なっておりますが、私は大阪、ウイングフィールドで浪花グランドロマンさんの公演を観ました。

この公演は、もともとは春先の予定だったものが8月に延期になったもので、今回厳重なコロナ対策をされての本番でした。

まず、受付までのエレベーターの定員を少なくしていただき、ボタンは一階と五階に待機してくださるスタッフの方が手袋をして操作してくださるという徹底ぶり。また、受付と劇場入り口それぞれに消毒液の設置があり、靴底の汚れを落とすマット、私は靴下を履いていたので見ませんでしたが、素足の人は靴を脱ぐタイミングで消毒があると聞きました。終演後はアンケート記入や面会はなく、出入り口に人が溜まらないように、順々に案内されての退館。場内のスタッフさんが終始とても丁寧な対応をしてくださって、とてもありがたい機会だと思いました。

演劇公演というものが、人の力で支えられているということを肌で感じました。見えている部分でもこれだけの尽力。でも、見えない部分でも沢山の労力が割かれているでしょう。

そして、お芝居では登場人物はマスクをしていたり、劇中で換気がなされたり、はたまた物語の舞台がビルの6階にある劇場跡だったり、と今の現実の世界と作中の世界が、ウイングフィールドという劇場を縫い目にして繋ぎ合わさっている感じがして、観劇後の感覚が今までとは少し違いましたね。恐ろしいような、不思議な感覚。

劇場に足を踏み入れて観劇をするということは、少なくとも今は多くの人にとって気軽に出来ることではないかもしれません。それは、招く側としてもそうでしょう。情況が刻一刻と変わる今、容易なことではありません。

それでも、小劇場演劇という営みを続けたいという私たちには、今公演を試行錯誤している方々はパイオニアであって、観劇した私たちもパイオニアなのだなと思います。きっとこの今日が今までの日々の一つの答えであるし、未来にもつながる一手でもあるのだろうと思いました。

遠い未来のことでなくて、今このときのことを考えることの厳しさと喜び。そのことを考えた今日でした。

それでは、今日はこのへんで。

また明日!

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【今日の自撮り】

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眉毛を描くとだいぶメイクした感があります。


いつも見守ってくださってありがとうございます! これからも表現活動、創作活動に勤しんでまいります。 要🍬 小飴