【2-0809】サイレンの音

今日は、長崎の原爆の日。長崎県で生まれ育った私には特別な日。

ちなみに去年は

こういう記事を書いた。

長崎県の小学生は、今日が登校日のはずだ。私も高校まで、毎年この日の11時2分には鳴り渡るサイレンを聞きながら目を閉じた。大学進学以降、岡山、大阪と、住まいを移して、このサイレンを生では聞くことはなくなったが、必ずと言っていいほど毎年晴れる登校日に、学校で聞くサイレンは記憶に深く、青い空を背景にした記憶として残っている。サイレンが鳴る間、街がしんと静まり返るようなあの空気。あの音と空気の記憶をずっと持ちながら、この先も生きていくと思う。

記憶の中のあの音の響きには、平和学習として聞いた、恐ろしい話、悲しい話、そんな響きも含まれている。あの音を思い出すと、過去から「おーい」と呼ばれているような気すらする。現代に生きる私はそれにどう答えたらいいのか分からない。だけれど、その声を聞き続けていようと思う。聞き続けなければならない、そう思っている。


いつも見守ってくださってありがとうございます! これからも表現活動、創作活動に勤しんでまいります。 要🍬 小飴