【哀酒多飲ノート】 〜 沖縄で観る 風景や星空 〜

大学受験の頃、Z会のペンネームを【哀酒多飲】に。 中高は、修道院横の図書室でSFや自然…

【哀酒多飲ノート】 〜 沖縄で観る 風景や星空 〜

大学受験の頃、Z会のペンネームを【哀酒多飲】に。 中高は、修道院横の図書室でSFや自然科学の本を、 下宿先ではアインシュタイン選集やニュートンのプリンキピアを読み耽りました。 そのまま、一浪:) 天文や数学、歴史、生物、風景などを伴として、吾が終宴まで楽しみ続けたいと思います。

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ご挨拶 (2021年1月23日)

東京タワーと同じ年の生まれ。 アポロの月着陸を生中継で見て、自然科学に憧れ、大学まで理系でした。 中学・高校の頃は、ニュートンのプリンキピア・マテマティカやアインシュタイン選集を読み耽っていました。 有名な逸話ですが、ニュートンが「りんごが木から落ちたのを見て」万有引力の法則を発見したのは、ロンドンにペスト(黒死病)が大流行して、ケンブリッジ大学が2年間にわたって封鎖されたため、故郷の家に戻り、庭の林檎の木の傍らで思索に耽っていた時だったと伝えられています。 現在のコロ

    • しぶんぎ座流星群の流れ星

      新年早々の1月4日未明に、しぶんぎ座流星群のピークを迎えるとの記事を見て、早起きしてみました。(4時起床!) 前夜寝る前(と言っても24時過ぎ)に、三脚とカメラをベランダに設置して、未明の時間帯でのタイマー撮影の設定を行っておきました。 その際にちょうど空に出ていたプレアデス星団とヒアデス星団の付近が、こちらです。 拡大すると、2つの星団の星々が綺麗に見えています。 さて、4時半頃からベランダに出て、肉眼でも目を凝らしていましたが、何回か「スーッと」流れた気配を感じた程

      • 【摩文仁の空】 月と金星、土星、木星が輝く

        12月のある夕方、西側の空が晴れ渡っていたので、月や金星を眺めに、摩文仁の丘に登りました。 昼間に訪れた際の様子は、前回の記事(↓)を御覧ください。 前回と同じく丘の脇から直接上がれる階段で、丘の突端部に上がりました。 あまり動きはありませんが、タイムラプスでも御覧ください。 波が打ち寄せているのも見えるでしょうか。 こちらも、タイムラプスをどうぞ。刻々と夜空が黒く染まっていきます。 まだ、19時前ですが、すっかり闇に閉ざされてきました。 足下も見えづらいため、このあ

        • 那覇〜本部を、高速船(ジンベエマリン)で往復、 『軽石』とも遭遇

          那覇の泊港と、美ら海水族館のある本部(もとぶ)の渡久地港とを75分で運航する第一マリンサービスの高速船が、期間限定(2021年 10/16〜11/14)で ”ワンコインキャンペーン”を行っているということで、”乗り鉄” 気分でワクワクしながら往復してきました。 往復で通常 大人3,000円のところ、ワンコイン2枚の1,000円! 晴天に恵まれた某日、”乗り船” 敢行を即決です。 那覇の泊港「とまりん」。身近にありながら、船に乗るのは久しぶりです。 出航前の『ジンベエマリン

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        • 沖縄で観る星空を撮りたい
          13本
        • 沖縄でスケッチを撮りたい
          4本
        • 【風景短編】
          5本

        記事

          電視観望にトライ #2 (PC画面も)

          10月末、雲の少ない晩がありましたので、短時間ですが幾つか追ってみました。 いつもと同じく、那覇市中心部のマンションタイプの自宅ベランダから、西向きの狭い空に向けての電視観望です。 【NGC752 散開星団】 アンドロメダ座の散開星団で、大きく広がっています。 【NGC7009 惑星状星雲 (土星状星雲)】 中型口径以上だと土星の環のような出っ張りが左右についている姿が見えるようです。形は判然としませんが、綺麗な色に輝き、少しだけ広がっている様子が伺えます。 【NGC7

          電視観望にトライ (*^^*) #1

          小型屈折望遠鏡とCMOSカメラで月を追いながら、その後、自動導入できる経緯台を入手して恒星や星団などの電視観望にチャレンジを始めました。 今回の機材の構成については、こちらにリストアップしています。 9月後半から10月前半にかけて、3晩ほど晴れた夜に、ベランダから西側の夜空を追ってみました。 立ち並ぶビルの上の、ベランダの軒先との間、タテ30°、ヨコ90°ほどに切り取られた夜空を、流れ寄ってくる分厚い雲を避けながらの筒さばきです :) 【ベガ】 こと座のα星。七夕の織姫

          電視観望にトライ #1 (機材編)

          写真の、上の方から順番にリストアップしてみます。 【望遠鏡 鏡筒】 ■ SVBONY社製 SV503 70ED F6 屈折式望遠鏡 (口径70mm、焦点距離420mm) 【CMOSカメラ、フィルター、フラットナー】 ■ ZWO社製 ASI 294MC(カラー/非冷却モデル) ■ サイトロン社製 Quad BPフィルターII(クアッド バンドパス フィルター) これの「アメリカンサイズ」フィルターを、CMOSカメラの1.25"ピースに、ねじ込んで装着しています。

          【風景短編】 大度浜 ジョン万次郎上陸の地

          撮影: 2021年9月 摩文仁の平和祈念公園から少し南に下ったあたりから、米須の家々の間の狭い路地を抜け、大度海岸の浜に至ります。 大度海岸の浜に日が落ちていきます。 駐車場がほぼ埋まっていて、なんだろうと思っていたら、海岸の方に人が多く出ています。 沖の方に目をやると。 たくさんのサーファーがいました。南部のサーフィンのメッカの一つのようです。 海岸と反対の小道を進んでいくと、ジョン万次郎の上陸地を示す記念碑が立っています。 米国に渡っていたジョン万次郎が、サク

          【風景短編】 大度浜 ジョン万次郎上陸の地

          ほぼ中秋の名月

          撮影: 2021年9月20日 今年の中秋の名月の日の、2日前。 晴れ渡った空に惹かれて、東の空に登る月を観に出掛けました。 場所は、沖縄半島の中南部の東側。与那原町の東浜(あがりはま)。 中城湾に面した一角が、与那原マリーナとして整備されています。 左側はマリーナの突堤。右側は、知念半島の丘陵。 ちょうど、綺麗な(ほぼ)満月が、雲の上に上っていきます。 右側手前にあるマリーナの施設。 左側の突堤には、釣りをする人や散歩の人たちが。距離を保ちながら静かに夕暮れ時を楽し

          【風景短編】 六田原展望台(大宜味村)

          撮影: 2021年8月 沖縄本島北部。風光明媚な塩屋湾を見渡せる風景をもとめて、湾沿いの山の上にある「六田原(むたばる)展望台」を訪れました。 塩屋湾。 湾の入り口に浮かぶ宮城島。横切って走る道は、国道58号線。 海の中に見える、右はしの「古宇利島」。 左へ、古宇利大橋、屋我地島。 奥には、伊江島が横たわり、そのタッチュー(城山)の姿も見える。 手前は、屋我地島。その左手に小さく見える白いアーチ橋は、屋我地島と本部半島を結ぶ「ワルミ大橋」。ビューポイントです。 奥

          【風景短編】 六田原展望台(大宜味村)

          羽地ダム、御願所の猫たち

          撮影: 2019年5月、2021年6月 沖縄本島北部、美ら海水族館のある本部半島のつけね、名護市の辺りです。 羽地ダムの一帯が公園緑地として整備されています。 毎年ゴールデンウィークの頃に「鯉のぼり祭り」が催されています。 (2019年撮影) ダムの堰の上にも、その向こう側にもたくさん泳いでいます。 そして、ダムの入口付近、道路の脇に地元の御願所(うがんじゅ。ごがんしょ。各所にあり、人々が拝みに行く聖地)が、きれいに手入れされて佇んでいます。 ナハチヌではなくて、ナ

          【風景短編】 知名崎海岸

          撮影: 2021年9月 沖縄本島の南部東岸、太平洋と中城湾に突き出した知念半島です。 まずは、地図の左下、丘の上のユインチホテル南城の敷地の端のあたりから、半島の右上方向(北端辺り)の見晴らし。 丘の上に左右に広がるゴルフ場、守礼カントリークラブです。 以前に何度か回りましたが、少し外すと球が斜面を駆け下って、まったく見つからずにヘトヘトになりました :) 左側の、馬天のあたりと、中城湾の先に広がる風景。 坂を降りて車を走らせ、知名崎海岸にやってきました。 先ほどの

          【風景短編】 摩文仁の丘 黎明の塔

          撮影: 2019年10月、2021年3月 撮影日以外にも、摩文仁の丘を、ひとりでよく訪れています。 遠く、物心ついた頃から本や資料で何度も見てきた、沖縄戦の、実在した現場の一つであり、最も象徴的な場所のひとつとして。 丘の頂上を見渡せるところから。黎明の塔も、頭を覗かせています。 多くの人々が訪れる平和祈念公園の、正門から数百メートル離れたあたり、摩文仁の丘の麓に、整備された広場があります。 丘に上がっていける階段道が作られています。 平和祈念公園の正門から入って摩

          【風景短編】 西崎での星空

          撮影: 2021年4月 那覇市の南に、豊崎、西崎、潮崎と続いています。その西崎の、東シナ海に面した西側の堤防の一角です。 堤防に沿って北側の先には、豊崎、瀬長島を挟んで那覇空港の滑走路が南北に伸びており、風の向きによって離着陸の向きが変わります。 ちょうど、一機がこちらに向かって離陸し高度を上げている姿が見えます。 西側には、右手前の前島と、左奥に渡嘉敷島が、くっついて並んでいるように見え、そこに陽が沈むところでした。 その左はしの手前に並んで見えるのは岡波島で、100

          沖縄で観たスーパームーンの皆既月食

          2021年5月26日、事前にテレビ等でも盛んに取り上げられていましたが、24年ぶりのスーパームーンの皆既月食が観られるということで、期待して当日を待ちました。 梅雨のさなかの沖縄でしたが、流れる雲の切れ間に、その姿を楽しむことができました。 今回は月出帯食(げっしゅつたいしょく:月が欠けた状態で昇ってくる)なので、東向きの水平線が開けた場所に赴くことにし、那覇からも近い本島南部の東海岸を候補に、知念岬やニライカナイ、あざまサンサンビーチ、百名ビーチなどを想定した末に、なるべ

          沖縄で観たスーパームーンの皆既月食

          那覇空港の上空に浮かぶ星座

          ゴールデンウィーク期間中の、2021年5月2日。 コロナ禍は2年目を迎え、正しく怖がるはずの行動自粛も、全体のトーンが減衰してきていますが、還暦過ぎた身は、不要不急や人出の多い所への立ち寄りは極力避けている此頃です。 天気の良かったこの日も、近場で、人の少ない河口の堤防に、夜空を眺めに向かいました。ただ、せっかくのGWということで、少しは華やぎ感も欲しかったので、飛行機が見えて、猫もいる(はずの)場所にしました。 那覇空港から国場川の河口を挟んだ対岸の、公園のように整備され