見出し画像

自分の書いた文章に違和感を覚えたので、なぜなのか分析レポートにしてみた。

昨日書いた『20代が終わるまで、「諦めグセ」だけはつけないほうがいい』という話。

伝えたかったことは、確かに「諦めるクセを若いうちからつけてしまうと、本当に頑張りたい時に頑張れないから、諦めグセはつけないように頑張ろうな!」という話が書きたかったのは間違いなかったのに、出来上がった文章を何度読み返しても、なんか納得ができなくて、何かが不自然で、違和感を感じたまま1日くらい過ぎてしまいました。

もっとも簡潔にいえば、「わたしらしからぬ文章」であることは間違いなく、何がそうさせているのか知りたくて悔しいので、今日はその分析で1本書こうと思います。

主旨はブレてない。じゃあ、何が良くなかったのか?

気になった違和感ポイントを列挙することにします。

ー説教くさい
ー同じことを何度も言っている気がする
ー丁寧な口調が気持ち悪い
ー「いいこと言おう」としている感じがそこはかとなく漂っている
ーゆるさがなく、押し売り感が強い
ー例に挙げたエピソードが、主張の本質的なところとズレている。
ー言葉が整理されていなくて、文章自体が読みづらい
ー中見出しにもっと工夫の余地があった。

色々と気になる点が掘り起こされますが、結局のところ、「もっと簡潔に言いたいことが伝えられてないのでダメだ」というのが最終の結論に。

そして、何より主張が当たり前すぎて陳腐なものになっている感じが、わたしの「違和感」「気持ち悪い」に繋がっているように思いました。
「諦めグセをつけないで20代最後まで過ごそう」という主張に間違いはなかったとしても、いつものわたしは単純に「諦めるのは良くないよ」ということにあまり価値を感じておらず、そこで終わりたくもなくて。
もう一歩先に進めると見える景色を絞り出そうとしている気がします。
また今回も、書き終えてから「あ、これってこういうことよね」って言うフレーズが思い浮かび、「ああ、しまった。早まってリリースして失敗だった。もうひと練りすればもっと言いたくて伝えたいと思える核論に近づけたかもしれないのに、と思いました。
その、文章を書き終えて後悔した後にたどり着いたさらなる主張はこちら。

「諦めることと諦めないことのバランスのいい人って素敵だなと思っています。自分ではどうにもならないことは潔く諦められるけれど、自分の力で良くできることには諦めない。前向きな「諦め」と前向きな「諦めない」が最強なきがする。後ろ向きは時々ぐらいにしておいたほうがいいね。」

という内容。
最初の記事を公開したときには「諦めちゃいけないこと」ってどんなことなのかが明確に書けていなかった。

もし今もう一度整理をするとしたらアウトラインは以下の通り。

(Before)
タイトル『20代が終わるまで、「諦めグセ」だけはつけないほうがいい』
 ・(導入)
なぜこの文章を書いているか、何が読めるか
 ・自分の人生を振り返ると「諦めなかったこと」が今の自分を作っている
 ・言い訳を見つけては頑張ることを避けていた時期を経て
 ・諦めれば苦しまないかもしれないけれど、見える景色は変わらないまま
 ・諦める理由はいくでも見つけられる。頑張る理由が1つ見つかったらそれは宝だから、手放さずに信じて粘ったほうがいい。
 ・最後に、20代いっぱいは「諦めグセ」から逃げたほうがいい理由
 ・(後記)あとで思いついて追記したこと
(After)
タイトル『10〜20代、「諦めグセ」だけはつけないほうがいい』
 ・(導入)なぜこの文章を書いているか、何が読めるか
 ・自分の人生を振り返ると「諦めなかったこと」が今の自分を作っている
  →気づきを得たエピソード
 ・言い訳を見つけては頑張ることを避けていた時期を経て
  →ヤバかった時代の話。諦めたことで後悔することになった核になる部分をシンプルにまとめること。
 ・諦めれば苦しまないかもしれない、けれど見える景色は変わらないまま
  →エピソードを受け、教訓となったことをまとめる
 ・10〜20代が「諦めグセ」から逃げたほうがいいワケ。
  →なぜ年齢を限定しているのかを書く
  →Actionで最後を締めるために、ラスト2つのトピックを入れ替え。
 ・「頑張りたい理由」は見つかっただけで奇跡、手放さず信じて粘ること
  →タイトル長いので変更。
  →信じられることを見つけることが容易ではないこと、「諦める」ことの種類とバランスの良い考え方の提示
 ・(後記)直近でわたしが諦めた話、諦めなかった話をコミカルにまとめて読後感を重たくしないように終わる。

で、この文章に入れたらわたしらしくなる文章はやっぱりこれだったはず。

「諦めることと諦めないことのバランスのいい人って素敵だなと思っています。自分ではどうにもならないことは潔く諦められるけれど、自分の力で良くできることには諦めない。前向きな「諦め」と前向きな「諦めない」が最強なきがする。後ろ向きは時々ぐらいにしておいたほうがいいね。」

ちょっと思いつきのままツイートしているので、書き換えて以下を最後に伝えたかったこととして残しておきます。

生きていく上で、「諦めること」と「諦めないこと」のバランスはとても大切。
今回は「諦めるな」と言いたくて書いたけれど、何もかも諦めない生き方は正直しんどい。力を抜くべき部分がなければいつかエンジンが切れてしまって、本来諦めてはいけないことも諦めなくてはいけなくなるのは、本末転倒な話です。
どこを基準にするかについては、自分の力で変えられるかどうかを軸に考えてみてもいいかなと思っています。
「自分ではどうにもならないこと」は潔く諦められるけれど、「自分の力で良くできること」は諦めない人であること。
前向きな「諦め」と前向きな「諦めない」をうまく行き来して楽しい人生にしていければと思っています。

本記事は投げ銭制にしました。
日本各地に行って見聞きしたものを書きたいので、ちょこっとばかりギフトでいただけるとすごく嬉しいです。

ここから先は

0字

¥ 100

\ありがとうございます!/ いただいたご厚意は、新しいチャレンジに役立てます!