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空(そら、から)を眺めて空(くう)を観る

宇宙に向かって呼びかける声は、

自分の中心に鳴り響く。

宇宙の彼方は自分の中心。

"自分"の自は鼻からできた漢字で、

それ自体という意味がある。

体の面(うわつら、ひょうめん)にフォーカスし、

体という物質を空から分けた言葉。

空(そら)や空(カラ)を眺めながら、

自分が空(くう)であると観じる。

目の前の物質から空間(※)に視点を移す。

空間を観ていると、物質に含まれる空間にも気づく。

体や目の前の物質は粒子や音であり、

物質は空間に溶けあう幻想。

空から自分を分けたことにより、

体という物質が固体化され、

体で触れた物も形ある物のように感じるが、

体と物の接触点、体が触れていない部分が、

固形かどうか確かめる事はできない。

目では見えていても、

それが固体かどうかは、

体で触れないと分からず、

触れてしまえば固体化するとしたら、

触れていないところはなんだろう?

空はすべてを含み、すべてで在るが、

触れあうことはできない。

自分があることは奇跡のような体験。

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※本当は空間ではなく空。"空間"は空と物質を分けた言葉。"空"は物質を含む。


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