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バンコク旅行⑨完結 ギラギラした夜の街で熱を帯びた私たちは。


闇取引がうまくいった感じの写真から始まってしまった。

(闇取引の割に笑顔で明るい)


ここバンコクといえばエネルギッシュな夜の街と夜の人々が印象的だ。

圧倒されるほどのギラギラとした街並みは、昼間の長閑で楽しげな雰囲気とは一転して、強いバンコクの未来を予感させる。

対照的だけれどどちらも、バンコクそのものだ。


昼間ののんきな風景はこちらから。↓


カオサン通りから街並みを散策し、中心地に戻る頃には夜が近づいて来ていた。

だんだんと車が増えて、渋滞しだし、クラクションが鳴り、ピカピカとしたネオンが一面につき、街全体がギラついた雰囲気に様変わり。

渋谷の夜のようなイメージ。


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車も多いが人も多く、ビルは高さより幅を利かせていて、ビルいっぱいの巨大なデジタルサイネージが、ドッカンドッカン花火の映像を映し出し、そこら中音楽が流れ、祭りのような賑わい。(多分これ、毎日そうなんだろうな)


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Siam Discovery

総合監督をnendoの佐藤オオキ氏が手がけたという、総合デパート。

ギラッギラの近未来感がバンコクの夜にマッチしている。


すぐ近くの、バンコク・アート&カルチャーセンター(BACC)にも行ってみた。

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近くのアートスポットでは、FUKUSHIMAに関する展示を開催していた。

赤べこ、こけし、福島の四季折々の風景写真、工芸品などの展示。

ギラギラした街並みから一転、閑静な施設内はコンテンポラリーアートや可愛いグッズのあるミュージアムショップなどで、一息つくのにぴったりだ。


日本でも有名?な「マムアンちゃん」のグッズも、こちらの3F「happening」で販売している。かわいい。楽しい。


ひとときの緩やかな時間を過ごしてから、またギラついた街並みへピットイン。

夕食は、「カオマンガといえばここ!」とガイドブックに載っていたお店へ、歩いて行ってみることに。


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「ピンクのカオマンガイ」と言われるお店「ラーン・ガイトーン・プラトゥーナム」は、スタッフみんながピンクのウエア、お店全体もピンク色に統一されていて、遠くからでもあそこだ!とわかりやすい。

そしてすごい行列だった。。。


いくら美味しいお店でも行列には並ばないスタイルの私たち夫婦。だけど、ここまで来たのだし、旅も最後だし、、、ということで並ぶ。

でもさすが人気店、そしてメニューがかなり絞られているせいか、回転がめちゃくちゃ早い。長い行列もあっという間に進み、すぐに席に着くことができた。


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メニューは本当に少ないので、基本的にはカオマンガイ(普通サイズとビッグサイズがある)と、サイドメニューを少し頼めば終了。

試しに「ニガウリのスープ」を注文したけど、これがまた滋味深くとても美味しい!漢方のような深い苦味があるものの、だし?なのかコクも感じられて、鶏肉とのバランスがとても良かった。


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そしてカオマンガイ。

とてもとてもシンプルな構成で、茹でた鶏肉とその茹で汁で炊き上げたご飯がとても美味しい。ほろほろと崩れる柔らかいお肉。

普通サイズが割と小さめなので、スープとカオマンガイどちらも注文してちょうどよかった。

付属の辛みダレをかけると味の調整もできる。(辛いの苦手なのでタレなしで食べた)

料金も、カオマンガイ150円程度なのでめちゃくちゃお得で美味しくて・・・かなりオススメの食堂。また行きたい。


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アジアの食堂って結構こうやって、道にせり出してて、外と中の区別がないとこも多いよね。

個人的に、完全室内の綺麗で清潔なレストランより、衛生面ではちょっと不安な小さな個人の屋台より、その間をとったようなこういった半屋外の食堂が一番好きだ。

楽しい。

賑やか。


どうやら日本にも姉妹店?があるようなので、いつか行きたい。


帰りは念願のトゥクトゥクで。

夜のトゥクトゥクの怪しさったらないのだけど、一回くらいは乗りたいよね。


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それぞれに個性があるので、どのトゥクトゥクに乗ろうか考えるのも楽しいかも。なんにせよ、どれも光ってるけど。


夫は「V.I.P.」とシートに書かれたトゥクトゥクに乗りたがっていたけれど、陽気なにいちゃんがほとんど強引に「乗って行きなよ!」と誘って来たので、まんまとその流れで目の前のトゥクトゥクに乗車することに。

ここで苦手な価格交渉だけど、相場は一切わからない。

タクシーやGrabと比べるのは完全にお門違い・・・トゥクトゥクは交通機関ではなく観光用のアトラクションなのだ、ということにここで初めて気がつく。


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とりあえず乗れ、と言われて乗って、夫が交渉する。

目的地はまっすぐな道を行くだけで着く駅近くのルンピニー公園。

乗車料金と同じ料金のチップを請求された。笑

強引だけど、楽しげなお兄ちゃんだったので、まんまと乗せられる二人。


このトゥクトゥクがまた、、、渋滞している車の隙間をぬうようにものすごいスピードで走り抜け、とにかくジェットコースターみたいだった。

「いっくぜ〜!!」みたいな感じで、楽しませようと左右にぐわんぐわん車体を揺さぶり、急ブレーキに急発進、乗ってる間中ずっとすごくて、めちゃくちゃ怖くて面白くて、ギャーギャー叫びまくっていた。

ここ数年で一番叫んだ。。。

あと、ちょっと死を覚悟した。。。

(日本に帰って来てから、きちんと安全運転している上にシートベルトまでしているのが不思議な気持ちになった。トゥクトゥクで事故ったらかなりの確率で死ぬのに。)


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他のトゥクトゥクドライバーがどうなのかはわからないけれど、とりあえずアトラクションとしては完璧以上のものだったので、チップをきちんと多めに払い、楽しませてくれてありがとう!と握手をして別れた。

このドライバーさんを見つけたら是非乗ってみて。笑


降りた後もなんだか笑いが止まらず。

Grabみたいにドライバーを評価できる仕組みがあったら、トゥクトゥク乗りも評価できるのになあ〜さっきの人、1000点つけるわ〜と、夫と話しながらホテルへ。


旅の最後に良い体験ができた。


***


そしてあっという間に旅は終わり。

電車より車の方がかかる時間が短そうなので、最後のGrab利用で空港まで。


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空港でお土産を買って帰路へ。

(お土産は、「もっと買っておけばよかった!」のこちらのタマリンドジャムを挟んだバナナチップがオススメ)


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そんなこんなで、無事帰国。

短いながらもかなり充実したバンコク旅行。

実質、まる2日間だけの観光の割に、かなりたくさんのところに行って、いろんなものを体験できた。


バンコクは朝から夜までずっと賑やか。

海鮮が美味しい。

屋台もそこら中にあるし、物価も安いので気軽に楽しめる。

観光地もいいけど、街歩きがオススメ。


また行きたい!


(完)

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