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レジで「サイズに間違えはないですか?」と聞くことについて


お店をやっている人ならではの視点なのかもしれないけど、「レジで商品内容を確認する」というのはなかなか奥深い行為なのである。

基本的にスーパーのように「コロッケ2つ入り1点、ヨーグルト2点・・・」みたいに単純に商品の内容と数量の確認をするだけでなく、さらに「サイズや色などの確認」が必要かどうか、、、というのはお店をやっている人は一度は考えたことがあるのではないだろうか。


なぜ「確認」に注目するかというと、お客様というものは何気なく手に取ったものを「よく間違えている」からだ。


以前私は、同じ色、同じサイズの枕カバーを洗い換え用含めて数枚買おうとして1つ目のサイズ確認をしてから同じ棚からもう2〜3枚とり、購入した。家に帰ったら、、、1枚だけサイズがとんでもなく違っていた。

スタッフのル・マンドは、Lサイズの湯たんぽと湯たんぽカバーを同じ場所からとったつもりが、同じく家でいざ使おうとするとカバーだけMサイズで使えなかった。

そんな感じで、「自分がちゃんと確認しなかったから悪いんだけど、お店の人もちょっと一言確認してくれたらよかったのにな・・・」って思ったことがあった。


そんな話をRadiotalkでうだうだ話したのがこちら。(音声12分)

↓↓↓


長月では、誰が決めたわけではなく、レジでの商品確認は割ときちんとやっている方だと思う。

いちいち細かい内容までは伝えないけれど、商品の合計の数量や「これ間違えがちだな」というポイントに引っかかるアイテムなどは、各スタッフがそれぞれ気にして確認している。

いつもこんな感じだ。


(焼き菓子3点と、チョコレートが2枚、トップスが白と黒1枚ずつ、ピアス1点、イヤリング1点、靴下3足・・・)

と、独り言的に声に出しつつ、数量を間違えないように確認しながらレジを打つ。独り言でもお客様には何気に聞こえていたりするから、その時点でお客様側で確認もできる。

そこからさらに、

全部で12点ですね、こちらの靴下1足だけ25~27cmですが間違いないでしょうか?あと、ピアスとイヤリングがありますがどちらかラッピングなど必要ですか?

みたいな感じで「これ、間違ってないかな?」ってポイントを確認する。


主に、長月だと靴下や服などのサイズ間違い、ピアスイヤリングの間違い、お菓子など買う数量が多いものの数の間違い、などが多い。

なるべく間違えないように店頭でもPOPなどで表示はしてあるけれど、なかなかそこまで見なかったり見落としたりもするので仕方ない。

最後の砦として、レジで内容確認するというのが「親切なのではないかな?」と思っているのでなるべく気をつけてやっている。


そうやって、長月では普通にやっていることも、実は他のお店ではやっていないことも多いんだなあと気づくことがたまにある。

長月なら、湯たんぽのサイズとカバーのサイズが違ってたら、当たり前のように確認するだろうなあ・・・とふと思った。)


これって結局、間違えて購入された場合、お客様だけじゃなくてお店側も損になるのだ。

たとえお客様自らレジに持っていったとしても、家で間違いに気づいたところでまた買いに行くのも交換も面倒だし、なんか「ただただショック」な1日になってしまう。

「もーなんなの!私!っていうか、えーー?!同じ場所に置いてあった(と思った)のに、なんでこれだけ違うの・・・」って悶々しだすと、自分がレジに持っていったのだからお店が悪いわけではないのに、なぜか「うまく買い物できなかったお店」という印象になってしまう恐れがある。


できれば、買い物してくれた方は一日ウキウキして過ごしてほしい。

「いいものが買えた」「スタッフさんと楽しくお話できた」「かわいいものがいっぱいあった」っていう、それだけで気分が上がるのに、誰も悪くないのにちょっとした間違いなんかで気分が下がってしまうなんて、本当にもったいない。

だから、そうならないようになるべくお店の私たちが「楽しみをおうちまで」持って帰ってもらえるように工夫できるのが一番かな・・・と思っている。


とはいえ。。。。。。

気をつけていてもうっかり忘れることもあるし、こっちが間違えることだってある。笑

偉そうに書いたけど、完璧ではない。

そこは許して、人間だもの。。。


この記事を書いてる途中で気づいて「は!」っとしたので弁解しておくのだけど・・・

つい最近、とっても仲良しなお店に行っていくつか買い物をしたのだけど、私が意気揚々と「これとこれとこれ、この色このサイズでオッケーこれください!」みたいに自信満々でレジへ服を持って行って買ったものの、サイズがまんまと違っていたことがあった。笑

帰りの車で電話がかかってきて「さっきのあの服、言ってたサイズと違ってませんでした?確認せずにすみません、またすぐ交換に行きますね!」と連絡があり、その後すぐ交換に来てくださった。

ここのショップの方はいつも本当に丁寧できちんとしていて信頼できる方達で、今回の件についても完全に私が自信満々だったのがいけないのに(!)すぐに対応してくれた。

それによって、やっぱりいいお店だなと再確認できたしまた行きたいなと思った。


そう思うと、普段からのお付き合いとか信頼関係とかが基本的には大事なのかな、とも思ってくる。(普段から親切なお店であれば、たまに少々間違いがあっても嫌な気持ちは全くしないしね)


逆に他の視点として、「Lサイズでよろしいですか」とか「メンズサイズですがお間違えないですか」というのは、ちょっとだけ「わざわざ聞かなくてもいいかな・・・」という躊躇する気持ちもある。

「大きめサイズですよ!」と宣言しているようなものなので、人によっては声高らかに確認されるのが嫌な方もいるかもしれない。

個人的にはきもーち小さめの本人にしか聞こえない声で言ってみたり、「メンズサイズ」ではなく「〇〇センチ」と言ってみたり、地味に工夫してみている。

地味だな。。。。

そんなことお客様はどうでもいいのかもしれないけどね。笑


***


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